酪農

2019 3月 09日

ドッキリ!

2月下旬、JAから連絡が入った。

2月に行われたバルクのスクリーニング検査において、「マイコプラズマが検出された!」と・・・
まさかの連絡に青くなった。
今まで一度も経験したことない事実だった。
マイコプラズマの菌種の特定にまだ時間がかかるとのことでしたが、感染性の高い菌種ではないことを祈りつつ詳細な検査結果が出るのを待った。
連絡をもらったときは、乳房炎治療をしていたのは1頭のみ。もちろんスクリーニング検査が入った時はその個体の牛乳はバルクには入っていなかった。
他の牛には顕著な乳房炎の牛はいないと思っていたので、正直驚いた。
でも、バルク乳で出たからには牛群に感染牛がいるはず?

数日後、菌種の結果が来た。
幸いにも感染力の強いボビス、カルフォニカム、ボビジェニタリウムではなく、その他の菌種という結果が出た。ホッと安堵した。
ということで、再度翌週にバルク乳の再検査。
そうしたら、今度はマイコプラズマ検出されずとの連絡が入った。
やれやれ・・・・ホントビックリさせられました。
2度目の検査で陽性と判断されたときは全頭の個乳検査の実施をし、感染牛の特定と治療、最悪の場合は淘汰をしなくてはならなかった。治療不可能な淘汰牛が多い場合は経営に大きな打撃を受けることなる。
不幸中の幸いという結果で本当に良かった。
が、今後も注視していかなくてはならない。

マイコプラズマは通常の乳房炎菌検査では発見できず、菌なしという報告がされることが多いとのこと。重度な乳房炎が続発して、乳房炎軟膏での治療も効果が表れないといきはマイコプラズマを疑ってみる方が良いとのことです。
感染力の強いマイコプラズマは早期発見と対処が必要とされてる病原菌。
牛群を守るうえでも迅速な対応が・・・・とはいえ検査結果が出るまでには結構日数がかかるので、畜主の最悪の場合を想定した対処が必要のようです。

でも、我が家には隔離する場所がないのが現実。
なかなか難しい問題ですね。




2019 2月 28日

姉弟牧場

隣町から姉弟夫婦で牧場を営んでいる若い経営者が来られた。
後継者として牧場で働いていて、昨年結婚したばかりのアツアツ弟夫婦、そして酪農以外の仕事をしていた姉夫婦が、戻って来て一緒に就農してる若き酪農家。
この牧場さんも屋外のカーフハッチで哺育しているとのこと。
どこだかの誰かさんが、我が家のハッチの事例を紹介したらしくて、今回の訪問のきっかけになったらしいわ。

主に4人のうち3人は哺乳に携わっているようで、やはり冬場の屋外でのカーフハッチでの哺乳や管理作業は若者でも大変みたいです。
まして、出入り口の狭いタイプのハッチや前にちょっとしたスペースがないと敷料の汚れが早い分、掃除も大変。北海道での厳冬期の屋外哺乳は、まさに仔牛も管理者も過酷な作業だと言えます。私も何も好きで屋外のカーフハッチで飼養しているわけではない。これしか選択肢がないので、苦肉の策を取っていると、いう感じでしょうか(笑) 我が家の事例に何か参考になればと思います。

昼食を囲みながら、雑談♪
羨ましい程、中の良い姉弟夫婦。二組の夫婦が仲良く営農に携わっているなんてとっても素敵な牧場だと思った。
先月就農したばかりという姉夫婦さんは、夫婦で同じ介護の仕事をしていたらしいのですが、お子さんがいるなか、家族そろっての時間がほとんど取れないという職場環境に問題を感じ、実家の酪農に転職することになったのだそう。お陰で家族の時間が取れるようになり、ご主人も初めて酪農を経験するも抵抗なく楽しく仕事をされているとのこと。
酪農が、家族を大切に出来る職業であることに、反対に気づかされた。
昔から酪農は休みが取れなくて、家族旅行もままならない忙しい職業だと思っていた自分だけれど、こうしてある程度スタッフが揃うと、家族を大切に出来る職業としての選択肢に入るのだと、嬉しくなった。

若い酪農家さんたち、色々なアイディアと行動力で、オリジナリティー溢れる明るい酪農経営を進めて行って欲しいし、4人の知恵と力があればきっと素晴らしい牧場になるわ。楽しみ!!!

2019 2月 22日

全酪連セミナー2019 in 札幌

21日・22日と二日間に渡り、新札幌のホテルで全酪連セミナーとワークショップが開催された。私も初日のみのセミナーに参加してきた。
会場は300名という、かつてない程の受講者でした。
常連参加者はもとより、もう10年以上ぶりに再会できた懐かしすぎる友人にも会え、挨拶にひとしきり嬉しい時間を費やせた。

今回の講師はカナダ ゲルフ大学・動物バイオサイエンス学部助教授 
マイク・スティール博士
全酪連セミナーでは、初めての講師でした。


「哺育仔牛の管理と腸の健康」~下痢にサヨナラ~
というサブタイトルが一番の興味どころでした。

内容は初乳の話から哺乳、離乳、下痢、そして自動哺乳まで
基本的な話から、今までの常識を覆す研究発表まで多彩でした。
今回の下痢に関する研究データーから、改めて下痢とはいったい何なのか?
下痢を未然に防ぐ基本的なことの見直し、本当にその下痢に抗生物質の治療が必要なのか?等など今一度、向き合う必要があると感じた。
そして、綺麗な分娩環境、衛生的な初乳、衛生的な哺育環境。コレに尽きることも。そして、離乳はある日突然ではいけない。ゆっくり長い期間をかけて、仔牛にストレスをかけない状態で離乳する必要性も説かれていた。
結果、早期離乳という概念は、仔牛の哺育においては、動物福祉においても、もはや遠ざかる方法でしかないように思えた。

今回のセミナーは基本に戻る、仔牛の動物福祉を見据えた哺育と将来の仔牛の能力を最大限に引き出すための哺育のヒントがあったように思う。

今回のセミナー資料も、裏表紙に我が家の仔牛の写真を採用して頂きました。
ありがとうございます。

しかし、通訳を務められた齋藤氏のテキストには、良からぬいたずらが・・・
何と!仔牛がたばこを咥えているいるんです。それも本物のたばこをセロハンテープで張り付け! けしからん!(笑) ちょっと反省モードのポーズ。
いつも、素敵なパフォーマンスありがとうございます。

昨年秋、隣町から我が家に視察に来てくれたMちゃん!
偶然会場で会い、ひとりで来たというので、一緒に並んで最前列(がぶり席)で受講。
齋藤さんと講師のツーショットに背後霊みたいに強引に映り込んでみた(笑)
Mちゃん、楽しかったね♪ これからも新規一転、楽しく酪農に取り組んでね。


2019 1月 30日

極寒の朝

ここ数日、雪降りの日が続いていただけに、今朝の寒さは身に堪えるほど寒く感じた。マイナス15℃より寒く感じた朝。搾乳をするために牛の入り口を開けるとパーラーに一気に冷気が流れ込んでくる。

まるで、雲海みたいです。搾乳中もずっとこんな状態の中で搾乳を進める。写真の手前にはジェットヒーターを設置しているので暖かいのですが、写真奥、牛の入り口にはヒーターの暖かさも届かず極寒エリア。誰がそこの場所で搾乳するのか?

もちろん、若い人!(笑) 年寄りは労わらなくてはなりません。

「モルゲンロート」ドイツ語で朝焼けで山がピンク色に染まること。
日の出前の数分間、ピンク色に染まる時間帯があります。なんてことない小さな裏山ですが綺麗です。特に冬は空の青さと雪の白さとで、ピンクの染まり方が一段と映えて美しいです。

寒い時期ならではの冬のご馳走ですね。

2019 1月 18日

動画

普及センターから頼まれて、たむら牧場、初の動画を作ってみました。
とは言え、動画を作成したのは次男。私は写真だけが精いっぱい。動画のアップの仕方さえ覚える気もないのがですが、
苦とせずに、ちゃっちゃとすぐに作ってしまうのだから、さすがその道を勉強してきただけあります。
しかしながら本人曰く、かなりクオリティーが低い創りだと言っておりました(笑)

依頼は、我が家で冬場に行っている新生仔牛の扱い方を動画に取って欲しいとのことでした。
もう、何年も前に写真で一連の様子をブログに載せたことがあるのですが、是非に動画に撮って、研修会等で使いたいとのことだったのです。
依頼のあった翌日の夕方。
初産が2頭、立て続けに分娩。搾乳時間を押していて、少々手荒で、せっかちな動きとなっています。
いや、私の性分かしら?(笑)

説明不足やツッコミどころも多々ありますでしょうが、ご覧ください。