酪農

2010 10月 05日

わんこそば

いきなり「わんこそば」って・・・なんだ!?って?
「わんこそば」ですよ。
わんこそば大会の様子見た事ありますか?スゴイですよね〜
どーしてあんなに次々と食べられるものか?と関心してしまう。
食べる人も感心するけど、そばを給仕するひと!
あれはお見事です! あのテンポと間髪入れない蕎麦給仕は はぁ〜と変なところに私、関心してしまう。

ふと気付いた! わんこそばと酪農 共通点が見えた!
またまたおかしな事いうと思っているでしょう?
それは・・・「エサ寄せ」の技術です。
牛が「おかわり」欲しいなぁ〜と思わせない、この間髪入れない給仕(エサ寄せ)が、一口も二口も余計に食べさす技なんだよなぁ〜 って思いました。
エサの山に穴が空いたらすぐにどんどん少しでもエサを寄せて 牛がもう食べられないとエサ場から離れるまで寄せ続けるといいんだよね。
わんこそば的給仕方法だね!
それがだ・・・一度 エサをどっとやると畜主はしばらく安心だとばかりに・・・
オレも昼食♪昼休み♪に入ってしまう。 たっぷり1〜2時間・・・
その間・・・牛達はエサが届かないよ〜とか、おかわり欲しいのに・・・
あ〜あ〜  と・・・腹八分目ぐらいで諦めてベットで仕方なくお昼寝・・・
たっぷり食べて、腹をさすりながらお昼休みして来た畜主は牛舎へ・・・
エサが牛から遠い所に残っているのを見て おもむろにエサ寄せ・・・
今頃、 おかわりどう?って言われたって 遅いっ!つうの!って
牛は横目でその様子をチラリを見て 立つ気にもなれず、ひたすら寝てみせる。
畜主はそれを見て お〜お〜やっぱり腹一杯食べたんだっ!って・・・何か勘違いしていることが多いんじゃないのかな?
牛に腹一杯お給仕してから 自分は食事・休憩しなくっちゃいかんね。
ちょっと反省すべき点です。痛たたっ。(汗)

2010 9月 29日

昨日、十勝、ギガファームの牧場スタッフ二人が我が家に視察に来られた。
この牧場は3回搾乳で年間8000t近くの出荷乳量を搾る巨大牧場。
しかも一頭当たりの個体成績も13000kg!
とてつもなく優秀な牧場。
そんな牧場のスタッフが何故?実に平均的な小さい牧場に来る事になったのか?
経緯はいろいろ複雑みたいでしたが・・・依頼を承ける事に・・・
視察に訪れたのは勤務しはじめてまだ2年にも満たない20代の女性と19歳の男性の二人。搾乳を担当している。
20代の女性はこの牧場に勤務する前は本州で小さな牧場で働いていた経験があったとか、19歳の男の子は高校卒業してすぐに・・・酪農の経験全くなし!
そんな二人の話を聞いていると驚かせられることばかり。
仕事に対する志気の高さがものすごい。
牧場スタッフ全員の志気の高さがこの牧場を支えているんだと思わずにはいられなかった。
仕事に対し受動態ではなく 全てに於いて自主的。
ひとつの課題に対し どうするか?は社長が判断・決断するのではなく、スタッフ同士が話し合いベストの対策を考え実行に移している。
だから 「やらされている」という仕事ではない。
志気の高さだけでは牧場はやっていけない。
勿論 スタッフの技術レベルも牛を観察する能力もカンも日々切磋琢磨されているのが
話を聞いているとよく分かる。
わずか2年でここまで研ぎ澄まされたスタッフになれるものか?驚いた。
20年以上も牛飼いをしている自分が恥ずかしく思えた。
視察を受け入れた側だったけれど、こっちからの一方的な質問攻撃みたいになっちゃて
どっちが視察しているんだか分からなくなっちゃったわ。
二人は研修目的で来たみたいだけれど、ウチの牧場では何も得るものはなかったかもしれないね。
でも私たちはこの若い二人と話せて、明るい酪農の未来を感じました。
酪農に経験の長さはあまり影響しないのかも知れない。
どれだけ 牛を見ようとする姿勢と、それを実行に移す行動力が大切なんだと・・・
改めて教えさせられた気がします。
短い時間だったけれど 二人がとても眩しかった。
これからも 色々な方面も見て頑張って欲しい。

お土産のポテトチップス!さすが〜じゃが芋の産地よね〜 嬉しい!

2010 9月 27日

おにぎり

ちょっと前までの暑さが嘘のように感じる・・・
初雪が高い山で観測されたというニュースが聞こえる。
最低気温がすでに一桁、それも冷蔵庫の庫内の温度より低い。
涼しさを通り過ぎて、「寒い!」です。
とある知人のブログにこんな表現がされていたので紹介したくなりました。

牧草のロールです。
知人はこのロールを「牛のおにぎり」と表現。
なるほどぉ〜 
おにぎりっていう表現は凄く面白い。
当たり前に見ている酪農家では 考えも付かないわ。 
色々な人の感覚や表現力にハッとさせられます。
そんな発見に出会うと、自分もちょっと違った感性で見てみようという思いに
かられる。でもこれって、なかなかマネできないけれど、
当たり前のことやものをただ見過ごしていることに もったいないっていう気になりますね。
しばらく、牧草ロールを見る度に、「おにぎり」っていう表現が頭から離れなさそう(笑)

2010 9月 22日

収穫作業

昨日午後より我が家のデントコーンの収穫開始。
例年より1週間以上早い。
現在食べさせてる最中のグラスとコーンの2本のバンカーを空けなくてはこれから収穫するデントーコンを入れるバンカーが無い。
まだ1週間から10日分はある2本のバンカーのサイレージを泣く泣く廃棄して
掃除、床洗いして詰め始めたデントコーン。

例年より収穫が早いものの、実の熟期の適期は既に通り過ぎカチカチ。
すす紋病もかなり広範囲に広がり 真っ白に枯れ上がり・・・なんとも哀れなものです。
見た目に既にマズそう・・・ 出来上がりの期待も出来ないなぁ。
それでも24hrある面積もわずか1日半で終わってしまいそうです。
一昔前まで、個人でやっていた頃は一日に1hr収穫出来れば良い方だったのに。
驚く程の作業効率ですが、収穫費用も莫大です(汗)
私はバンカーの準備と詰め終わった後のシート掛け、タイヤのせをすればいいだけなので、
収穫最中は平常牛舎作業のみなので 忙しい最中だっていうのに日記まで更新できちゃう。
ありがたいことですね。
今年の収穫作業もこれで終わりです。一年あっーっという間。
冬が来るね〜

2010 9月 14日

双子

今年になって既に6組の双子が生まれている。
うち♀♀はたったの1組
後は♂♂だったり♂♀だったりする。
この双子の出生で問題になるのが♂♀の場合
この場合の♀はフリーマーチンとされ繁殖に向かないため肉牛として肥育される道をたどります。
フリーマーチンとは♂♀の多胎において♀が生殖器の分化に異常を来し、不妊になる個体を言うのですが、その確率は90%以上ともされる。
外部生殖器は正常の様に見えても、雌雄両性の内部生殖器を持っている場合があるそうだ。
普通、♂♀の双子の場合、本当にその♀がフリーマーチンかどうか検査されることなく、♂同様に肉牛として飼育されます。
しかし、♀の場合は♂に比べものにならないぐらい低価で引き取られことになる。
フリーマーチンかどうか検査する方法もあるそうです。
時間とお金がかかります。我が牧場では一度も検査に出した事はなく、♂仔牛同様に生後1〜2週間で♂のオマケ?としての値段で出荷しています。
先日生まれた極似の♂♀の双子ちゃん
こんなによく似ている双子もめずらしい。

♀♀だったらどんなに可愛い双子だったか・・・とても残念。育てたかったぁ〜
フリーマーチンと判断されても 妊娠したという事例もあるらしい・・・
本当はどうなんだろ?
一か八か検査せずに育ててみる? 
そんな・・・経費を掛けている場合じゃないのが現実だね。
牛の双子の場合は97%以上が二卵性だと聞いた事がある。一卵性ならフリーマーチンの可能性は仕方がないにしろ、二卵性なら大丈夫なんじゃないかと素人考えが頭をよぎります。
どっちにしてもこれから産乳する母牛にとっては大きなリスクをもつ双子の出産。
双子は生まれない方がいいな。