酪農

2011 8月 03日

牧場カフェ

実家からの帰り道・・・また 寄り道!
真っ直ぐ帰れない性分?いえ、時間の有効利用と自己判断しています
士幌市街から7〜8km程のところにある、
しんむら牧場「CREAM TERRACE」へ

道道から農道へ入るところにある最初の看板 可愛い!

農道からクリームテラスの建物がある場所へ入る看板
また違った雰囲気の看板です。 


お店の前のディスプレイ
入り口に吊されているプレートもまた違っていて 実に看板に凝ってる

入り口の左側の建物の隅に・・・
驚いた! 牛が建物に突っ込んでいるし!面白すぎです。
オーナーの遊び心に何だかウキウキしてしまう。

中に入って見ると、牛の顔がちゃんと突き出ていた。
インパクトあり過ぎ
そこは 牛グッズやしんむら牧場の商品が並ぶショップコーナー。

しんむら牧場の主力商品が「ミルクジャム」
プレーンの他にラムレーズン・ジンジャーなど5種類ほどあり、全て試食出来るんです。
パンやスコーンに塗って食べる他に、牛乳や紅茶に溶かして飲むのも美味しそうです。

店内のカウンターは白と黒の小さなタイルで貼られた牛柄模様

息子が注文したモカパフェ ボリューム満点

私は、紅茶シロップ付きのクリームチーズワッフル
外側はカリッと中はふんわり軽い感じ
願わくはもっとたくさんクリームチーズがのっていると嬉しかったなぁ〜
近年 農場や牧場が個性溢れるレストランやカフェを展開する第6次産業が広がってきている。同じ農業者としてとても興味深い。自然と足を運んで見たくなってしまう。
メニューや味は勿論のこと、農場とお店の位置関係、景観、店構え・内装、商品の品揃え・盛りつけ、雰囲気、オーナーのこだわり・・・もう少し発展して牧場の防疫体制等々・・・見る視点はたくさんある。
色々な農場カフェやレストランを巡ることで 生産のみだけの「たむら牧場」でも感じることや参考になることは多い。それは日々の生産・生活の中で活かしています。
ただ アレが食べてみたい!行ってみたい!だけで行っているのではないことを強く強調してみたかったりして〜(笑)
体裁のよい言い訳けでしたね!  さっ。仕事しよ!

2011 7月 27日

農業改良普及センター

今日は網走農業改良普及センター本所(北見市)から所長さんを含め3人の職員の方と紋別支所から支所長を含め2名の方々が夕方訪問された。
網走管内の指導農業士宅を巡回する一貫で我が家にも・・・
ちょうど3時のおやつの時間でしたので、パンとチーズをおやつに食べて頂きながら雑談。


指導農業士とは・・・
地域農業を守り農村社会を活性化するために新規就農希望書を積極的に受け入れ農業経営や農家生活についての知識や技術の習得に向けての研修を行い 新たな農業者育成のために尽力できる農業者を市や農業機関の推薦を経て知事が認定。 現在北海道では650人ほど、網走管内では80名が認定されている。
認定基準
○農業技術、経営管理能力に優れ、自ら営む農業経営が地域の水準以上で、かつその成果が簿記等で明確になっている人
○農村青少年の育成指導に理解があり、かつ積極的な指導活動ができる能力を有する40歳以上60歳未満の人
○家族協力が得られ、農村青少年の研修を受け入れ、指導が可能な人
と・・・ある。
我がしゃちょーも40歳になる年に認定を受け、はや9年。
認定基準にちゃんとはまっていたかどうかはちょっと疑問ですけど。
現在では地域の指導農業士や農業士が力を合わせて、市内の小学生を対象に酪農体験の「農業塾」を行ったり(今年は来月7日開催) 実習生の受け入れなどを積極的に行っている。
すべてボランティアです。
年に数回の研修会・会議等もあり結構忙しい。
なんだかんだと談笑しているうちに 今回の訪問目的が明かされ 驚いた!
全国的に見ても北海道に於いても女性指導農業士はかなり少なく、更に網走管内となると7名、酪農女性に限ってはわずかに3名だそう。
そこで・・・「私」に・・・是非・・・という要望のようでした。
自分を認めて頂けるなんてとても光栄な話です。
ですが、酪農という特殊な職業柄、後継者もいない中、夫婦で一緒に対外的に活動するのはかなり困難。幽霊会員のような名簿だけの指導農業士では意味をなしません。
「しゃちょーの指導農業士としてのバックアップに尽力を果たします」ということでご理解頂くことに。。。
楽しく酪農をやっているだけの自分・・・
端から見るとどんな風に映って見えるのだろうか・・・
あまりしゃちょーのように何事にも深く物事を考えていないので、こんな大役の話が降ってくると 自分の小ささに凹みます。
 

2011 7月 20日

齋藤氏の定期巡回

ここ数日 日中の最高気温は15℃もあるかないか・・・寒い!
一段と寒く感じた今日は東京から齋藤氏の訪問を受けた。
ここ数年ずーっと訪問されて、今年は既に2回目。前回は2月にラリー・チェイス氏を同行され来られた。 夏にはたぶん初めて。定期巡回と言うより、異例巡回ですね。
なのにね〜 寄りに寄ってこんなに寒いとは・・・申し訳けなかった。
齋藤氏、2日前にアメリカから帰国したばかりらしく、時差ボケ・疲労も取れないうちに北海道入りとは全くタフな方です。
営業スタッフ3名と一緒に3時間程の視察。

今回はほ乳期におけるバイパス蛋白の有効な給与方法について質問してみた。
生後1ヶ月は第一胃の発達は進んでいないのでなんでも小腸までバイパスしてしまうことから、生後1ヶ月以上からスタータにバイパス蛋白飼料を添加する方が効果的な給与方法と言えるらしい。なるほど!
白血病予防に対する冷凍初乳の2回凍結方法についても質問してみた。
凍結した初乳を一度溶かして再凍結させることで白血病のウィルスが完全に死滅すると言われているらしい。その再凍結の方法を詳しく説明して頂いた。
一度凍結した初乳を自然解凍で溶かしてから再凍結させるよりも、冷凍初乳を60度まで加温して(低温殺菌の原理)から再凍結させることが最も良い方法だそう。
結構・・・面倒 面倒くさがり屋の私にはかなりの手間・・・
健康に牛を維持するためには一手間も二手間もかけないといけない訳けなんですね・・・
あ”〜加温器が必要だぁ〜 温度計を見ながら60度に保ちながらなんてやってられないなぁ〜
いつも齋藤氏が喜ぶことがなにもないたむら牧場だけど、今回はひとつだけイイ報告ができた。育成市場で我が家の11ヶ月のホル育成がトップセールだったこと!私も嬉しかったな!
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今回はお昼をはさんでの滞在でしたので、「のりのり雇われシェフ」にお手伝いを願ってガーデンランチを企画
哺乳・育成の見学が終わった後、乾乳・搾乳牛の方はしゃちょーにお任せしてその間に調理開始! 事務所・処理室はカセットコンロ4台が並ぶ厨房と化して9名分のランチ作りに。

本日のランチメニュー
パン3種(普通のバケット・バターロール・レーズンとクルミのバケット)
クリームチーズ(滝上町・月のチーズと興部町・アドナイのマスカルポーネ)
モッツアレラとトマトのカプレーゼ
インゲン豆のポーク巻きトマトソースかけ
ジャコと高菜の手打ち生パスタ (メインシェフの力作)
豚しゃぶの野菜サラダ
ごまプリンとコーヒー 
以上 お一人様¥2,600のコースですと・・・のりのりメインシェフ

てんやわんやしながらも齋藤氏から秘蔵の画像も見せて頂いたり! 楽しいランチに!
本当はこの時間帯に我が家の栄養士さんと飼料設計について煮詰めるはずだったのに、タイムキーパーのスタッフに「時間です!次ぎの巡回先に移動です」とバッサリ・・・
齋藤氏・・・「オレ・・・まだ・・・仕事終わってないし・・・」と不完全燃焼のまま次の視察先に移動されました。
そうそう、2月にチェイス氏が来られ、その後もたむら牧場の事を気にしてもらって頂いているみたで齋藤氏を通じてチェイス氏からの嬉しい伝言を頂きました。
な〜かとっても嬉しかったな。

2011 7月 18日

削蹄と永井氏の訪問

今日は今年2回目の定期削蹄の日。
たむら牧場は北見の片山削蹄所さんに全頭、年に3回削蹄をお願いしている。
総勢12名のスタッフが早朝、7時半前には到着し8時から3台の削蹄枠を使って削蹄開始。
午後4時前には全頭終了。
1日で全約120数頭の480本余りの爪を削蹄することになる。


社長以外は全員20〜30代の若く威勢のいい青年ばかり。
挨拶もピカイチ!毎回、気持ちよく大きな声で挨拶を欠かさない。
削蹄の腕もかなりです。
指導級の資格を持っている人、一級削蹄師の資格を持っている人がズラリ
チームワークも素晴らしい。
削蹄を見ていて感動したことがあった。
牛を繋留していたロープを外したら びゅーんとロープを投げるんです。
そうすると、必ず牛のストールのパイプに必ず架かって、牛床に落ちたりしないんです。
見事、百発百中!素晴らしい!驚いた!職人技だわ!

今日、偶然、昨年11月に酪農振興会の酪農セミナーの講師として講演を頂いた永井氏が訪問。JAあしょろから現在は釧路農協連に転職されている。
旭川方面へ個人的に農場訪問された帰り道 立ち寄ってくれた。
ひょいと立ち寄って頂けるなんて、なんて嬉しいこと!
一緒に削蹄の様子やバンカーのねずみ対策についていろいろ見て行かれた。

お昼は恒例の大焼肉会!
若いスタッフ達は毎回、おのおのお弁当やカップラーメンを車内で昼食を食べている。
そんな光景を見ると オバチャンは悲しくてならない。
暑い7月の最中の削蹄・・・暑く・クソまみれになる仕事なのに申し訳けない。
そんな思いから・・・
年に1回だけでも 昼食をご馳走してあげたいと思った。
以来、若者にはやっぱり「焼肉!」と思い
私たち夫婦とスタッフSちゃんを交えて 焼肉をしている。
今回は永井さんと我が家の栄養士さんも交えて総勢17名!
人数が多いと楽しいね〜〜〜
もちろん 午後からも削蹄作業はあるので飲み物はノンアルコールビール!
相変わらず、蹄病が減らない
削蹄後はピンクの包帯を巻かれた足がいっぱい。
色々あれこれ努力しても ムズカシイもんだわ。
なーにか画期的な予防策・治療ないもんかしらね〜
削蹄スタッフのみなさん ご苦労様でした。

2011 7月 15日

北海道農政部視察

二日間遊んできて 昨日は今日の視察のためあっちこっち大掃除で走り回り休む暇無し。
今日はお堅い視察が入っていた。
「北海道農政部食の安全推進局畜産振興課」から2名、「北海道オホーツク総合振興局産業振興部農務課畜産係」から2名、そして地元の普及センターから2名。
何せ・・・肩書きが長いわ
道の農政部方々は2泊3日で帯広・釧路・浜中・別海・中標津・湧別・紋別・興部の道東地区の主幹酪農関係施設などの現地調査に廻ってるとのこと。
今日が最終日、芭露のTMRセンター、たむら牧場・興部のノースプレインファーム・よつ葉北見工場を視察するんだとか。
長距離を短時間で移動するスケジュールで我が家には1時間の滞在予定でしたが、既に時間をかなり押しての訪問になり、結局、牛舎などは全く見る時間はなく、事務所前のテーブルに座って我が家の経営状況や地域の実態報告をするのみとなってしまった。


道の農政部の視察とあって かなり緊張が走った。
施設的にあそこチェック入るかなぁ あそこヤバくない?なんて・・・いろいろ冷や冷やすることいっぱいだった。
しかし、そんな事も無用でした
道の職員の方々は熱心に聞き取り、質問されていてとても好感が持てた。
最後に道の農政に関して要望を聞かせて欲しいとのことで、
考えてもいなかった質問に少々たじろく。
しゃちょーはここ最近、コントラ・TMRセンターなどの取り組みが進み、農家経営の同一化進んでいる。個々の農家がコレに属さないと地域で営農がしづらくなったりするひづみも出来ているのは? もっと多様な農家形態で営農しやすいような農政の取り組みをして欲しいと要望。
もう一つ、新規就農や担い手の支援
日本の国土の保全を担う第一次産業への就農希望者がもっと就農しやすいような制度や支援に取り組んで欲しいと要望。この先後継者問題は益々深刻化の一途をたどるには必須。
就農希望者と経営移譲希望者のきめ細やかな、バイパス機能を果たして欲しいと思う。
我が家もこの問題は深刻。
国家予算のうち、農業関係に割り当てられる予算は日本はわずか3.5%
EU諸国では50%以上もの予算が割り当てられているそう。
国が農業に対する重さがこんなに違うものかという驚きの事実である。
日本国土を守り、命の源を生産する農業。
守り続けたいですよね。