酪農

2019 5月 26日

真夏日からの猛暑日へ

昨晩も気温下がらず、風強の一夜だった。
朝から気温急上昇中。相変わらず風も強い中、午前9時ですでに30℃。
湿度25%とカラカラお天気。
お隣の佐呂間町では9時現在ですでに35℃を超えたとのこと。
軒並み本州より熱い北海道各地となっています。

カーフハッチの仔牛達の水のバケツもすぐに空に・・・
一日中給水の見回りを怠れません。

カーフハッチに入りきれない仔牛は乾乳舎の分娩房に繋がれている。
水のバケツが置けないので、朝夕のミルク時間以外は哺乳瓶に水をいれてホルダーにセットしておく。生後1週間でもミルク以外に5リットル以上の水を飲んでいる感じ。それだけ、暑いんです。
これから、まだどのくらい気温上昇するのかな?
只今11時過ぎ、32.9℃!
猛暑日に突入になるか? 5月に猛暑日なんて過去にないかもしれません。

2019 5月 25日

溝切工事

デントコーンの播種作業も5月、中に終わり、発芽も出そろった感じです。
しかし、お天気よすぎ!
しかも、真夏並みの暑さに北海道見舞われています。
道東方面では、ブラウンアウトとか?ホワイトアウト、ブラックアウト、続いてブラウンアウト?ブラウンアウトとは乾燥した畑の土が強風により土埃として舞い上がり、視界不良になることらしいです。このブラウンアウトで大きな交通事故も発生したとか。


昨年も、5月は雨がなく干ばつだったことが思い出される。なんとも向こう10日間はまだ雨予報がないそうです。発芽したデントコーンもひっからびてしまうのではと心配が募ってしまう。
お天気が良いと、私ごとの仕事も色々と・・・草刈り、芝刈り、花植えなどと連日大忙しのなか、またまたブログも滞ってしまっていましたが、さすがに今日は暑く風が強くて外で仕事をする気になれず、やっと更新する気持ちにスイッチが入れ替わりました(笑)

23日から2日間に渡って、フリーストール牛舎のコンクリート床面の溝切工事を「畜舎のハエを徹底的にやっつける会社join」さんに施工して頂きました。
joinさんは、ハエの駆虫をメインにする業者さんですが、この春から牛舎の溝切工事も始めたのです。近年は諦の保護のためにゴムマットを敷く牛舎が増えています。が、初期のフリーストール牛舎はウチの牧場の様なコンクリートの床面がほとんど。    

牛舎新築からはや20年以上。通路の表面は連日の除糞作業で磨かれツルツル。溝もエッジ無くなってしまい、本来の目的である牛の蹄の滑り止めの役目も立たず、ここ数年は床面で滑って後肢の股開きによる起立不能で廃用が通年を通して目立ってきていた。特に発情による乗駕行動による股開きが多かった。
そんな痛ましい事故で健康な牛の廃用を防ぐためにも、溝切の施工を実施しようとなったのです。

この機械がコンクリートの床面に細い溝を切って行きます。

この機械の下にある刃で、もともとある溝を切り直すのではなく、ツルツルの表面に細い溝を切り込んで行きます。深さ16㎜。一度におよそ既存の筋3列分、約40cmほどの作業幅で施工していく。

我が家の110頭規模でおよそ2日間で工事が終わります。

ストール牛舎の床面全面とホールディングエリアのパーラーの入り口、そしてパーラーからの帰り通路の床面も切り直しました。

実際に切った床面を歩いて見ると、ひとも格段に歩きやすい!ことを実感。ある意味感動ものです。
そしてパーラーの入り口も施工することで、牛の入りも格段にスムーズになり驚き♪
こんなに手軽に溝切が出来るなんて、とってもありがたいし、牛も床面の滑ることにオドオドせずに済むのが一番です。半日工事のために一群の牛を拘束してしまったのにも関わらず、バルクの乳量が減るどころか増えたのは、きっと歩行に不安がなく採食量が増えたせいかもしれません。
思い切ってやって良かった!
joinさん、ありがとうございました!

それにしても、雨が欲しい!!

雷雨大歓迎~!!!




2019 5月 11日

楽農カフェ

もう、先月の事
全薬が主催する企画に、佐呂間を中心とした酪農女子の勉強会グループ「オホーツク酪農カフェ」とのコラボレーションでワークショップが開催された。
紋別からもパネラーとしてT-farm副社長さんが発表されるとあって、応援も兼ねて、近所の育成牧場の場長さん(もちろん女性)も誘って出席してきた。
初のこの企画に網走管内から90名もの酪農女性が集まった。

ワークショップのコーディネーターはオホーツクNOSAI紋別診療所の羽上田獣医師が務めた。

この春に湧別診療所から紋別診療所に移動になったばかり。しかし、私はこの日が初顔合わせ。お陰様でこのワークショップまでは、診療もなく獣医師の往診がなかったのです。獣医歴10年、進行もテンポよくスムーズ♪
今回は、仔牛の哺育について、2戸の牧場の事例発表を聴きながら質疑応答が活発に行われた。

最初は紋別市のT-farm 高橋圭子さん
彼女はもんべつ農業塾のメンバーでもあり、女性部の執行部役員としても活躍中の40代。彼女の明朗勝気な性格と己に妥協しない性格は、農場の現場でも見られるほど、仔牛の観察力、作業や管理の質の徹底などと抜かりがない。発表を聴いて正直、驚きました。哺乳を担当している彼女は、まだ担当して数年らしいのですが、わからないことはすぐに聞き対応する、良いと思うことはやってみるというその実践力がスゴイ。そして、日常の観察を怠らない、対処を直ちに行うことによって重症化を未然に防ぎ、健康な仔牛育成に努めている。哺乳期間を通して様々な処置などをきちんとマニュアル化しているなど、こんな畜主に飼われている仔牛達は幸せだと、実感。加えて自分の手抜き加減を痛感。
見習わなくてはと実感したわ。彼女の哺乳の話題はディリージャパンの3月号にも大きく詳しく取り上げられています。是非にご覧くださいね。

2事例目、湧別町後藤牧場、後藤知子さん。
夫婦二人で営農され、3人の子育て真っ最中大忙しの京都出身のママさん。
彼女の哺育の拘りは哺乳温度と濃度の徹底と、生後1か月ぐらいまでは飲みたいだけ飲ませるという方法を取っているとのこと。一日2回哺乳で最大10リットルぐらいは飲む仔牛がいるそうです。この二つの拘りで仔牛の疾病が激減したとのこと。また、多種多様にある初乳製剤を、いったいどこのがイイのだろう?と疑問に思った彼女は、数種類取り寄せて使い比べてみたそうです。
結局のところは、きちんと要領用法を守って哺乳すれば大差はなかったそう。
要はきちんと温度、濃度を守ることが肝心だそうですよ。

後藤さんは離乳の失敗談も語ってくれ、当初は一発離乳を実践していたところ、離乳後の仔牛の泣き叫びが辛かったことから、現在はゆっくり2週間ほどかけて
離乳にもっていくそう。

どちらの農家さんも、失敗が大きな経験となり、仔牛の健やかな健康を維持していくことで、将来、牧場に大きく貢献してくれる乳牛に育てるのだという思いがありました。失敗を糧に!失敗の継続は大変な経営悪化に繋がります。
何よりも、仔牛が健康でなくては哺乳に携わっているひとの心が病み、作業意力を酷く低下させて負のサイクルに陥ってしまいますものね。

普段、哺乳に携わることが多い酪農女性。
悩みも共通で、発表中も質問の嵐。自分の事例を話しつつ質問される方も多くて
ワークショップならでは良さが、会場を盛り上げていた。
本当に哺乳方法も知識も技術も様々な中、ゴールはやはり健康に育てる!これに尽きます。そして、より自分の牧場環境と自分に合った、そして仔牛がより良く育つ方法はやはり自分で探っていかなくてはならないです。

ワークショップの休憩時間に全薬さんのご厚意でお菓子のサービスが♪

会場には網走管内一円から集まっていたので、もう15年振りに再会した友人達や近年知り合いになったばかりの酪農女性さんたちとも会うことが出来た。
まだまだ皆現役で頑張っているのかと思うと、俄然やる気も復活。

最後に「オホーツク酪農カフェ」の会長さんの荒田さんから会員勧誘のお誘い
組織的な制約もなく、自主的活動グループのこの会。
年4回ほどの学習会に佐呂間町近郊ばかりではなく、参加してみたいという方を広く呼び掛けて、自分たちの勉強したいことを学び、地域を超えた酪友を作りましょうと声をかけていた。今回は全薬さんのバックアップのお陰でこんなにたくさんのひとが集うことができた。これを機に酪農カフェの活動も大きくなっていくことでしょう。とっても楽しみです。

最後に今回の写真・・・・全部ピンボケばかりで本当に失礼してしまいした。
ごめんなさい!

2019 3月 18日

削蹄

先週10cmほど積もった雪も、このところの暖かさですっかり溶け雪解けは急ピッチで進んでいる。雪解けが進み雪が水に変わる方が早くて、地面に吸収されるのが追い付かない状態で牧場内はどこも悪路。この時期が一番汚い時期。

そんな急ぐ春を惜しむかのように、日に日に低くなっていく雪の滑り台で遊ぶ孫。
しゃちょーがビニールの切れはしを持ってきて、ソリ代わりにして滑ると楽しいぞと渡す。ビニールを体験した孫は超早くてイイ感じ♪と大喜びする。

ソリが無くても、ソリ以上にスリリングな滑走になるね♪
ビニールが風で飛ばされても、必死に追いかける姿を見ると、子供の本質は今も昔も変わらないのだと思った。孫を見ていると自分が子育ての時に気づかなかったことなどが見えてくる。今更子育てはやり直せないけれど、子供の成長は実に興味深くて面白いものだと日々思う。取り合えず毎日、子供も大人も笑顔があれば安心です。
それに比べ、仔牛の育成は日々新しく生まれてくるのだから、試行錯誤はいつでも繰り返しできる。なのに、繰り返される病気等など・・・真剣度が足りないのでしょうかね。

今日は全頭の削蹄。
春に向けて、牛の健康管理も足元から。
流石に蹄浴出来なくてひと冬越した蹄は皮膚炎が20%も。蹄が痛いと基本食欲落ち、産乳が発揮できなくなり、生産性の低い牛を増産していることになってしまう。 蹄浴実施出来るまであと少し。

今年最多の分娩ラッシュの2月も無事に乗り越え、死産も四胃変位も不本意な死廃もなく、今年の目標表の1月2月の死廃・四変の記入欄は空白のまま!
後は毎月の妊娠率が20%超えられるようになることが目標。現在18%、なかなかこの壁が厚いな・・・これも蹄痛が一因かも。

今日の削蹄師さんのおやつは、バンズも焼いた、照り焼きチキンバーガー
皆さんお疲れ様でした。

 

2019 3月 15日

キツネ被害

カラスの被害も後を絶たない。
昨日、突撃訪問をしてきた客人。
車から降りたとたん、何やら怪しい大声での叫び声が聞こえてくる。
ビックリして誰が来たのかしらと窓から見ると、客人がカラスを大声で追い払ってくれているのでした。
何と、酪農界のレジェンドともいえる、村上明弘先生でした。
先生はいつも突撃訪問でびっくりさせられるのです(笑)
「300羽以上はカラスいるね~ 大声出して追い払っても全然だめだね~」と笑いながら元気いっぱいの様子でみえた。
突然の訪問は、現在3軒で計画中の案件について参考になるバーンミーティングとデスカッションへのお誘いでした。なんてありがたいことなんでしょう!
ありがとうございました!

カラスの次に厄介なのが「キツネ」

このキツネ、最近よく出没してい悪さをやらかしてくれる。

その被害というのは、哺乳瓶。
哺乳瓶ホルダーに入れて哺乳する。たまたま飲みの遅い子がいて、ゆっくり飲みなさい!とホルダーに入れたままにして放置しておくと・・・
飲みの遅いその子は、結局全部飲み切ることなくフォルダーを離れハッチ奥で横臥。そうすると、そこへこのキツネがやって来て、呑み残しのミルクをホルダーから飲んでいるようなのです。

哺乳瓶を回収に行ってみてビックリの状態を目にすることに。
ニップルが食いちぎられているんです。

食いちぎられているのは大抵、夜の哺乳時。
夜、ハッチの前のカーテンを下げていても、お構いなくハッチの中に侵入して飲んでいる。
それにしても、大胆な飲み方だこと。
以来、ホルダーに置きっぱなしはやめることにしました。



野生動物と共存していくのは、イタチごっごでなかなか難しい。