2012 9月 13日

「小さな命」のテキスト

釧路農協連の永井照久さんから冊子が送られてきました。

昨年12月18日付けで書いたブログ・・・我が家流の冬の出生仔牛の対処についての記事が永井さんの目に留まり、
この内容が「小さな命」という酪農家向け、仔牛の技術冊子の中で取り上げてくれたものです。

ブログ記事を使わせて欲しいという依頼に我が家にとってはとても光栄なことですし、
快諾したのち、この内容がどのように使われるのかとても楽しみにしていた。

送られてきた冊子はA4サイズ12ページ、フルカラーの大作でした。

永井さんは現場での意外と高い仔牛の斃死率を知り、その改善に乗り出すべくこの冊子の作成に至ったそうです。
そうです、私も哺乳を担当し始めた頃は どれだけの仔牛を死に追いやった事か・・・
私は仔牛にとって育ての母ではなく「死神」同然でした。
次から次と下痢、その度に毎日獣医が往診に来る、点滴・輸血までの処置に至るほど重症。初生トクを集荷に来る畜産の人にはここへは来たくないとまで言われ・・・ あ”~~~ 私も毎日が地獄だった 仔牛の顔すら見たくなかった。
哺乳・哺育に関して右も左も分からないということはこう言う事態を招くということを身を持って体験してきました。
当時は知識も情報もなく・・・そんな中で仔牛を育てるという大役は私には無理と・・・
でも誰も代わってはくれない。仕方が無い・・・まずは情報集めに優良農家の聞き取りから始めたっけ・・・
でも篤農家は長年の経験からものをいう。経験値があるから上手く行く・・・土台のない私は同じ事をやってもやはりうまくいかない。
外せない基本は何か?コレを知らなくて始まらないということに・・・何年もかかってやっと少しずつ情報を得ながら現在に至っている。
大まかな自分なりのマニュアルは出来たものの、未だに試行錯誤が続いているのも確かです。

この「小さな命」
永井さんが現場を回って得た情報や画像を惜しみなく取り上げられていて、内容明確、しかも面白いんです!
なるほどの知識と現場で即使える情報がいっぱい。
永井さんの努力の集大成とも言える冊子になっています。そんな冊子に我が家のブログ記事記載してもらえたなんて、ホント嬉しいです。

冊子の各ページの最下段にプロアマ比較格言が載っています。これがずっしり身に浸みる・・・

*アマは応用に飛びつく。プロは基本に忠実。

*アマは強さという思い上がりがある。プロは弱さの自覚がある。

*アマはすぐに答えを見つける。プロは先ず自分で考える。

*アマは出来ない言い訳をする。プロは出来る方法を考える。

*アマは上達すれば基本を卒業する。プロはどんなに上達しても基本を卒業しない。

などなど・・・少し抜粋してみました。いかがでしたか?

我が家に10数冊送って頂きました。読んで見たい方、お譲りします。声かけてくださいね。

 

小さな命・・・健康に育てて初めて始まる酪農経営ですものね。

現在・・・難儀している仔牛一頭・・・胸が病むわ・・・・ 極たまーにはこんな極度の虚弱体質の仔牛もいたりするんです・・・が・・・
死神にはもうなりたくないです。

永井さ~ん ありがとうございました!