酪農

2010 11月 09日

秋期管理共励会

一年に2回 春と秋に「酪農管理共励審査会」と称して牛舎環境の衛生審査がある。
審査員はJA職員・普及センター。組合員全戸巡回し審査する。
年に2度の気合いを入れた大掃除となる。
審査内容も多岐にわたり、牛舎・搾乳室・搾乳機器の衛生管理・清掃状態はもちろん牛舎環境(道路整備やゴミ・廃プラの放置が無いかどうか)、伝染病予防措置としての消毒槽の設置状況、ポジティブリストの記録がきちんと記帳されているかの記録状況の確認など・・・150点満点で評価される。
普段から気をつけているつもりでも掃除し始めたらキリがない。
スタッフSちゃんと手分けして1週間前から大がかりにすす払い・窓ふきから始まり、審査直前まであっちこっち拭き掃除に専念。結構 大変なこっちゃです。
社長? 全くノータッチ!
遠巻きに「準備終わったかぁ〜?完璧かぁ〜?」と影の声のみ・・・

審査が終わると ドーッと脱力感いっぱいになってしまう。
こんなこともなければ すす払いもなかなか出来ないし、パイプラインをピッカピッカに拭き上げることもないし・・・ 家の大掃除より気合いが入ります。
この春と秋の審査結果と年間の乳質結果(乳成分・生菌・体細胞・耐熱菌?もだったかな?)を総合して優秀な牧場は表彰されます。
たむら牧場・・・未だかつて 最優秀牧場にはなったことがありません。
乳質関係で減点ポイントが・・・
一年を通して 本当に牛の健康を維持していかないと難しいものがあります。
ともあれ綺麗になった牛舎はとても気持ちがいい!
牛舎だけは大掃除を終えて 早くも年越し気分かな?(笑)

2010 11月 06日

お礼状

昨日、嬉しい♪お礼状が届いた。
先日、職業体験で受け入れた中学生からのもの。

担当の先生がわざわざ自宅まで届けてくれた。
ドキドキしながら読んだ。
全く酪農業に関わったことがない3人の生徒。
7時半に出勤して牛舎や牛を一回り見て作業に入るのではなく、いきなり搾乳!
衝撃的な?作業から一日が始まった職場体験だっただけに、生徒の反応はいかがだったのか・・・
普段の生活の中で乳頭を手で搾るような行動は全くと言って無いでしょう。
その体験したことのないことをやってみる戸惑い、
傍目で見ると意図も簡単なミルカー装着の想像以上の難しさとドキドキ感。
仔牛のミルクやりの楽しさ。
子供達にとってはかなり重労働の親牛の敷料入れや仔牛の汚れた麦わらの交換は
どれも大変な作業だったようだけど経験したことのない作業は楽しかったと綴られている。
そうそう仔牛の小屋にいれる麦わらのロール1個全部・・・三人でめっちゃめっちゃにフォークで崩して、その麦わらの中に飛び込んだりしている様子をみると、都会では決して味わえない開放感溢れる喜びの行動かもしれないと思い、笑いがこぼれた。
まるで仔牛がふかふかの敷料を入れてもらって大喜びして、狭いハッチの中で飛び跳ねているのと同じだったわ!
子供達の一番の重労働はエサ寄せだったみたい。
寄せても寄せても 牛が鼻先で吹っ飛ばして食べるので、ある生徒は
「この作業は一番、こころが折れるぅ〜」と嘆いていたっけ(笑)
大変な作業の中にしっかり楽しさや面白さも受け取ってくれた生徒のお礼状を読み、ホッと心が和んだ。
受け入れて本当に私たちも面白かったし、良かった。
こういう 子供達の心に残るような体験をこれからもしていきたい。
体験は何ものにもまさる宝ですから。
社会人になってから 色々と経験だからといって転職すると反面マイナスイメージを持たれがち。でも人生、いつでもいくつになってもどんな経験でも必要ですよね。それが生きる意味かも。
今、転職できるとしたら何がしたい?と問われたら即答出来ますか?
私?・・・・酪農以上面白い職業あるのか?わからない(かっくいぃ〜笑)
これって 夢がないのかなぁ〜???
近々 校内で各々の職場体験の発表会があるとのこと、その時のビデオも撮って見せてくれるそう。学校側も本当に熱心で嬉しい。
また来年も楽しみにしています。 
 

2010 11月 05日

冬支度

11月に入ってお天気の良い日がない。。。
気温も最高気温が二桁を超える日が無くなってしまった。
あんなに暑かった夏だったのに、やっぱり季節は当たり前に冬目前。ちゃんと季節のつじつまが合っているんですね。
日中 良く雨が落ち、社長の畑起こしが、進んでいない。
中旬からは各種行事などで出かける用事がたくさん。
人ごとながら・・・心配になる。
私もカーフハッチの冬仕様にやっと衣替えが済み、一安心。あったかそうだ!
そうそう、最近・・・厳しい冬が来る前にと ノラが随分集まってきている。
そのうちの一匹はすっかり我が家の住猫に紛れ込んでいる。
最初は飼い猫の♂にかなり威嚇されていたが、全く相手にせず黙々とエサを食べ、とうとう住み着いてしまった。ひとにやたらに付いて歩く。
仕方がない・・・と つい抱き上げて可愛がってしまう。
倉庫にも 小さな生後3ヶ月程の子猫が3匹も最近突然ちょろちょろしている・・・我が家には♀猫がいないので、きっと捨て猫なのかもしれない。
スタッフSちゃんは大の猫好き。 毎日、逃げ回る無理矢理この子猫をとっ捕まえては撫で撫でして可愛がっている。

庭の冬支度はまだまだこれから・・・寒くなってきて億劫です。
でも 最後のひと咲きしている数種類のバラがとても綺麗。

そうそう やっと夏バテしていた牛達も体調回復してきた♪
今月の乳量が今年最後の乳代となるから 少しでも頑張って出して欲しいな。
あったかい年越ししたいものです。

2010 10月 28日

職業体験

市内の中学2年生の職業体験という授業の一環。
以前は商業系の職種ばかりだったそうですが、第一次産業の職場も生徒に経験してもらいたいという意図から、知り合いの先生を通じ話があり、快く受けることに。
快諾したものの果たして、たくさん受け入れる職場のリストから牧場へ来たいという生徒がいるのか? 少し興味津々だった。
一ヶ月前、3名の希望者がいるという連絡が入り 「3名も居るんだ!」ってちょっと驚いた。 酪農・・・なかなか見捨てたものではなかった。
そして、昨日から女子1名、男子2名の個性溢れる生徒を2日間指導にあたった。
本来なら朝9時から午後3時までの6時間という学校側の時間設定でしたが、牧場に来て搾乳作業をしないのでは職場体験にならないということで、あえて朝7時半から午後1時半までということで了解をもらい、生徒は眠い目をこすって?の出勤となった。

搾乳実習、パーラーの清掃、哺乳、エサ寄せ、ベット掃除や敷料入れ、カーフハッチの掃除とやる事はたくさん、そのほかに昼食にバター作り、殺菌方法の違う牛乳の飲み比べ、数種類のチーズの試食、牛乳のビデオによる学習会など盛りだくさん。
生徒からも色々な質問をされ 中には年収はいくらですか?なーんてびっくりするような質問も出たりして・・・
酪農は面白く、儲かる仕事だということを一応アピールして回答していた社長だった(笑)
二日間の実習の間 中学校の先生が入れ替わり立ち替わり数分程度でしたが生徒の様子を見に来ていたが、先生もまた牧場に来るという貴重な体験をしているはず。
ともあれ無事終了。少しは酪農現場の様子をわかってもらえたかな?
いい印象だったのか悪い印象だったのか?一抹の不安もあるけれど、牧場へ来たいと思った3人の生徒には嬉しさいっぱいでした。
さぁ〜いよいよ10月も終わり、初雪も降ったし、冬支度急がなくっちゃ!

2010 10月 26日

腹の虫

お腹がすくと腹の虫が鳴きますね〜
お腹を壊した時もゴロゴロという感じで鳴き お腹の痛みなんかも一緒に伴ったりして後はトイレに直通だったりします。
お腹の中で鳴くような虫がいる訳ではなく、胃の動きが普段より大きくなった時に鳴くらしく、胃が空っぽになったり、食べ物を飲み込んだ空気が残ったりしているとなるんだとか。
人の胃の中には虫はいないけれど・・・(まれに魚の中にいる虫を食べてしまいお腹の中で大暴れ・・・大変な事になることが有りますが・・・普通は胃の中で常駐はしていません)
けれど牛の胃の中には虫がいっぱい。
牛は胃の中に沢山の微生物を飼っています。この微生物無しでは牛の消化はあり得ないのです。牛には4つの胃があって一番大きな第1胃というところには 無数の微生物が存在し牛が食べた草の繊維をこの微生物達が分解してくれるんです。
人間のように胃自体から消化酵素をだし食べたものを分解している訳ではなく、牛はこの微生物たちに食べ物の分解を委ねているのです。(ちなみに人間と同じように消化液が出て実際に消化するのは第4胃だけ)
この無数の微生物の排泄物である揮発性脂肪酸っていうのが胃壁から吸収されて牛のエネルギー源になる訳なんです。
だから第1胃の中をこの微生物が住みやすい環境にしてあげる事が牛の健康や乳量に大きく左右されるワケなんですね。 簡単にこの微生物たちにとって住みやすい環境を作るっていうことは難しい。要はエサのバランスが重要なワケで、エサ設計はこの微生物ちゃんのために行うようなもの。 
腹の虫の御機嫌を損なわないようにしないといけないっていうことです。
慣用句に「腹の虫が治まらない」という言い方がありますが、怒りを抑え切れない状態を指す言葉として使われているけれど、元来は違った意味で、お腹が減って居ても立っても居られない状態を指す言葉だったようですが、そのイライラ下気持ちが転じて怒りを示す言葉になったようです。
牛のお腹も、それこそ「腹の虫が治まらない」っていう状態は避けなければなりませんね(笑)
私!?少し腹の虫でも鳴かしてダイエットする必要ありかな?(苦笑)