2011 7月 18日

削蹄と永井氏の訪問

今日は今年2回目の定期削蹄の日。
たむら牧場は北見の片山削蹄所さんに全頭、年に3回削蹄をお願いしている。
総勢12名のスタッフが早朝、7時半前には到着し8時から3台の削蹄枠を使って削蹄開始。
午後4時前には全頭終了。
1日で全約120数頭の480本余りの爪を削蹄することになる。


社長以外は全員20〜30代の若く威勢のいい青年ばかり。
挨拶もピカイチ!毎回、気持ちよく大きな声で挨拶を欠かさない。
削蹄の腕もかなりです。
指導級の資格を持っている人、一級削蹄師の資格を持っている人がズラリ
チームワークも素晴らしい。
削蹄を見ていて感動したことがあった。
牛を繋留していたロープを外したら びゅーんとロープを投げるんです。
そうすると、必ず牛のストールのパイプに必ず架かって、牛床に落ちたりしないんです。
見事、百発百中!素晴らしい!驚いた!職人技だわ!

今日、偶然、昨年11月に酪農振興会の酪農セミナーの講師として講演を頂いた永井氏が訪問。JAあしょろから現在は釧路農協連に転職されている。
旭川方面へ個人的に農場訪問された帰り道 立ち寄ってくれた。
ひょいと立ち寄って頂けるなんて、なんて嬉しいこと!
一緒に削蹄の様子やバンカーのねずみ対策についていろいろ見て行かれた。

お昼は恒例の大焼肉会!
若いスタッフ達は毎回、おのおのお弁当やカップラーメンを車内で昼食を食べている。
そんな光景を見ると オバチャンは悲しくてならない。
暑い7月の最中の削蹄・・・暑く・クソまみれになる仕事なのに申し訳けない。
そんな思いから・・・
年に1回だけでも 昼食をご馳走してあげたいと思った。
以来、若者にはやっぱり「焼肉!」と思い
私たち夫婦とスタッフSちゃんを交えて 焼肉をしている。
今回は永井さんと我が家の栄養士さんも交えて総勢17名!
人数が多いと楽しいね〜〜〜
もちろん 午後からも削蹄作業はあるので飲み物はノンアルコールビール!
相変わらず、蹄病が減らない
削蹄後はピンクの包帯を巻かれた足がいっぱい。
色々あれこれ努力しても ムズカシイもんだわ。
なーにか画期的な予防策・治療ないもんかしらね〜
削蹄スタッフのみなさん ご苦労様でした。

2011 7月 15日

北海道農政部視察

二日間遊んできて 昨日は今日の視察のためあっちこっち大掃除で走り回り休む暇無し。
今日はお堅い視察が入っていた。
「北海道農政部食の安全推進局畜産振興課」から2名、「北海道オホーツク総合振興局産業振興部農務課畜産係」から2名、そして地元の普及センターから2名。
何せ・・・肩書きが長いわ
道の農政部方々は2泊3日で帯広・釧路・浜中・別海・中標津・湧別・紋別・興部の道東地区の主幹酪農関係施設などの現地調査に廻ってるとのこと。
今日が最終日、芭露のTMRセンター、たむら牧場・興部のノースプレインファーム・よつ葉北見工場を視察するんだとか。
長距離を短時間で移動するスケジュールで我が家には1時間の滞在予定でしたが、既に時間をかなり押しての訪問になり、結局、牛舎などは全く見る時間はなく、事務所前のテーブルに座って我が家の経営状況や地域の実態報告をするのみとなってしまった。


道の農政部の視察とあって かなり緊張が走った。
施設的にあそこチェック入るかなぁ あそこヤバくない?なんて・・・いろいろ冷や冷やすることいっぱいだった。
しかし、そんな事も無用でした
道の職員の方々は熱心に聞き取り、質問されていてとても好感が持てた。
最後に道の農政に関して要望を聞かせて欲しいとのことで、
考えてもいなかった質問に少々たじろく。
しゃちょーはここ最近、コントラ・TMRセンターなどの取り組みが進み、農家経営の同一化進んでいる。個々の農家がコレに属さないと地域で営農がしづらくなったりするひづみも出来ているのは? もっと多様な農家形態で営農しやすいような農政の取り組みをして欲しいと要望。
もう一つ、新規就農や担い手の支援
日本の国土の保全を担う第一次産業への就農希望者がもっと就農しやすいような制度や支援に取り組んで欲しいと要望。この先後継者問題は益々深刻化の一途をたどるには必須。
就農希望者と経営移譲希望者のきめ細やかな、バイパス機能を果たして欲しいと思う。
我が家もこの問題は深刻。
国家予算のうち、農業関係に割り当てられる予算は日本はわずか3.5%
EU諸国では50%以上もの予算が割り当てられているそう。
国が農業に対する重さがこんなに違うものかという驚きの事実である。
日本国土を守り、命の源を生産する農業。
守り続けたいですよね。
 

2011 7月 13日

アクシデントに始まる休日2日目

まったくひとりきりで気ままに1泊2日の旅行をするのは、生まれてこの方初めてのこと。
不思議な程、わくわく感と開放感と満ちた気分。
昨夜は今日の予定を地図とグルメ本と北海道ワイナリー本をにらめっこしながら行き先、時間配分などを決め、にんまりしながら朝6時に目覚ましをセットして眠りについた。
早朝5時半・・・携帯電話が鳴る・・・・イヤな予感
発信者は牛舎留守番役のヘルパー君からだった。
開口一番「純子さん!!!大変です!朝牛舎に来てみるとブレーカーが落ちていて、昨夜のミルカーの洗浄も途中で止まってしまっている状態なんです」と・・・
ギャー!ヤバイッ! 一気に目が覚めて青ざめた!
すぐにブレーカーのメインスイッチを入れ直してもらって、バルククーラーの乳温を確かめてもらった。幸い 5.6℃ 許容範囲の温度ではあるものの、昨夜の洗浄途中からブレーカーが落ちているということは既に電源が切れて10時間は経過しているはず・・・
とりあえず JAに連絡してもらって、ミルカーの洗浄のし直ししてから、搾乳を開始してもらった。生菌数の増加が心配だった。後からのJAからの報告では異常無しという連絡をもらって胸をなで下ろした。
早朝からアクシデントがあったものの、出先からではどうにもならない。
気分取り直して 今日の休日スケジュールの消化開始
8時前に千歳のホテルを出発。
友人の経営する「ファーム花茶」へ・・・
友人には全く内緒で抜き打ち突撃訪問で驚かしてあげる目的だった
8時半前にはお店に到着、当然 開店もしていないし、誰もいない。
花茶の廻りは花茶農園や広い芝生が広がる庭、ポニーや山羊、うさぎなどを飼っているので
時間を潰すには全く問題なかった。午前9時、花茶農園の苺狩りが開園。
受付に行くと・・・そこには友人のご主人が朝取り野菜を販売のため陳列作業をしていた。
ご挨拶して・・・さっそく初苺狩りへ!

今朝はたらふく苺を食べるぞ!って気合いをいれて苺畑に入って、黙々と美味しいそうな苺を選んでは食べ、広い苺畑をひたすら食べ進んでいた。
ところが・・・・まだ・・・お腹いっぱいにならないうちに 遠くから・・・
「純子ちゃ〜ん!!!」って呼ぶ声が・・・
友人の花茶おばさんが制服のエプロン姿ではち切れんばかりの手を振っている姿が見えた。
あっちゃ〜もうバレちゃった! きっとご主人が私が来ていることを知らせてくれたに違いない。驚かそうと思っていたのに・・・まだ お腹いっぱい苺食べてなかったのに・・・と少し残念な気持ちもあったが、久し振りに逢う喜びは格別だった。

しばし、苺畑で立ち話・・・
その後アイスクリームショップとレストランを併設しているお店に移動
店内にはつい先日設置したばかりというイタリア製のピザの石窯が鎮座していた。デカッ。


重さ2t、お店の壁を壊して・・人力でココまで運んだそう
毎日火入れをして石釜を馴染ませているそう。ピザが本格的に焼けるのはまだ先のことらしいけれど、何だかココだけは薪が燃えていて暖炉の前にいるかのよう。
レストランを担当しているのは長男のタツオさん、イタリアへピザ界では有名は師匠のところへ弟子入りして本格的ピザを修行してきたらしい。食べられる日が楽しみです。
花茶おばさんは新しく事業を興すそう、事業というのは「福祉ガーデン」
障害者が支障なく庭を巡れるように、そしてその庭で働けるような庭作りをこれから手がけるんだとか。 その話に素直に、驚き、感動した。
彼女は不思議と人を呼ぶ力を持っている、何かしたいと思うと必ず誰かが力を貸してくれ人が集まり「かたち」にしていけるひと。そして彼女の廻りにはいつも幸せが満ちあふれているの。 私も彼女のそんな魅力に吸い込まれたひとりなんです。一回りも年上だけど、彼女の持つ空気はいつも新鮮で輝いている。
時間が経つのも忘れて美味しいコーヒーや苺アイスを頂きながら話に花を咲かせていたら・・・おや!もう11時!
ウルトラマンのカラータイマーが鳴り出した気分で、積もる話はあれど重い腰を上げて次ぎの目的地に移動。
長沼町にあるマオイワイナリーに到着

「マオイ」とは先住民族のアイヌが付けた地名で「ハマナスの咲く丘」を意味するそうです。アイヌの付けた地名や言葉は何故かステキです。
ハマナスは沿岸では日本全国どこでも自生していてるのですが、内陸にはまなすが自生するところはココだけのようです。きっと太古はこのあたりは沿岸だったのかも知れませんね。
私・・・マオイワイナリーのワインショップ「根菜荘ショップ」の営業が土日のみとはつい知らず、平日のど真ん中に行ってしまい、行ってみると閉まっていた。諦めかけていたところにワイナリーの奥さんらしき人が・・・偶然にも通りかかり、プレハブほどの小さなワインショップを快く開けてくれた。
ここは本当に小さなワイナリーでご夫婦で葡萄を育てワインを作っているそう。
試飲も出来るのに車なので本当に残念。でもひとつひとつワインの味の特徴を教えてくれ
こんな味なのかな〜と想像を膨らませながら2種類のワインをしゃちょーのお土産に購入。
帰ってから寺田牧場のチーズとマオイワインとで贅沢な晩酌を楽しみました。
美味しかったぁ〜 今までに味わったことのない味に巡りあった感じでした。
ワイナリーの奥さんと葡萄やワイン談義をしながら葡萄畑も見せてもらい、う〜ん最高
さて 次は由仁町の「由仁ガーデン」
8年振りぐらいの2度目の来園


由仁ガーデンは周囲を山に囲まれたすり鉢状の地形になったところにある広ーいガーデン。
高台のセンターハウスからは一望出来る。
英国調のキチンとしたステキなガーデンです。やっぱりここもバラが見頃で綺麗。
ここではたった1時間半しか時間に余裕がなくなってしまった。足早に廻ったもののウルトラマンのカラータイマーはいよいよ激しく点滅してきた気分だった。
夕方の搾乳にちっとぐらい遅刻してもいいんじゃない?
いやいやたまには、サボってもいいんじゃない?
ほ〜ら、しゃちょーがよく使う手でしょう?

と・・・影の悪魔が私に囁くんです。
まったく その通り! と影の悪魔に同意する自分。
ほら、まだスケジュール全部消化していなし!
栗沢町にある「石蔵カフェ・和徳石庵」へも行く予定が残っている。。。
いやいや しゃちょーと同じではふく社長の人格にキズが付く!とばかりに悪魔の囁きを打ち消して、カフェはいつかの機会にと泣く泣く諦めて、なーんとか夕方の搾乳時間までに滑り込み帰宅。
アクシデントもあったけれど 実に充実した休日を過ごし大満足。
留守番役のスタッフSちゃん、ヘルパー君のお陰でこんなに楽しい休日を過ごせた、感謝です。
ひとり旅・・・やみつきになりそう〜

2011 7月 12日

休日

一番草収穫が終わって すぐさま社長はデントコーンの除草剤散布作業に集中。
けれど、風が強だの、風の向きが良くないだの、雨が降ってきただのと・・・さーっぱし27haもあるのに進まない。
12日は社長は網走管内の指導農業士の管内研修で北見方面へ1泊でお出かけ。
ヘルパーを取ってある。
それでもやっと除草剤散布も終わり一安心。なんとか無事12日のお出かけに間に合った
さて。。。私はこの休日をどうしようかと考えた末、ひとり、苫小牧方面まで走ることに!
高速道路無料化も終わってしまい 苫小牧まで高速で走ると片道5千円以上はかかってしまう。でも 行ってみたいところがあった。

ここは深〜い森の中にあるすてきなガーデン。
「イコロ」とはアイヌ語で「宝もの」という意味だそうで、森の宝ものというイメージで作られたガーデンだそうです。
丁度私が行ったときは平日で来園者もまばら・・・庭をゆっくり歩くのには最高。
ホワイトガーデンは目を見張る美しさ。

廻りは本当に大きな樹木に囲まれているので 木漏れ日もやさしく 難をひとつ除けばとても心地よい庭。ひとつの難・・・それは、千歳空港が近くなのと自衛隊の演習場がきっと近くなんでしょうね。旅客機や演習の小型ジェット機が頻繁に上空をもの凄い音とともに飛び抜けるものだから・・・ 癒されている気分が台無しに時折なるんです。
こればかりは仕方が無いですね。

ガーデンカフェで昼食 サラダとハーブとチーズのホッカチャにデザートにカタラーナとコーヒー。オリーブオイルを付けながら食べるここのホッカチャはとても美味しかったぁ〜
綾瀬はるか似のホール係の女性・・・ひとりの私に、軒下に小鳥が巣を作って雛が孵っているみたいなんですけれど・・・見えないんですよね〜とか何気ない言葉かけをしてくれたりして、とてもすてきな女性の気遣いに触れて、ほっこりとした気分になれた。
さてさて、3時間満喫して次は恵庭へ移動。
寺田牧場の「みるくのアトリエ」

自分の手で搾った牛乳を全量フレッシュチーズに加工し販売、牛舎のすぐ向かいにチーズ工房とレストランを併設した建物がある。
昼食をとってまだ1時間後ぐらい・・・構わず食べました!
お客は私ひとり・・・外のテラス席で・・・牧草地を見ながら

ここの看板チーズのモッツアレラのカプレーゼ
ここのモッツアレラはとてもふんわりやわらか。やさしい味。

チーズを製造するときに出るホエーを近くの養豚くらちファームの豚に給与して作られたフランクフルトとソーセージの盛り合わせ。

手作りパンナコッタのオレンジジュレ添え
絶品! よく冷えたお皿の廻りに岩塩がちりばめられています。
これをパンナコッタに付けながら食べると美味しさに感動です。
本当はパスタやピザがここの看板メニューだったのですが・・・さすがにそこまでは手がつけられませんでした。
最後にオーナーの寺田さんにお話しを聞くことができました。
19年にこのお店をオープンする前までは80頭の搾乳牛で3回搾りをして年間700tの牛乳を搾っていたそう。ある年、組合が乳価を2円下げることに、これを期に生乳を出荷することを辞めて、乳牛を6頭までに減らし、その6頭の牛を1日朝1回搾乳した牛乳を全量チーズの加工にして販売やレストラン経営をしているそうです。
随分と思い切った決断だったと思わずにはいられません。
オーナーの色々な思いが詰まったチーズや料理・・・美味しくない訳がありません。
さてさて次は近くの「えこりん村」へ移動。
はち切れんばかりのお腹を抱えて、えこりん村の「銀河庭園」を散策。
入園した時は午後3時半を廻っていた・・・でも閉園が午後7時ということで3時間半たっぷりと散策できると思っていたけれど・・・何せ・・・広すぎです。
30箇所ものテーマガーデンがあるということで・・・すでにイコロの森で3時間歩き廻り、食べて、食べて ここでまた3時間半歩き廻りましたが、とても廻り切れずあえなく閉園時間。 疲れたっていうもんじゃありません(笑)

ここはローズガーデンが一番見頃でした。
泊まりは千歳のビジネスホテル。
すでに夕食も食べたくないほど、食べ過ぎと歩き疲れで コンビニでビールと枝豆を買って
おしまいにしてしまいました! まるで「オヤジ」です(笑)
コレにて12日の休日のスケジュール消化!
明日は・・・ まだまだ 遊ぶよ〜

2011 7月 08日

高齢出産

高齢出産・・・昔は30歳を過ぎて初めてのこどもを産むとカルテにマル高のハンコが押され高齢出産って言われていたけれど、今は35歳を過ぎると高齢出産と言われるらしい。
だんだん結婚が遅くなって子供を産む年齢も高くなっているのは確か。
でも歳が進むほど出産や胎児に対するリスクも高くなってくるのは統計上避けられないみたい。
我が家の牛の初産分娩は平均23ヶ月。
私的には25ヶ月を過ぎると・・・高齢出産域に突入イメージになる。
余談ですが、私は23歳で第1子を出産。
翌年第2子出産! 実に年1産!さすが若かった! 牛の世界でも年1産させるのはムツカシイ。
第3子は1年空けて、第4子はかなり私も歳を取り身体に疲れが出てきたせいか第3子から明けること3年で最後の出産となった。この時31歳。
なかなかの繁殖成績と自負している。しかし・・・産乳量的には即刻陶太対象!と牛なら言われるほど母乳は出なかったわ。(笑)
本題に戻って〜
7月8日、我が家の問題牛の分娩があった。
この牛、H21.1.27生まれ、初産分娩に至るまで実に30ヶ月もかかった。
紛れもなく「高齢出産」

昨年夏、妊娠鑑定で+だったのにも関わらず、秋に再び発情が来てそれから更に10ヶ月の月日が経ち いつの間にか30ヶ月に。
当然 身体は経産牛と互角の大きさ。 乳房もそれなりにデカイ。
他の初産牛にはかなりの遅れをとったけれど、産乳量でカバーしてくれるものだと大きく期待していた。そして、今月 初の乳量検定。分娩後16日目。
な〜んと 期待を裏切っての22.9kg ショボ過ぎ[[pict:ase]] 酷くガッカリした・・・
飯喰い泥棒っていうやつでしょうか?随分と育成経費かかったんですけど・・・
でも分娩は安産だったし、しかもメスが誕生
二産目に期待して・・・様子を見るしかないですね。
写真の牛が高齢出産牛。
「私だって好きで高齢になったわけじゃないわ!」って言ってます(笑)