2011 5月 24日
若き酪農家
たむら牧場には、嬉しい事に色々な人が来てくれる。JAマンやNOSAI職員の方々は勿論、飼料・資材の営業マンの方々。
そして、年に数回あるのは「牛舎見せて」という視察。事前に連絡をもらうのに「いつでもハイどうぞ」と言うわけにはいかない。普段、ま・いいかと言う所も掃除し、パーラーもピカピカにする。女性が化粧をする様に、はたまたお姉さん達に嫌われないために着替えて飲みに行く様に準備をする。
しかし、「実習(研修)」となると、そんな準備では隠しきれない。数時間ではなく、数日とか数週間になるから。そうなるとこちらで出来る準備はただ1つ「何でも見てって」という覚悟だけ。高校や大学の単位のためだったり、純粋に体験してみたかったり、中学校の職業体験だったりする。そして、かなりプレッシャーになるのは、「現役酪農家」の実習。
現役なのだから、「休暇」を取って来る訳で・・・つまりリスクを背負って来てまで得る物が果たしてあるのか?はなはだ疑問である。「花とカメラ好きなオバチャンとスケベノンベのオッチャンが居ただけだった」ってな事にならないのか・・・・と。
22日から2泊3日で浜頓別「太陽ふぁーむ」からスタッフK君がやって来た。
哺育育成を担当している25歳。ん〜若い!自分の25歳を思い出しつつK君と過した。癇癪玉みたいに父親と喧嘩しながらだった自分に比べると、随分と落ち着いていて、正論を見極めようとする姿勢は羨ましく思えた。
丁度デントコーン播種の真っ最中なので、しっかり「労働」してもらうつもりだったのに、滞在中は雨・雨・あめ・・・・。なので、隣町の育成牧場を見せてもらいに行ったりした。(N澤さんFEFスタッフの方々有り難うございました)
哺育育成って事は、福社長の聖域。なので自分は高みの見物、対岸の火事(ちょっと違うかな?)、日和見順慶状態(全然違うな!笑)。
1日に10頭前後の哺乳牛を扱うたむら牧場と50〜100頭の相手をする太陽ふぁーむでは、こちらの常識はそちらの非常識になる事もあり、方法論が全く通用しない事項もある。そんな時大事なのは、「仕事の目的を明確にする事」。方法は、目的達成のためにあるものだから。
K君帰還後、本人や太陽ふぁーむ社長さん、紹介者の普及員さんから丁寧に報告を頂きました。ほんのちょっぴりでもお役に立てたなら幸いです。
1番草が終わった頃、今度は逆に奇襲に行こうかなぁ。
(ズルズルだらしない日々を過ごし、この日記は6月8日に書いていますが、なにか・・・・)