2012 5月 06日

感動の条件

連休最終日、友人が私達と初顔合わせの友人(Aちゃん)を連れ、牧場を訪れた。
Aちゃんはまだ20代半ばぐらい、つい先月まで大きな牧場で働いていたという。
彼女の事やその牧場での仕事ぶりは以前から友人からいろいろと話は聞いていた。
ハイレベルな牧場でスタッフリーダー的存在で働いて、若いながらもトップレベルの知識と技術や観察力を持つ彼女に、たむら牧場はどんな風に目に映るのか・・・どんなに厳しい感じを持った人なんだろうと想像していたから、
ちょっと・・・おばさん気後れするわ・・・と思いつつ、ランチ会場をセッティングして待っていた。
顔を合わせて そんな気持ちを吹っ飛ばしてくれるかのような彼女の満面の笑み。
そして 牧場の至る所に感動してくれ、たむら牧場ならでは面をちゃんと感じ取ってくれたんだ!と嬉しかった。
お昼は友人が鍋を抱えてきてくれ、事務所で作ってくれた。
今日のお昼ご飯はグラタンと具だくさんスープ、ブドウジュースのスパークリング、スタッフSちゃんが持ってきてくれたケーキ。私が用意したものはパンとコーヒーだけ ありがたやありがたや!

実は1年ほど前に友人がくれた一冊の本がきっかけとなった。
「感動の条件」 永松茂久著 
九州の「陽なた屋」という居酒屋 とある九州の小学校の生徒に将来どんな仕事を将来したい?というアンケートで1番になったのがこの「陽なた屋さんで働きたい!」というのである。
小学生が働きたいと思う職場とはいったいどんな居酒屋なんだろう?と思った。
居酒屋のオーナーはお客さんひとりひとりに向き合って感動を与えるということをポリシーとしている。
それだけに従業員スタッフにもその気持ちが徹底できるように、力ではなく心で統括している。
だからスタッフもマニュアル的にやらされているのではなく 自分から工夫して自分なりの個性を生かし、お客さんに感動を得てもらえるように努力している。 その心意気がお客さんに感動を与えてる。ちいさな子供からお年寄りまでこの居酒屋で食事やお祝い事をするのをとても楽しみにしているほど。
感動の条件とはいったいなんだろう?
それは相手を大切に思う気持ちとその人の笑顔だそう。
あいだみつをの言葉に「感動とは感じて動くと書くんだなぁ」とある。
自分が何かを感じとってそして動いてこそ、初めて相手に感動を与える事につながるとを意味している。
私もこの本を涙が潤む程、感動しながら読みを終えた。以来益々牧場を訪れる人にたむら牧場ならでは感動を与える事が出来たら・・・と思うようになったのも事実。ちょっとおこがましいですけど。
今日のランチの中の楽しい会話の中からこの本のことが話題となり盛り上がった。
この本を友人に紹介してくれたのがAちゃんだったらしい、友人もAちゃんからの勧めでこの本を読み私にもプレゼントしてくれたのです。そんな同じ本を読んだ私達3人が今日一緒に巡り会ったことになる。
Aちゃん曰く今後、この陽なた屋で働いてみたいとつぶやいた。
私達夫婦はもちろん背中を強く押した。
まだまだ若い、酪農以外の仕事に眼を向けることも将来のための大切な経験、ましてや陽なた屋さんで働けるものなら、いい修行になるにことは間違いない。
今まで牛とばかり向き合ってきたから、今度は心で人と向き合うために頑張ってきて欲しい思う。 初めて会ったばかりだけど輝く彼女の思いや行動力に感動し、とても嬉しくなった。
それにしても人のつながりって本当に不思議
一冊の本との出会いがこんな風につながって行くなんて〜 「ひと」って何かに誰かと必ずつながっているものなんですね。 それがつながって目の前に現れた時の感動はひとしえぬ喜びです。
今日は感動が感動を呼ぶようなさわやかな一日だった
外は桜が満開
ステキな春です。