2010 9月 16日

みどころ

だんだん庭の花も少なくなり・・・
随分と淋しくなってきました。
そんな中 ちょっと見頃を迎えたコーナーがあります。
苗を育てなくなって6〜7年 育苗していた小さいハウスが
もう何年もビニールも張ることなく骨だけのまま放置されていました。
3年前・・・このハウスの骨につる性の植物を絡ませて 
花のトンネルにしようと考え・・・
つるバラにしようか考えましたが・・・このあたりでつるバラを見事に育てるのは至難の業・・・ ムシも付くし・・・手入れも大変。
という事でいろいろ考えたあげく 候補に登ったのが「夏雪かずら」
わずか10センチ程にも満たない小さい苗を3本買ってきて植えました。
翌年は少しつるが伸びた程度で こりゃ・・・いつになったらトンネルになることやら・・・と思っていたら昨年はかなりイイ感じに。
で・・・今年は ちょっと出来すぎ・・・トンネルどころか・・・
ちょっとお化け屋敷みたいに鬱そうと繁りすぎ感がありますが・・・
今 白い花が満開で綺麗です。


あまりに枝が繁りすぎると冬に雪がのっかって、ハウスの骨が曲がってしまうのではと心配。
それでも秋遅くまで白く咲く 夏雪かずら・・・楽しませてもらいます。
今年 こんな変わった花も咲きました。
名前は分かりません。
花びらがストロー状になっているエキセアナのような花。
コスモスにもこんな花びらの形をしたのを見た事があります。

まだまだ例年に比べると暖かい秋です。

2010 9月 15日

おしおき

写真の仔牛(♂)、只今 反省してもらっています。
現在 カーフハッチが満室。
仕方なく、乾乳舎の分娩房に3頭の仔牛を収容しています。
その内の一頭がいっつも脱走するんです。
昨夜も牛舎から家に戻ろうとしたところ・・・脱獄してました。。。
戻る気もないようだったので とりあえず飼料タンクの足にヒモで括って一晩。
反省して下さい!とばかりに・・・ 笑

今日 他の♂仔牛を出荷するので、その場所があくまでの我慢です。
柱に繋がれている仔牛を見て 思い出した・・・
私も小さい頃、悪い事をすると・・・よく、お仕置き?しつけ? (いまなら虐待???変な世の中ですが)で・・・父に決まって夜に馬小屋の柱に括りつけられて、わんわん泣いた記憶が甦ります。 
懐かしぃ〜
さらに 遡って 2〜3歳の頃は日中、家族が全員外で畑仕事をしているで
その間、危ない事をしないように自宅の柱にヒモで繋がれいたこともあったそうな。
でも 器用な私・・・何重にも結び目があるヒモを根気よくほどき、ちゃっかりいたずらし放題で遊んでいたとか・・・
・・・っていうか、脱走しないように牛より賢く 「施す」のが人間ってもんでしょう!?
牛に反省しろ!な〜んて 筋違いですね。 我反省。
 

2010 9月 14日

双子

今年になって既に6組の双子が生まれている。
うち♀♀はたったの1組
後は♂♂だったり♂♀だったりする。
この双子の出生で問題になるのが♂♀の場合
この場合の♀はフリーマーチンとされ繁殖に向かないため肉牛として肥育される道をたどります。
フリーマーチンとは♂♀の多胎において♀が生殖器の分化に異常を来し、不妊になる個体を言うのですが、その確率は90%以上ともされる。
外部生殖器は正常の様に見えても、雌雄両性の内部生殖器を持っている場合があるそうだ。
普通、♂♀の双子の場合、本当にその♀がフリーマーチンかどうか検査されることなく、♂同様に肉牛として飼育されます。
しかし、♀の場合は♂に比べものにならないぐらい低価で引き取られことになる。
フリーマーチンかどうか検査する方法もあるそうです。
時間とお金がかかります。我が牧場では一度も検査に出した事はなく、♂仔牛同様に生後1〜2週間で♂のオマケ?としての値段で出荷しています。
先日生まれた極似の♂♀の双子ちゃん
こんなによく似ている双子もめずらしい。

♀♀だったらどんなに可愛い双子だったか・・・とても残念。育てたかったぁ〜
フリーマーチンと判断されても 妊娠したという事例もあるらしい・・・
本当はどうなんだろ?
一か八か検査せずに育ててみる? 
そんな・・・経費を掛けている場合じゃないのが現実だね。
牛の双子の場合は97%以上が二卵性だと聞いた事がある。一卵性ならフリーマーチンの可能性は仕方がないにしろ、二卵性なら大丈夫なんじゃないかと素人考えが頭をよぎります。
どっちにしてもこれから産乳する母牛にとっては大きなリスクをもつ双子の出産。
双子は生まれない方がいいな。

2010 9月 13日

キツリフネ

すっかり秋らしくなりました。
この時期 サシバエという刺すハエが増えます
結構しつこくて、刺されるとかなり痛い。
牛にも付きまとい ひどく嫌がります。
幼少の頃 父がなにやら手に持って ニヤニヤしながら「目をつぶって手を出せ」と
言うのです。
目をつぶって手のひらを差し出すと 何かとても小さな物が手のひらにのせられた感触がある。 そして・・・そっと手を握れと言われ・・・
その瞬間 手の中でとても奇妙な動きが・・・
びっくりして手を振るって驚く私の姿を見て 父は大笑い。

その正体は・・・キツリフネの種
写真がよく道ばたにもある「キツリフネ」。「黄釣船」と書くそうです。
ホウセンカの仲間だそうで、ホウセンカは熟した果実が、軽く触れただけで音を立てて
種を覆っている細長いさやがクルクルッとはじけ種が飛び出すんです。
その感触がとても面白いのです。
何も知らない小さい私を良く驚かされたもの。
ふと目に入ったキツリフネを見て昔の想い出が甦りました。
このキツリフネの学名はimpatiens-tangere
属名 impatiens 「インパチェンス」という発音でほうせんかの仲間の属名であり「こらえきれない」という意味
小種名 noli-tangere は「私にさわらないで」
学名を属名、小種名と並べると・・・「これきれないわ、私にさわらないで」となる。
なんとも学名らしからぬ学名です。
英名はtouch-me-not,
フランス名はne-me-touchez-pas
いずれも「私にさわらないで」の意味で花言葉もどこも「私にさわらないで」となるみたい。
世界共通なんですね!面白くて笑えます。
世の男性の方・・・この花を差し出されないようにご注意を! 笑
サシバエに、この花突きつけても・・・効果ないわよね・・・

2010 9月 12日

北緯45度31分22秒

一年に一度の一番楽しみにしている「泡茶会」
今年は日本最北の地、宗谷岬を目指し北上するプランが今回の幹事さんによって組み立てられた。
先ずは音威子府
エコミュージアムおさましセンターの砂澤ビッキさんっていう木の彫刻家のミュージアムへ・・・
木から感じるビッキさんの感性を余す所無く感じられる作品が並ぶ。
とても繊細で・・・木の声が聞こえそうな・・・不思議な空間。
耳を澄ませ・・・木からのメッセージと自分の心とのやり取りを楽しむことが出来る。
豊富町で4人全員無事再会♪
2年越しで思いを寄せていた稚内市上勇知にある「あとりえ華」へ
御主人は高橋英生さん、画家。
英生さんのアトリエの2階で 奥様はハーブティが飲めるカフェを・・・
奥様は新聞のコラムも書かれていて、その文章は彼女のお人柄が表れている話題と表現力にとても魅力を感じます。
そのカフェの大きな窓からサロベツ原野に沈む夕陽を眺めながら 普段味わえない静寂な空間と時間をフレッシュハーブの香りと共に堪能。

英生さんとも一緒にお話しすることができた。
私が酪農家だと知った彼は北海道の酪農への思いを語ってくれた。
私は失礼とは思いながら この地でゆったりと絵を描いているだけと思っていた。
でも、それは大間違いだった。
英生さんはこれからの北海道酪農のこと、農業の担い手のことなど、真剣に考えていてくれていた。酪農を営んでいる自分がなんて将来の農業になんの想いも行動も取っていない事を知らされた。そして農業の継承がどんなに大切な事か・・・
彼はただ語るだけではなく 実際にあとりえ華を農業者の対話の場として開放し、企画もしている。実に驚きの画家さんです。
そんな彼の姿に 自分は恥ずかしささえ覚えた。
色々な想いをいっぱいもらったあとりえ華を後にしたのは もう とっぷり日が暮れてしまった後だった。
お泊まりは南宗谷の小さな旅館。
夜は泡茶会の宴会 居酒屋で美味しい泡茶を頂きながら新鮮な魚貝類の料理を楽しみ、
2次会は部屋呑み! 友人の持ち込む美味しいワインを飲みながら延々話は尽きない。
みんなの人生劇場の語り場となるこの泡茶会、本当に濃いわ〜。
翌朝 二日酔い(私だけ?)の身体を引きずり、最北の地へ
眩しかった 海の青さが違う・・・ 遠くサハリンの地が見える・・・

この最北の地での出来事を記念碑で読みながら、そして英生さんの話を重ねながら 今の幸せな?時代に生きられる自分、生きられる幸せを日々感謝しつつ 次世代のために出来る事をする、それが大人としての仕事だということを知らされた今回の泡茶の小さな旅でした。
来年はどんな出会いがあるのかしら? 
新しい出会いのための泡茶会。 来年もまた今から楽しみです。
楽しかったです!みなさんありがとうございました。