酪農

2011 5月 11日

非常事態! SOS!

久し振りに 明るい爽やかな朝を迎えた。
牛舎への出勤途中でヤギのメイを今日の勤務先へ移動。
途中 牛舎を横目で見ると何故か牛が総立ちになっている・・・
何でだろ? きっとメイを連れて歩いているせいだ!と思いこみ 
事務所で朝のコーヒータイム。
定刻、社長は牛舎へ牛を移動しに・・・私はパーラーで搾乳準備を始めていた。
社長が慌てて戻ってきた!
「牛が逃げているみたいだ」っていうので搾乳準備も途中で辞め 牛舎に行ってみると・・・エサ通路に点々と落ちている牛のウンチ。
牛が総立ちになっていたのは脱走している牛がいたせいだとこの時、納得。

いつものことながら エサ場のネックレールから牛が出てしまったんだぁ・・・
しかし・・・・ 逃げているはずの牛が見当たらない。
牛舎周りや近くの畑に目をやってもいない。
きっと、また 出た所からきっと戻ったに違いない!(スゴク楽観的な私)
搾乳すれば 戻っているかどうか頭数がわかるから とりあえず搾乳始めるわ!と
私はパーラーに戻り搾乳開始。
ところがしばらくして社長、血相を変えて戻ってきた。
「尿溜めに牛が落ちている!」って
血の気が引いた・・・
よりによって 牛の糞尿を溜めてあるコンクリートの大きな溜めの中に
数日前までデントコーン畑に糞尿を散布して 取り出し口の蓋を閉めていなかったのが大きな原因。
それにしても その取り出し口の大きさは1.5m×2.0m
深さは2m。どうして、こんな穴から落ちるかなぁ〜
すでに糞尿も1.2〜1.3mはその溜には溜まっていた。
普通なら溜の中は有毒ガスが発生していて そこに落ちれば即、死に至るはず。
しかし、やっと首だけ糞尿から出して立っていられるみたいで、生きていた。
新しい糞尿だからまだ発酵していなくガスが発生していなかったのだろうか?
過去にはこのような事態に陥って牛を助けようとして 人が尿溜に入って死亡する事故が
数多くある。死を伴う危険な救出作業。
社長は すぐさま その溜に機械をいれて隣の溜に糞尿を移動させ糞尿を減らし、
溜の中にガスが無いかろうそくに火をつけて 溜の中に入れ念入りに調査。
ガスがあれば火が消えるらしい。
とりあえず 火は消えない様なので 恐る恐る梯子を掛けて中に入り 牛を吊り上げるための器具を牛に装着。
牛も相当観念しているみたいで 実におとなしくしてくれ、無事、吊り上げ準備完了。

トラクターのフロントローダーでゆっくり吊り上げ
見事 牛も人も無事に救出!

あ〜〜〜〜 ホント 良かったぁ〜 良かったぁ〜
生きていたなんてホント奇跡だった
この牛、先月23日に分娩したばかりの初産牛。
糞まみれになって 「運」がいっぱい付いたかもね。 ある意味、楽しみ!
さすがに、このままじゃ可愛そうなので、洗車機で洗って 牛舎に戻しました。
やれ。やれ。
生きて無事助けられたから良かったものの・・・
そうじゃなかったら・・・笑えない。
酪農家のみなさん 本当に本当に気をつけてね。

2011 4月 19日

哺乳びん

生まれてから離乳する50日程、ずーっと写真の哺乳びんでミルクを給与している。

この哺乳びんは遙か遠くアメリカからの輸入もの
酪農用品のほとんどが輸入されている。ビンを洗うボトルブラシもそうらしい。
一本の大きさは3リットルが入る大きなもの。
仔牛の生まれてからの日令や大きさなどにより、一日一回につき2リットル〜3リットルを朝夕2回ミルクを与えている。
この哺乳びん 難点は洗うのが面倒なこと。
ビンとブラシの相性がちょっと悪いんだなぁ〜
ビンの形が「角型」肩の部分はかなりなで肩にはなっているものの、
真っ直ぐにブラシを突っ込んでゴシゴシして洗っただけでは 肩の四隅がブラシの毛先が当たらず洗い残しが出来てしまう。 洗い残しを気付かないでいるとそこの部分に雑菌が大増殖して下痢の原因になる。オソロシイ・・・
ブラシをあっち向けこっち向けしながら容易ではない。
人の赤ちゃんの哺乳びんだとほとんど丸形なのに、なんでだろう?
毎回10本ほどあると かなり面倒っちぃ〜
私的には4本以上になると強く面倒くさい!と思う。
なのに、バケツでの給与に変えられない・・・
びんが好きなんだぁ〜(笑)
哺乳びん洗い機な〜んて安価であるといいなぁ〜(すぐ楽したくなる)
アメリカなどの大規模牧場なら何百本ものビンを洗う専用洗浄機があるらしい
10本ぐらいなら 当然 手で洗いなさい!ですよね〜

2011 4月 14日

春期酪農管理共励会審査日

やっと今日で庭の雪もゼロ。
建物の影にはまだ少し残っているけれど・・・
雪が溶けて土が顔を出すと、途端に沢山の初々しい芽が出始めてきます。

お前は誰だったけ? ここに何植えてあったっけ?と小さな芽に自問自答を繰り返す。
そんな可愛い芽を愛しむ暇もなく ここ数日は春の管理共励会に向けて大掃除の追われる日々が続いていた。
今日は窓ふき、明日はゴミ拾い、明後日はパイプライン拭きなどと審査日に向けて
着々と掃除を進める。
そして本日、審査日到来。
処理室衛生管理、搾乳衛生管理、牛舎衛生管理、伝染病予防、牛舎周辺整理と大まかに5項目、その項目毎に細かく審査される要点が6項目全部会わせて26項目。
その項目ごとに点数が配点されていて 150点満点。
努力の甲斐あって150点頂きました。

昨年度の酪農管理共励会の表彰式が今月初めのJAの総会の時にあり、
我が家もなーんとか入賞!
この表彰は春と秋の2回の牛舎衛生管理(今日の審査)と年間乳質検査の結果と乳成分の成績の3つのトータルで表彰されるもの。
我がJAの酪農家戸数は151戸
優秀賞1戸 優秀賞3戸 優良賞7戸(同点者がいたため今回は12戸)が表彰されました。我が家も優良賞に入り良かったぁ〜
と言う昨年の成績だったのに、今年は早くも乳質検査で黒星だし・・・
今年度の入賞はあり得ないわ・・・
ともあれ 一年、度引き締めて行かなくっちゃ〜
と・・・その前に、掃除疲れでちょっと一休みもしたい

2011 4月 13日

スゴイよ!コレ

毎年、毎年 頭を悩ませていた「ねずみ」
バンカーサイロがネズミの住みかになってしまう。
密閉されていなければならないビニールは穴だらけ。
一冬超すと驚く程の穴に唖然としてしまう。
穴が開くと中のサイレージが腐ってしまう。
どんなにビニールを穴を開けない様に、カラスに突っつかれない様にしても
結局はネズミに穴を開けられ サイレージとビニールの間はまるで迷路のような
ネズミの通り道になっている。
従って 表面はかなりの深さでエサは腐れ 大量に廃棄しなければならなかった。
もちろん、過去にはネズミ対策に有効とされる金網やネズミよけのロープを張り巡らしたり色々やってみたけれど 全く コレと言って効果無し。
いくら猫を飼っても ネズミはいっこうに減らない。
そこへ昨年春、友人のN牧場さんのところでやっているというネズミ対策を聞きつけ、
すぐに実行!
何たって 簡単!
太い塩ビ管を片側だけ塞ぎ、中に殺鼠剤を入れて、バンカーの登り口のヘリに数カ所置くだけ。

冬を越して雪が溶けて、バンカーのビニールを見廻りに言ったところ・・・
スンゴイ! 全く ネズミの開けた穴がひとつもない!

驚きの効果です。
N牧場さんに感謝!感謝!
塩ビ管や殺鼠剤の初期投資なんて、大量のサイレージを廃棄すること考えたら 微々たるものです。こんな効果抜群なんて〜と信じられないほど。
毎年、バンカーにエサを取りに行くと・・崩れてきたエサと一緒になってネズミも落ちてくる訳。
寅年の私・・・猫的人間、 目がキラリと光り、すぐさまスキットローダから飛び降りて ねずみ確保に走る!走る!
見つけたネズミは90%の確率で生け捕り。勿論 道具は何も使わず「手」と「足」のみ!
捕まえたら、猫に「ほーら♪おもちゃだよ〜、エサだよ〜♪」って持って行くのですが、ちょっとネズミが大きいと猫の方が怯んで まったく喜んでくれない。
そんなことも今年は一度も無かった・・・
私の中の猫的本能が退化しそうですが(笑)
ともあれ この方法は今のところ、右に出る仕掛けはありませんね。スバラシイ!
実はN牧場さんに教えてもらって 自分ちだけ美味しい思いをしようとこっそりやっていたのですが・・・ どことからともなく 情報を聞きつけ見に来る人がいたりして・・・かなり この辺りで実践している農家さんが増えているみたい。
是非、ネズミに困っている酪農家さん、実践してみてくださいね。
N牧場さんはネズミ対策の救世主です。ありがとう〜♪♪♪
 

2011 4月 10日

冬から春へいろいろ

先週月曜日からずーっと最高気温10℃以上の日の良いお天気続き。
お陰で畑にも雪がなくなり、除雪で積み上げた雪だけが残る程度になりました。
カーフハッチの仔牛達も冬のジャケットを脱がせ、ハッチの奥の換気窓も開放させて すっきり 気持ちよさそう。昼間、ハッチの中はかなり暖かいらしく、仔牛も四つ足投げ出して寝ている事も・・・

牛舎の窓を外したり、庭木の冬囲いも外し なーんだかんだと夏仕様に只今、移行真っ最中。
息子達が帰って、通常の私一人の搾乳の日々・・・
なーぜか、搾乳頭数が変わっていないのに、乳量増えた!
そーなんです、息子が搾乳に加わると・・・どうしても搾乳時間が短くなる。
きっと搾乳する全てのタイミングが早くなってしまうため 乳量に影響するみたい。
仕事が早く終わるのも嬉しいんだけど、こうも乳量に違いが出ると・・・
微妙〜ですね。 搾乳されるまでの待機室での待ち時間が短くなり、牛の蹄とか飲水や採食出来ない時間や、ベットに寝れないというストレスが少なくなって良い様に思うけれど、肝心の乳量が減るのも問題ですね・・・
どこで折り合いをつけるの良いのか・・・これがムズカシイ。
昨日 花好きな友人が どーんと育てた花苗を持ってきてくれ 大慌て!
まだ 早すぎる〜という悲鳴をあげながらも にんまり。
今年もやって来ました!ガーデニングの季節到来です。

まだ、近くのホームセンターにはパンジーやビオラしか売られていないのに、
友人が育てくれたサフィニアの苗はこんなに大きくしっかりしている。
まだまだ外には植えられないので、もうしばらくは室内で我慢してもらいます。