2010 12月 15日

終活

就活、婚活、離活・・・そして今や「終活」
「終活」って人生最後の日を迎えるための準備のことらしい。
遺言ともちょと違う。
お葬式はどうしたいか、お墓のこと 戒名のこと、生前に自分の遺影を好きな服を着て一番いい表情で写しておく等々・・・
最後の日のために自分の意志を残しておくための準備。
高齢化が進んでいる現在 驚くようなビジネスがこの背景に広がっている。
生前葬なんていうことをするひとまでいるらしい。
生前葬を行うホテルまでもあるとか・・・
ちょっと話は逸れるけれど、離婚式なんてのもあって、最後の二人共同作業が結婚指輪を潰す儀式だそうですよ。
変な世の中?っていうのでしょうか・・・
先日、テレビの番組で身寄りのないホームレス同然の病人を受け入れているホスピスの話題があった。最後の時を寄り添ってあげたい・・・という一心でご夫婦がスタッフと共に切り盛りしてるこのホスピス。
人生最初から一人きりじゃなかったはず・・・いつしか家族とも別れ・・・ひとりぼっちにならざるを得ない現状・・・過去には辛かった事も苦しかった事も楽しかった事もたくさんあったはずの人生・・・けれど最後は孤独死という悲しい現実を迎えなければならない人達が大勢いる。。。なんて辛い世の中なんだろう。
この人達に終活なんて出来ないけれど このホスピスに来られた人達は本当に幸せだったかもしれない。
ホスピスを運営している奥さんが亡くなった人を前に「お疲れ様・・・ありがとう」って言葉を掛けて最後を見送るのです。
「人」という字は二本の棒(ひと)が寄り添って出来ているそう・・・
最後の時まで寄り添ってくれるひとがいる幸せをこの番組を見てしみじみ感じた。

牛も同じ気持ちかな・・・
野生動物は本能的に死を感じると群れから離れてひとり死を迎えるとか・・・
愛玩動物はやはり飼い主に見守られたいと思うのかな?
牧場から牛がいなくなる日・・・
それはもちろん死亡したとき。生きていても病気・怪我などで牛乳の生産を出来なくなった時、妊娠できなくなった時など理由はいろいろ・・・
ともあれ、いなくなる日まで働いてくれたことに
「お疲れ様、ありがとう」の気持ちはせめて忘れてはいけないと思う。

終活・・・あなたなら どうします?

2010 12月 10日

乳質改善講習会

昨日は 久し振り〜にJA主催で開かれた酪農講習会(一応女性向け)に参加。
午前11時から午後3時までの美味しい昼食付き(しかもケーキ付き♪)フリードリンクにキャンディーまであったりして最高!(^_^)v
講師は北海道農業共済組合連合会、家畜技術研修担当 草場信之氏による「乳房炎の防除と体細胞数の削減」をテーマとしての講習会。
我が家がフリーストールに転換して間もなくのバルクのスクリーニング検査があり、
結果 黄色ブドウ球菌が検出され・・・すぐに搾乳牛全頭、4分房の乳汁検査を地元NOSAIに依頼。しかし・・・この菌に感染している個体を確定出来なかった。
バルク乳の菌数からいくと・・・少なくとも2.3頭はいるかもしれないという数値だった・・・
このまま、感染個体牛を確定出来ずに搾乳を続けると、どんどん搾乳を介して感染牛が増えて大変な事になってしまう・・・ この菌に感染するとなかなか治癒するのが難しいと言われている。そこで現在の菊池コンサルタントの菊池実氏に相談したところ、この草場氏を紹介してくれ、相談に乗ってもらった経緯があった。
早速、再度 乳汁をとり、氏の元へ送り検査をしてもらったところ、個体が確定出来た!
やはり、3頭の感染牛が見つかり、牛の産次数や乳頭の状態、乳量などから判断して 即刻、陶太することに。
以来、現在に至るまでバルク乳のスクリーニング検査でこの菌は全く存在していない。
本当に感謝に堪えない。

そんな草場氏の講習会とあって 直接お会いしたこともなかったので楽しみに出向いた。
普段、仕事で新人獣医の研修に当たっていることから、実に分かり易く面白い講習だった。
面白いところでは乳房炎菌の違いによる乳線組織内で起こっている原因菌とそれを阻止しようとする体内防御作用の応戦の様子や体細胞数7万を超えると乳量の大きな損失が・・・さらに28万を超えるとさらにその2倍の損失が単純に見られると言う事。
乳量の損失をお金に換算すると・・・驚きの金額に驚愕!!
ある友人のブログに 「女性って数字には弱いけど・・・数字に¥が付くと俄然強くなるなるのよね〜」って書かれてあったのを思い出した。
体細胞を削減する努力をするだけでこんなにも巨額なお金が舞い込む?ってこと???
俄然 やる気でますよね〜  あはは〜あ〜単純!
すべては日頃からの観察と何事にもマメ・丁寧さが大切だと言う事です。
お腹もやる気もいっぱいになった実りある有意義な講習会でした。
 
 

2010 12月 07日

雪♪


はじめまして 雪だるまです♪
50も近いというのに・・・ 小さい子供もいないのに・・・ 
ブログをアップするがために作ってみた ゆきだるま!
結構 かわゆい。
先月月末に降った雪もあーっという間に溶け・・・
12月とは思えないほど気温があがり・・・3日間吹き荒れた強風!
やっと風が治まったと思いきや・・・
明け方から雪がワッサワッサ降る・・・まるで3月に降るようなぼた雪・・・
まだ・・・こんな雪では根雪にはならないかもね。
オーストラリア(現在夏の初め?)のミオに、クリスマスプレゼントとしてこの雪だるまと、かき氷のシロップを付けて送ってあげたいな!
きっと美味しい雪だるまのかき氷でしょう!? 笑

2010 12月 06日

口蹄疫

宮崎県での口蹄疫の終息宣言が出て4ヶ月あまり・・・
少しずつ復興に向けて明るい動きが見えてきたばかり。
しかしながらすぐ隣の韓国では、今年1月に口蹄疫が発生し6月に終息宣言がでたばかりだったが先月11月に再度発生。
またいつ火の粉が日本に降りかかってくるのでは・・・と思わずにはいられない。
先月購入した本をやっと読む事が出来た。
畜産市長の「口蹄疫」130日の闘い 
     宮崎県西都市長 橋田 和実 編著

この本は口蹄疫渦中の西都市長が自ら書いた本です。
橋田氏は地元西都市畜産農家の長男として生まれ 小さい頃から牛と接し、宮崎県家畜登録会勤務、宮崎県議員 JA西都理事などを経て平成17年西都市長に就任
県の人工授精師協会会長や家畜改良事業団理事なども務めることから、「畜産市長」の名で親しまれるほど畜産界には明るいひとである。
今年4月20日都農町で最初の口蹄疫発覚からその感染はもの凄い勢いで他の市町に広まり
西都市には一ヶ月後の5月21日感染農家が発覚。
西都市長自ら口蹄疫対策本部長として130日間の壮絶な闘いを生々しく伝えている一冊です。
消毒作業、ワクチン接種、殺処分・・・そして復興へと・・・農家、行政、地域住民、口蹄疫殺処分に関わる獣医や関係機関とあらとあらゆるやり取り・・・撃ちはだかる感情と対応・・・決してマスコミの報道には流れない影の流れ・・・
農家のやりきれない思い・・・などなど・・・
涙なくして読み切れません。

畜産市長と呼ばれるひとだからこそ 畜産農家の一軒一軒の顔と生活が浮かぶ・・・
農家も誰よりも市長を頼りにしているところが或る故に 苦渋の決断を下さなくてはならない現実。
今思えば29万頭という膨大な牛や豚が殺処分されてしまったけれど 感染を宮崎県内で封じ込めてくれたという事実は日本の畜産界から賞讃されるにふさわしい壮絶な努力の賜だった思わざるを得ない。
いつしか 口蹄疫が風化されることなく 今後の対策の糧として生かされることを願いたい。私たち畜産農家が明るく営農できるように・・・
畜産関係のみならず 一般消費者にも是非読んで理解して頂けたらと切に願います。
口蹄疫撲滅に献身的に尽力されたたくさんの関係者に深く深く感謝したい。

2010 12月 03日

要求宣言!

   私たちは畜主に要求します!

先日行われたセミナーの内容から・・・
「乳房炎予防には精神的な安心感も大切!」という観点から提示されたこの画像
思わず吹き出してしまわずにはいられない スバラシイ画像です。
いつも食われる弱い立場の牛達・・・
いくら乳房炎予防だといって 搾乳手順がどうのこうの、搾乳資材はあれだこれだ・・・
ミルキングシステムがどうだこうだ・・・と論じる前に・・・
牛にとって搾乳時の安心・安楽性をないがしろにしてはいけない。
射乳は非常にデリケートな生理であり、搾乳時の安楽性が搾乳効率を上げ、生産性をあげる要であることを搾乳者は理解しなくてはならないということです。
暴行や怒鳴り声はもってのほか! 声の調子でさえ牛は敏感に聞き分けているそうである。
あなたの行動・気持ちは牛に見透かされています。
もしかしたら 搾乳者が御機嫌の時は・・・バルクの牛乳・・・増えていたりするかもしれません。
今日から拳を上げず、高ぶるイライラに歯を食いしばり・・・引きつった笑顔で搾乳しなくてはならない搾乳者の努力が、牛の安楽性を保証するなにものでもないことを訴えている画像でしたね〜。