観光スポット

2019 11月 27日

札幌ナイト クリスマス市編

乳房炎防除対策研究会の研修が終わったのが午後3時。
その日は札幌泊まり。
足早に会場を出て向かうは、大通り公園。
実はこの日、毎年恒例のミュンヘンクリスマス市の初日だった。
毎年でもこのクリスマス市には行きたいと思っているほど楽しみなイベントなんです。

キリスト教でもないのに、何故かクリスマスだけは心浮きだってしまう。
本場、ドイツのミュンヘンクリスマス市に行ってみたいと思う程。
願いは叶うかなぁ~

まずは駆けつけ一杯のグリューワイン♪ くぅーっ、旨いっ♪
3時起きで仕事をして研修会に挑み、やっと大好きなクリスマス市で、まだ日が高いうちから飲んで食べる!なんて幸せなこと♪


一杯目のワインを飲みながら何を食べようか?とお店のメニューを眺めながら歩いていると、目に留まったのがドイツのパン「プレッツェル」
自分でもたまに焼いてみるけれど、本場のプレッツェルを食べたくて・・・
2杯目のグリューワインと共に注文すると、焼いて温めてくれる。思わずデカッって思う程大きい。プレッツェルの一番太いところに発酵バターが入っていて、トロリと溶けだしてきてスゴク美味しい♪ コレを頬張っていると綺麗な外国女性の方が、「It’s Nice!」と声をかけてくれたわ。

クリスマス市には美味しいワインやビール、ソーセージやシュチー、お菓子などなど美味しいお店がいっぱい。
その他にもクリスマスグッズの多種多様なお店もたくさん。一通り見て楽しんでいると時間がたつのもあっという間。


可愛いクリスマスグッズ

 

4時46分! ミュンヘンクリスマス市の開催に合わせて、この4時46分から札幌ホワイトイルミネーションの点灯式が行われ
会場全体が一気に電飾で華やいだ。
で、私もまたまた3杯目のグリューワインで盛り上がる(笑)

次に目に留まったのが「望来豚(ほうらいとん)」のフランクフルト
これがものすごく大きくていかにも美味しそう♪
そもそも「望来豚」ってどこの豚?と調べてみると、石狩市のノース・ベスト・ファームという養豚農家さんのオリジナル豚なんですね。
めちゃめちゃ美味しいです。かなりのあらびきソーセージなんですが柔らかくてとてもジューシー!過去に食べた中でソーセージの中でもピカイチ。
1本600円もするのですが、お値段以上!是非に食べてもらいたい逸品です。私、望来豚のファンになりました。

ほろ酔い気分で、ホワイトイルミネーションを観にちょっと移動。
今年は81万個の電飾が大通り公園を飾っています。とても綺麗です。

 


毎年クリスマス市に来られるわけではありませんが、年々グレードアップされ、本当に素敵。
この大通り公園に、ひとりでおよそ2時間半以上、食べて飲んでイルミネーション見て過ごした。まだまだ居足りなかったけれど
この後、次の予定が!

続く~

2019 11月 02日

ご褒美旅行 最終日編

昨晩、部屋に戻って瞬殺で寝落ち。翌朝6時少し前に目が覚めた。
カーテンを開けると、明るい。すぐさま、朝の散歩に出かけた。

朝日が昇り始めているころ、急いでお日様が見えるところを探して歩いた。

昨晩夜景が見えた街並みを覆うように雲海が広がっていた。
もう少し、撮影を勉強しておけば良かったと悪戦苦闘しながら写してみたけれど・・・思うようには撮れず、すぐに陽は高く上り辺りがすっかり明るくなってしまった。


富士山が見えた♪数日前に初冠雪したばかりという、初化粧の富士山。その美しさに感動。窓ガラス越し以外に見たのは実に生まれて初めてのこと。
北海道にも利尻富士、蝦夷富士、北見富士などの富士という別名の山々はあれど、富士山に勝る山はないですね。かなり遠いのでしょうが、その存在感は充分です。


オーベルジュの庭にはヤギが飼われていて、シェフがエサやりしてました。名前は「メレンゲ」と「マカロン」だそう。なるほどね(笑)
近所のお散歩を終えて、7時半にタクシーにお迎えを予約しておいたので修善寺温泉街の観光に出かけた。
フェリスでは、朝食はオプションで、宿泊費に含まれているのは11時からのブランチなんです。
11時までは時間がたっぷり、昨日雨で修善寺観光出来なかったのもあって、観光客が出歩かない早朝、ゆっくり散歩することにしたのです。昨晩、食べ残した小菓子を口に放り込んで・・・


修禅寺から散歩開始。
弘法大師(空海)が807年に開基したと伝わるお寺。鎌倉時代、源氏一族興亡の舞台となったところ。山門の両側には木彫の金剛力士像。

本殿の入り口のお清めの水場は、さすが温泉地です、龍の口から温泉が・・・温かくてホッとしながらお清め済ませて参拝。


修善寺は伊豆の小京都と言われ、修善寺にも嵐山があり街を流れる桂川がある。この桂川に沿って観光名所が随所にあり、まるで古都を散策しているかのようです。
早朝でもあり、まだ紅葉の観光シーズンにも早いとあって、ほとんど人の往来もなかった。
修禅寺前に「とっこの湯」

病気の父を背負い、この桂川に降りて身体を洗ってあげている親孝行な少年の姿に、弘法大師が心を打たれ仏具で岩を叩いて、温泉を湧き出させたといわれ、伊豆最古の温泉の場と言われているそうなんです。
神聖なところとあって、私たちが足湯をすることは出来ません。見るだけですよ。
とっこの湯から少し川上に行くと「河原湯」という足湯場があり、無料で利用できます。



桂川には両岸を繋ぐ朱塗りの橋が5本か掛かっています。みそめ橋、あこがれ橋、むすばれ橋、よりそい橋、安らぎ橋、この5つの恋の橋を渡れば恋が成就すると言われているそう。
もう、私には縁はないですが、一番遠い最後の橋、安らぎ橋だけ渡ってきました(笑)


竹林の小径 
雨上がりの竹林はその香りと朝の空気が相まって、長く佇んでしまいたい気持ちになる。修善寺観光一番行ってみたいところでした。

小径の中ほどに、竹製の丸い大きな休憩どころ。朝日が射し込む時間帯は贅沢な一日の始まりを予感させてくれます。

小径を抜けるとすぐに「ギャラリーしゅぜんじ回廊」という修善寺で写された四季折々の写真が展示されています。早朝にもかかわらず入って観ることが出来ました。

やっぱり、紅葉の季節の写真は素晴らしい風景です。もう一度来るなら、絶対に紅葉の季節です。
ココを通り過ぎると、「赤蛙公園」ここはホタルの生息地でもあるそうです。
これより、桂川を離れ山側へ散策

細い路地の側溝の水の流れは清らか

どこの庭先にも柿の木。美味しそうな柿がたわわに実ってた。


源範頼のお墓
範頼の兄頼朝の怒りに触れ、ここ修善寺に幽閉、追い詰められた範頼は自ら火を放って自害したそうです。

さぁココから来た道を戻って、安らぎ橋を渡り桂川の対岸へ

古い町並み、空き家もある中、古い建物にも関わらず、生活をしている人々がいる。
小さなお店、商売成り立つのかしら?と思う程の昭和初期のような店構えも、それも絵になる。


指月殿
伊豆最古の木造建築とされています。弟を幽閉した源頼朝の妻「北条政子」によって作られたお堂。
お堂の中心に置かれている釈迦如来像はスギなどの寄木造りで蓮の花を手にした禅宗式という、非常に珍しい坐像なんだそう。
北条政子の息子、鎌倉2代将軍源頼家が暗殺され、その霊を慰めるために建立。お墓はすぐ隣にありました。
歴史を振り返ると、些細なことから身内を討ったり、争いごとが大きくなったり、権力がすべての時代の哀れを感じます。

およそ2時間余り、ゆっくりと修善寺散策し再び修禅寺まで戻って来ました。この頃になると街中も賑わいはじめ、お店も開きだしたので、お迎えに車の時間までの少しの時間、ひと休み
「わさびソフト」ののぼりが気になった!

かなり高齢のおばあちゃん、生わびをその場ですりおろしてくれたっぷりトッピング♡
ソフトクリーム自体もとても美味しくて、わさびがベストマッチ♪に感激。まもなく車が迎えに来て再びオーベルジュへ戻る。


途中、山間から見えた富士山。車を停めてもらって眺めた。ドライバーさん曰く、「富士山は恥ずかしがり屋さんなので、こんなに雲の全くかかっていないのは、珍しいんですよ」と話してくれた。
やっぱり、私たちツイている。
オーベルジュへ着いたのは10時。すぐに貸し切り露天風呂へ直行。昨晩はタイムアウトでしたので。

小さいけれど、眺めはお天気も良く素晴らしい。外の景色を眺めながら湯船に浸かっていると、いい香りがする。探して見ると・・・
すぐそばにジャスミンの小木があり、まだ少しだけ残っていた白い小さな花から、ほのかに香ってくるのでした。
源泉かけ流しの泉質は無色透明、実にサラリとしたお湯。少し温めでしたので、汗もかかずにサッパリとした湯上り。

夢の時間はあと僅かに1時間を残すだけとなり、身支度整えて最後のお食事「ブランチ」

テーブルクロスも昨晩の白からグリーンに取り替えられた、清々しい朝のダイニング。




朝のサラダから始まり、スクランブルエッグやサラダチキンetc・・・温かいコーンベースのポタージュ、パンが2種
そして、ブランチメインのアツアツのパエリア♪


取り分け用のカトラリーも面白い!
スペイン料理店のパエリア、初めて♪ お焦げがしっかり香ばしくて美味し~い♪美味し~い♪ 12時半の修善寺駅発のJRに乗るため、スタッフさんも気を使ってくれハイピッチで対応してくれたわ。
アツアツのパエリア食べるのに時間との闘いで汗かき、エビが熱くって手が火傷しそう(笑)


最後の飲み物。
飲み物に添えられたメッセージ「Gracias」ありがとうの意味。
スタッフさんも「Gracias、ありがとうございました」と深くゆっくりとお辞儀をしてくださり、テーブルにコーヒーを置いてくれた。
ジーンと胸が熱くなる思いで、Graciasの文字を眺め、オーベルジュでの時間を遡った。
本当に、素敵な時間でした。贅沢さというより、ゲストと丁度良い距離感を保ち、ゲストが望むちょっと先への気遣いをしてくれるという、上質の温かさを感じられるそんな伊豆修善寺のオーベルジュ・フェリスでした。 

12時急ぎ脚ながらブランチを終え、お部屋で清算。外には私が予約した時間より、スタッフが道中を気遣って少し早めてタクシーを用意してくれていた。
他のお客様たちがまだ食事をしている中、シェフも2階のダイニングから手を振り見送ってくれる姿が見えた。

修善寺12時半発、東京行き 伊豆踊り子号に乗車。川崎駅で京急に乗り換え羽田空港。
午後7時前旭川空港到着。一気に北上して北海道に着いちゃった。お昼まで静岡に居たのに・・・と今更ながらに思う。

空港のフードコート「そらいち」が9月出来たばかりなので、旅の終わりの食事は農珈屋のカレーで〆る♪

これにて、2泊3日の今年のご褒美旅行終了です。
長々と、お付き合いいただきありがとうございました。

ほぼ、組んだタイムスケジュールをこなし満足でしたが、3カ月間随分と練って来たつもりですが、短い期間故に行けるところも限られています。
現地に行かないとわからない情報も多くて、出会った人々にあそこはイイよ、あのお店行ってみてと・・・時間があったら行けるのにということも多々。
ふらりと寄り道できるそんな時間的余裕のある、「ぶらり途中下車の旅」的な、のんびりとした旅がしてみたいと今回つくづく感じました。

来年の旅先はもうすでに私の心の中では決まっています。次は日本海側へ。行けるかな?
一応、しゃちょーもお誘いしてみたのですが、「来年はムリしょ!!!」だって、返事早っ!
私もどうなるか分からないけれど、着々とプランは練ろうと思ってます。
非日常な旅。毎日作業に追われているからこそ、眠っている自分の感性や感覚の発掘になります。それがとてもいい刺激になり活力に繋がるように思えます。

帰宅からすでに1週間、まだまだ旅行の余韻が抜けません。それほど充実した旅行だっと思えます。
たった中1日の不在だったのにもかかわらず、山々は随分と落葉が進んで、季節の流れの早さを身に染みた感じです。

今年は暖かな秋のようですが、さすがに11月、寒さが日に日に増して来ます。
冬支度、滞りなく進めて行かなくては。

Gracias!

2019 10月 31日

ご褒美旅行 オーベルジュ編


お部屋は実にシンプル。華美なところは一切ないけれど、とても上質なセミダブルのツイン。
窓からは山のすそ野に広がる夜景が垣間見える。
「フェリス」とはスペイン語で「幸せ」を意味する言葉。ルームナンバーもスペイン語表示だった。
私のルームナンバーは「2」を表す「DOS」。

午後6時半、ディナー開始時刻。少し緊張しつつダイニングへ向かう。

ダイニングは5テーブルのみ。しかもキッチンとダイニングが一体化しているの。ゲストの後ろ側がシェフが腕を振るうキッチンとなっている。
きっとゲストの食の進み具合や表情を見極めながら、料理をしているに違いない。
ダイニングに踏み入れると、全面ガラス窓に驚き、眼下に広がる街の夜景が飛び込んでくる。雨にもかかわらず夜景が綺麗だった。この夜景がこれから始まるディナーの最高の演出だと思えた。
私が予約したお部屋は一番グレードの低いお部屋だった。もし、5組満室だと、テーブルは窓側から2列目となったはず。でも、運が良かったのか今日は3組ということで、窓側の席に就くことが出来たようです。私、やっぱりツイています。
実は、ここへは末息子も同行してきました。 昨年は東京で従弟のフレンチのお店にも同行。なぜか彼だけはいつも高級な食事にありつけるという運をもっているようです(笑)お陰で私の懐はいつも痛いめにあうのですが。ご褒美旅行、今回に限り、ひとりディナーも寂しいのでね。
3組のゲストがほぼ同時にダイニングに・・・シェフに「よろしくお願いいたします」と一礼して席に就く。
70歳前後のご夫婦、50~60歳ぐらいの女性ふたり、そして私たち親子の3組。


夜景が綺麗に見えるようにとの配慮でしょうか、室内の照明はかなり暗め。テーブルの上のスポットライトだけが明るい。
ステキに折られたナプキン。ワイングラス越しに映る夜景がステキ。

食前酒にスパークリング。
黒オリーブの中にチーズを詰めたピンチョス。

これから13皿のお料理が始まります。4種のペアリングワインと共に・・・
何だか、背筋が伸びます。

オーナーシェフ自ら木箱を運んできて、テーブル中央に置く。そして・・・・引き出しが開けられ、中から8種類ものピンチョス。
それは、まるで絵具箱を開け、パレットに模したお皿に、お料理が絵具のごとく盛り付けられているかのようです。こんなお料理の演出初めて♪ 
最初からこんな演出に、この後どんなことが待っているのかしらと期待が益々溢れてしまう。


すべてのお料理は載せきれませんので抜粋で。


この野菜プレートにはビックリ。
一番左端が生トマト全部種類が違う。中央列は湯で野菜、右列は焼き野菜が並び、13種類のソースが点在。
上にはハーブとエディブルフラワーが贅沢に散りばめられた、まるでアレンジメントのような一皿。
過去にスミレとナスタチームの花ぐらいしか食したことがなかったけれど、ランやバラ、キンギョソウのなど多種多様なエディブルフラワーに感動。
特にラン系の花びらはパリパリしていて、とてもいい食感だった。


赤魚を三種の調理法で盛り付けられ一品
グリル、スチーム、ソテーで料理され、ホウレンソウのソースと岩ノリ。 岩ノリがいい仕事してます。ソテーが一番好きだった。


ガスパチョ
トマトの冷製スープなのですが、白い泡もトマトから出来ているそう。これがまたスゴク美味しくて驚く。ガスパチョって今までにそれほど美味しく感じたことがなかったのですが、これは唸っちゃうほど美味しかった。また、添えられているスプーンの形もユニークでグラスにフィット。シェフの遊び心と感性が食器のチョイスにも表れてします。
ほとんどが白いお皿ばかりなのですが、お皿の種類や形状がお料理によってすべて違います。聞けば、出されるお料理に2回と同じ食器は使わないというコンセプトをもっているようです。
カトラリーも取り換えられるたびに違うの。

食事が中盤を迎えた午後9時過ぎ、夜景の明かりが段々消えて行くのを感じた。
どうしちゃったのか?そのうち、真っ暗に。息子と下界は停電になってしまったのだろうか?って、でもここは電気付いているし・・・と不安に思ってスタッフさんに聞いてみた。
夜景が見えなくなってしまったのは停電なのですか?と尋ねると、「修善寺は9時を過ぎると消灯するんです」と・・・・
私たちビックリ顔をしていると・・・スタッフさん「私、嘘、言いました!」と笑うのです。「ここは山の上なので、時々雲海が広がって明かりが見えなくなるだけなんですよ」と教えてくれた。
なかなか、面白いスタッフさんです。一気に和ませてくれました。 そうこうしているうちに雲が晴れ、再び綺麗な夜景が戻って来た。


本日のメインともいえる、イベリコ豚のグリル。
シェフが焼きあがったばかりのイベリコ豚の大きな塊を運んで来てくれ、見せてくれた。これまでに10皿の料理が出せれて来たので、どのくらい食べられるか確認するために。
私たち、たくさん食べられます!ってにこやかに答えた。
すぐに切り分けて持ってきてくれ、テーブルの上で生わさびをあらびきに擦りおろしトッピングしてくれたのです。
イベリコ豚について、少しシェフが説明してくれた。どんぐりしか食べたことのない純粋なイベリコ豚を輸入しているそう、それも現地に行って特定の養豚農家さんの豚だけ、しかも左肩のみだけに拘って入手するらしいです。どうして左肩のみなんでしょう? シェフ曰く、豚にも利き腕があるそうで、どうしても右肩はストレスが掛かるらしいのです。なのでストレスの少ない左肩だけに拘るそう。
「俺ってある意味変態なんです!」と笑って話してくれた。
そんな面白いお話を聞いて、さっそくアツアツのイベリコ豚のわさび添え頂きました。 イベリコ豚なんて、生ハムで少ししか食したことがないので、こんなに贅沢に食べたのは初めて。
これが豚肉の肩なの?というほど、ジューシーで柔らかくて生わさびが合う!!!顔を覆いたくなるぐらい美味しいです。この写真ではその美味しさ伝わらないわね(笑)


ワインは終始スペイン産。白と赤が2杯づつのペアリング。
どれも個性があって、美味しかったし、特に最後の1杯の赤はイベリコ豚によく合っていた。

お肉料理はイベリコ豚の他に、軍鶏、イノシシ、牛タンも出され、軍鶏もイノシシも初めて。イノシシは繊維がギューっと詰まっているという感じの食感でしたね。カットが小さくてあっという間に喉を通り過ぎてしまうので良く味わえなかったけどね。そう、私、犬食いなの(笑)


コースの中ではパンは無かったので、意外と13皿のお料理はお腹に納まり、満たされました。
最後のデザート。

いよいよ最後の最後、デザートの後の飲み物と小菓子
ハーブティを頼み待っていると。
大きな黒い箱が運ばれてきました。
開けてみて驚き、飲み物に添えられる小菓子って、一つかふたつが常。

まるで焼き菓子の詰め合わせのごとく、たっくさん!
品数の多さに「こんなに!?」って思わず声でちゃった。
スタッフさん、「食べた残りはお部屋へお持ちしますので、明日のチェックアウトまでゆっくり召し上がって下さい」とのこと。
まぁ~なんて、嬉しいお気遣い、幸せ~♡

アルコールも適量、お腹は幸せと感動で満され、3時間半に及ぶディナーも全くその長さを感じず、夢の時間の半分がすでに終わってしまったことに、寂しさを抱えつつ、ベッドに倒れこんで熟睡。

2019 10月 30日

ご褒美旅行 修善寺編


御殿場から沼津で乗り換え、さらに三島駅から伊豆箱根駿豆線に乗り換え、終点が修善寺駅。
今回の旅行の目的がここ修善寺にあるのです。
振り返れば5年前、とある番組の最終回で、この修善寺の山の上にあるオーベルジュが放送され、いつかここへ行ってみたいと思い続けていた。名前を忘れないようにとメモも取ってあり、時々HPを見ては夢を膨らませてきた。
その思いが5年越しに実現。一人で本州に旅行するなんて昨年まで全く経験もなく、そもそもそんな度胸すらなかったのですが、昨年、見事ひとりで姫路まで、飛行機、電車、バスを乗り継いで行けたことに自信が付いてしまった私。そして何よりも、姫路にいる私より一回りも上の友人が、世界各国どこへでも旅行してしまう姿をみて触発されたのも大きかった。
まるで、小さな子供の初めてのお使いを達成できたかのような、そんな自信が(笑)
という事で、遂に夢の修善寺、「オーベルジュ・フェリス」行き決行と相成った訳なのです。

修善寺駅に着いたのは午後2時過ぎ。
朝からまともな食事は摂っておらず、御殿場での和菓子を口にした程度、夕食のことを考えると余りお腹いっぱいに食べてはいけないと自分に言い聞かせて、午後3時頃までやっている食事の出来る良さげなお店を探してみた。バスに乗って15分程という「松葉茶屋」バス停から徒歩1分、3時までの昼食タイムということで行ってみた。
修善寺の観光地とは全く逸れた山の中へバスは進んで行く、少々不安を持ちながらもバスを下車。雨はまだ傘が必要なほど降っていた。


お店の入り口にある巨大な釜めしのオブジェ
きっと釜めしがメイン料理なのかな?と暖簾をくぐった。



古く大きなお店。流石に2時半を回っていたので、他に食事をするお客さんはいなかった。
釜めしは30分程時間が掛かってしまうらしく、今この時間にここで満腹にしてはいけないと思い、静岡に来たなら「生わさび」を賞味したくて、ざるそばセットをお願いした。
でもね・・・・単品の手羽先の照り焼きの誘惑に負けてしまい、一緒に注文してしまう。


2種類のお蕎麦、ひとつはもちろん修善寺蕎麦、もう一つは、何と我が町のお隣、興部町産のダッタン蕎麦!静岡まで来ても、北海道のお蕎麦を食べるとは思ってもみなかったわ。食べ比べてみると、ダッタン蕎麦上手し。


食べたかった、生わさび! 大きなわさびを好きなだけおろすのも初体験・・・食べ残したわさびは持ち帰ることができるのだけど、いささかまだ旅の途中、諦めました。
チューブのわさびと違い、酷くツンとせずに、やわらかい爽快感があり美味しい。大量に擦っても全然大丈夫。
お腹も酷く空いていたので、手羽先まであっという間においしく胃袋へ特急列車のごとく食べ終えて、ちょっと後悔。食べる前の自分への言い聞かせは、どこへ行ってしまっていたのか?
自制心のなさを露呈。

再びバスに乗り、修善寺駅に引き返す。雨が降っていたし、明日はお天気も上がる予報とあって、修善寺観光はせずにそのままタクシーでオーベルジュへ向かう。
オーベルジュ専属タクシー会社があると事前に伝えられていたので、迷うことなく。

山へ上がって行くこと15分程、ポツンとあると予想していたけれど、結構、高級住宅が建ち菜並ぶなかにオーベルジュはあった。

タクシーがエントランスに到着すると、タクシーのドアが開く前に、スタッフさんが傘を持って出迎えてくれた。まるで、待機していたかのようなタイミング。
ここから、5年越しの夢の時間が始まるのです。
雨とあって、4時過ぎには少し薄暗さが覆いはじめていた。

到着後、ラウンジにて温かいハーブティを入れてくれ、物腰のやわらかい落ち着いた口調の男性スタッフさんから館内の説明を頂きチェックイン、このスタッフさんが帰りまでのすべてのサービスを担当してくれたのです。ディナーまでの約2時間を部屋でまったりと過ごした。

一日5組10名までのスペイン料理のオーベルジュ。
オーナーシェフのハンチング帽が良く似合う谷田部シェフは、以前、東京恵比寿にてスペイン料理を出していたそうなのですが、修善寺に改めてオーベルジュとして営業開始したそうです。
修善寺の食材を使い、ディナーでは100種類以上の食材が使われ、食事には3時間半は要するとのこと。
どんなお料理が待っているのでしょう。楽しみです。今夜は3組の宿泊者のようです。

2019 10月 29日

ご褒美旅行 御殿場編

翌朝(25日)の東京は激しい雨。
隣の千葉県は再びの豪雨で、広範囲に甚大なる被害のニュースが報道されていた。
そんな中、ご褒美旅行だなんて言って、遊びに出かけようとしている自分が心苦しかった。
雨の中、駅までタクシーでと思ったが、全く捕まらない。仕方なく雨の中バス停まで歩いて待っていた。
そこへ偶然、空車が信号で止まった。お陰ですぐに飛び乗ることが出来、意外とツイている私。
普段は地震、台風などの影響を受けやすい都心は住むところではないと思っている自分。しかし、遊びに来ているときは、そんなことは微塵も考えていない愚かな自分がいる(苦笑)
定刻、川崎駅からJRで御殿場駅に向かう。
御殿場に着くころには雨が止めばいいなぁ~なんて呑気に思いながら、ぼんやりと雫が流れる窓の奥の景色を眺めていた。
まだ紅葉の季節には程遠い山々が連なう。

9時半、御殿場到着。やはり、相変わらず雨強し。直ぐタクシーに乗り込み、とらや工房へ向かう。ドライバーさん、とても気さくな方で御殿場の面白い観光事情など話してくれたりして、何だか楽しげな旅の始まり。わずか10分程で到着。開店までまだ20分。雨の中待つしかない。

でもでも、工房までは散策路があって、雨の竹林散策も乙なもの。

大きな立派な山門をくぐって・・・


奥へ進んで行くと、東屋。ベンチもあり雨宿り。
東屋からは工房が見える。


週末ともなると、開店前はこの辺りから長い行列が出来るとのこと。さすがに今日は平日のドシャ降り。先客は私の前にひとりだけ。


庭に向かって湾曲した建物。何だか趣きがあります。工房の前庭には梅林


お店の入り口手前には職人さんが作業されている様子がガラス越しに見られる。栗きんとん、さらしに包んで作ってたわ、傍らでとらや工房限定のどら焼きも♪


店の入り口前に、店内でお茶する方は、まずは、ひらがなのサイコロをもって入店し、奥の飲食スペースのテーブルにサイコロを置いて席取りをしてから、お菓子の注文をするんです。
私は「ね」のサイコロを選んだ。今日まで念には念を入れて旅行計画を立てて来ましたからね(笑)



選んだお菓子はもちろん「どら焼き」白あんのものと、10月限定の栗の葉に包まれた「栗餅」
煎茶はお替り自由。どら焼き、普段 柔らかいふかふかの生地のどら焼きを食べているので、実にキメが細かいしっかりとした固めのどら焼きの皮が新鮮に思えた。
表面の焼き印の香ばしさが後を引きます。 栗餅、栗丸ごと一個を餡で包み、半づきの餅で覆ってある。コレがまた美味。買って帰りたくても消費期限は当日のみ、どら焼きで翌日まで。お土産にはどれも買って帰られないものばかりです。お店に来た人だけが味わえるお菓子ということなのですね。
こんな雨の中でも、結構のひとが足を運んで来ています。

一服して、工房からすぐのところに、「東山旧岸邸」があります。そこを見学
旧岸邸は第56・57代内閣総理大臣を務めた岸信介が1969年に建てられ、晩年の17年間を過ごした自邸。この建物を建築したのが、建築家 吉田五十八(よしだ いそや)。岸邸は彼の晩年の作品として、伝統的な数寄屋建築と現代建築の融合を図った近代数寄屋建築の建築美学の到達点として岸邸は建てられたそうです。


入館料を払い、中に入るとにこやかに迎えてくれたボランティアガイドさん。年の頃は私と同じぐらいかと。
今日は雨なので、今日最初のお客さんですと、11時にもなって初めてのお客さんだなんてことは、非常に珍しいとのことでした。
ガイドさんにどこからお越しですか?と尋ねられたので、北海道からと答えると・・・・ガイドさん「今年の2月に北海道旅行したんですよ!」と
私、「北海道はどこに行かれたのですか?」と尋ねてみると、なーんと「紋別です」と答えが返って来るではありませんか!!!
「いやいや、その紋別から今日ここへ来ているの!」と余りの偶然さに、私たち、飛び上がる勢いで、いきなりハイテンションからのお友達になった気分♪
御殿場まで来て、こんな偶然ってあり得るのね。「カニのオブジェの前で写真撮り、流氷も見れたしホワイトアウトのような地吹雪も経験しました」と。
このボランティアガイドさん、週に3日しかガイドに来ていないとかで、これまたレアな出会いでした。旅って、ホント面白いわ。



お陰で、楽しくガイドして頂き、東山旧岸邸の建築美学を学びました。
岸信介元首相は60歳の頃、3年に渡り首相を務めた。現在の96・97代目の安倍総理の祖父に当たる。
今から約50年ほど前に建てられたのですが、ガイドさんの説明に何もかもが「へぇ~」としか言いようのない、伝統と近代の建築美を融合させた細部に渡る拘りを知ることが出来た。
50年も前にすでに全室セントラルヒーティングシステムがあり、暖房機器がすべて和の中に隠され、部屋の空間に違和感がない。全室からインターホンで女中さんが待機している厨房に知らせれるようになっているし、台所との間には防火扉も設置、和室が広く見えるようにと畳の縁は細く、室内の木調と合わせてあったり、リビングのペルシャ絨毯は当時のままのもので、この一枚の絨毯で庶民の一軒家が建つほどお値段だそう。先日の290億の費用が掛かったとされる白幽林道の黄金道路に引き続き、今回は黄金絨毯の上に私は立っている。何だか、金運上がりそうです♪
すだれは50年前にすでにアルミ製。床面は寄木細工が施されるなど、当時の伝統的な贅を尽くした創りと言える。


何といってもこの食堂が素晴らしい。
押込戸を利用して、障子・ガラス戸・網戸・雨戸を壁戸袋にすべてを引き込んで庭側が全面開放になるの。
庭園から植物から漂う何とも言えぬ生を纏った空気が流れ込み、鳥のさえずり、小川のせせらぎを感じられる食堂は素敵でした。

まだまだたくさんの岸邸の建築美学について、説明頂きましたがとても書ききれません。

この東山旧岸邸は、2003年に御殿場市に寄贈され、2009年より虎屋のグループ会社である(株)虎玄が指定管理者として管理運営しているそうなんです。

一時間程の見学を終え、山門をくぐり、再びタクシーで御殿場駅に向かい、今日のお宿のある修善寺へ再び電車を2回乗り継いで向かう。
僅か御殿場滞在3時間の間に2度タクシーを乗ったのですが、御殿場のタクシー運転手はキャラが濃いです。が、とっても楽しかった!
知らない土地で見ず知らずのひととの会話は、心満ちますね。

雨は相変わらずの雨・・・・

修善寺編はまた後日に