2012 11月 07日

こころの小春日和

昨日は久しぶりに最高気温10℃をわずかに超える日差しが暖かな一日。
10℃がこんなに暖かく感じる季節になったんですね・・・


11月・・・年賀はがきも発売になり、いよいよ師走にむけての準備もと思う今日この頃・・・

朝、一通の友人から携帯メールが入った。
昔は毎日のように牛の事やらなんやらで情報交換をPCメールしあったりしていた仲
長い時の流れと共に・・・お互い忙しいのもあって今では数ヶ月に一度だったりする。
毎回 必ず「お久しぶり~、しばらく~」の言葉が付き新鮮(笑)

偶然、朝 搾乳しながらその友人のことをどうしているかな~?しばらく連絡取っていないなぁって思っていたところだった。

友人もブログを持っている。
必ず数人の友人達のブログやfacebookをチェックするのが日課になっている。
特段、書き込みとかはしないのだけれど、こっそり閲覧することでみんな元気に頑張っているのね~とか
なるほど~ そうなんだ~という情報を得て、友人達の安否?って言ったらおかしいけれど、様子を確認して安心するところがある。更新が長く途絶えると、病気?忙しいの?と変に心配になってしまう。
諸事情により閉鎖されてしまうとかなりショック。
そういう私も、いっそのこと止めてしまいたいって、思う事もしばしば・・・

 

メールをくれた友人も
我が家のブログを読んでくれている。我が家のブログはコメントの書き込みが出来ないように設定してあるのでブログ上でのコミュニケーションは取れない。いわば一方的な書きっぱなし状態。寂しいって思われるかな?
そんなブログでも「ブログを励みに暮らしているよ~」ってメールに綴られていた。

嬉しいね~ 励みになっているの? でも、私も友人達のブログはこころの励みになっているのも確かです。

 

昨日のお天気の様な心の小春日和を思わせる友人からのメールだった。

 

ありがと。

 

夕方 まだまだ たくさんの雪むしがふわふわ舞っている。
ぽかーんと口を開けて見ていたら口に飛び込んで来そう。

今年はとても遅いお出ましだけれど、雪が近い事は確かですね・・・

 
 

 

2012 11月 05日

悩ましき秋休み

8月下旬・・・この先1ヶ月間の乾乳予定牛をリストアップしていた。 初産牛は60日、経産牛は50日間と乾乳期間を我が家では例外はあれど、そう決めている。

およよ~ ここ1ヶ月は乾乳なし!ってことが判明 。
10ヶ月前、一ヶ月間もの間、一頭も受胎しなかったってこと? サボってたの?牛の体調が悪かった?どーしてこんな事になった?
まぁ~それにしても、バルクの牛乳減らずに済むわ!って 安易に喜んでいた。

およそ2ヶ月後・・・そのツケが回ってきた・・・・
1ヶ月間乾乳牛が居なかった!ということは・・・2ヶ月後分娩する牛も1ヶ月間居ない!と言う事になる。

よって直近で最後に分娩があったのが10月17日。 はや既に20日間も分娩がない。
まだ一週間は分娩がなさそう・・・ その間に、乾乳になる牛は次から次へと沢山いる。
日ごとにバルクの牛乳が山を下るように下がっていく・・・・ 牛乳の集乳のたびに、乳量の記録表を見ては重いため息がでる。

早くぅ~ この際 早産でも良いから早く分娩してぇ~と叫びたくなる。

分娩がないと哺乳する仔牛も居なくなり、 現在、♀仔牛のたったの2頭! 哺乳していないのと同じぐらい、楽ちんったらありゃしない。 こんなこと・・・フリーストールにしてから初めてのこと。


(いつでも分娩があっても良いように、ハッチも洗って冬バージョンで待機中
それにしても・・・空っぽ過ぎる・・・)

 

楽ちんと言ってばかり居られない。 今年の最終収入として入ってくる乳代がこの11月の乳量。 いわば、かき入れ時にしなくてはならない大切な11月。 なーのに・・・増やしたくても分娩が無いのだから・・・ 乳量が減る一方・・・ よって収入大幅ダウン・・・ 11月中旬以降は分娩が詰まっているけれど・・・駆け込み増産には至らないなぁ・・・

 

あ~ぁ~ 悩ましき 秋休み~

 

2012 11月 04日

とびきりのジャム

士別市 「かわにしの丘 しずお農場」

ここはサフォーク種の羊やトマトなどの野菜を作っていて、
ファームレストラン「ミュー」、同じ建物に宿泊施設「ラムダ」がある。

もちろんここでは、しずお農場で採れた野菜、羊の肉料理が食べられる。
羊の肉料理と言えばジンギスカン以外になかなか口にする事がないわけで、
先月、妹と一緒に食べに足を運んでみた。

ちょうどその日のランチタイムは ビッフェだった。
食べる時間の長さによって料金が違っていた。60分と90分の選択肢、時間も無かったので60分で。
時間と料金表をみてひそかに妹と60分700円って安いわね~って同じように思って席に着いた。

料理の品数は意外にも多くて驚いた。
さすがファームレストラン、野菜料理がいっぱい。お漬け物の種類も多く、中でもピクルスや大根のアロニア漬けなんかは
色も鮮やかで美味しい。
もちもちのライスコロッケ かぼちゃぜんざい、 チーズグラタン・・・などなどファームレストランならではのメニュー。

 

メインのラム肉料理

お店の人がその場で生肉(味付けなし)のスライス肉を鉄板で焼いて提供してくれる、それにしずお農場自家製ステーキソース(店内で販売)をお好みでかけて頂く

さっそく食してみた、妹と目が合った。
「これ! ムコドノの味がする!」って思わず笑った!

ムコドノ・・・我が家の♂山羊ちゃん、 最近,、成獣になったせいもあって ヤギ♂特有の強い体臭がプンプンしている。

まるでその匂いと同じ 驚いたわ~っていうか笑えた。
ムコドノを食べるときっとこんな味がするのかな~?なんて思ってしまった。

ハンバーグも同じムコドノの味が・・・ なんだか 複雑な気持・・・

きっとヤギ肉も羊と同じ味?匂い?がするのかしらね~
そんな発見をしつつ たのしく美味しく、時間いっぱいお腹いっぱいに食べた。

妹が700円という安さというのもあって食事代を払ってくれた。
会計を済ませた妹は・・・店内の売店を物色している私の背中を叩いて笑った。
700円・・・子供料金だったわ!と、
「えっ! (爆笑) やっぱり? だよねぇ~ 」と本当は納得の価格でした。
オバちゃんって・・・なんたって安い値段にしか目に入らないんだよね~と痛感させられた私達。

 

店内の売店には羊肉を使ったレトルトカレー、トマトジュースや可愛い羊グッズもたくさん。

その中に・・・

「誉れじゃむ」のネーミングに目が留まった。

しずお農場でとれたフルーツほおずきで作られたジャム

値段はちょっと・・・いや、かなり御高め・・・でも今まで食べた事のないフルーツほおずきのジャム・・・
買っちゃった!

で・・・食べて見た。

なんだろ!この上品な甘さとほおずきの美味しさって言ったら、絶品です。
こんな美味しい感動するジャム 初めてだわ~

ゆるめのジャムに小さなほおずきが丸ごと入っているのがこれまたステキ
開けたら最後・・・ひと瓶あっというまに・・・ジャムをですよ・・・完食してしまいたくなるぐらい美味しい
っていうか 食べきってしまった・・・後に取っておく事が出来ないわ・た・しだった。

是非 どーぞ!

2012 11月 02日

新しい水槽なのです

昔の人は言いました。

牛飲馬食

馬に比べると牛はトンデモナイ量の水を飲み、牛に比べると馬はビックリする量の餌を食べる。

と言う意味でしょう・・・たぶん。

牛乳の成分の約80%以上は水。1日30Kg搾る牛だと30✕0.8だから・・・・・ま、いいや。加えて自分の身体の維持代謝にも水は必要なので、お母さん牛だと1日160リットル位飲みます。なので「どんなコップで水を飲むか」と言うのはかなり重大な問題なわけです。

季節柄、お肌の乾燥が気になるこの頃。潤いを守るためにも水分はとても大切。 昔は、水を弾くようなピッチピチのお肌をしていたそこのアナタ。そうアナタの事です。 今となっては張りも無くなり、水をかけると弾くどころか、まるで乾いた砂に染み込むように吸収してしまう・・・・ん~これも生態維持のため・・・・残念です。

話を戻して。 牛ちゃん達のコップである水槽の話でした(汗)

現牛舎を新築した時に、大手酪農器具メーカーさんにオーダーメイドで作って貰いました。幅240cm高さ70cm奥行60cmのステンレス製。牛ちゃん達の評判もなかなかで、厳冬期になっても水槽の周りに氷山が形成されない優れた構造でした。しかし、内側はステンレスだったけど、外側はアルミ板で出来ていたため13年の月日に絶えかねて崩壊寸前。大急ぎで今度は地元の鉄工所に依頼。いろいろ改良点が有ったので、それをかなえて貰って完成し過日納品になった。素晴らしいです。どうしても自慢したかったので紹介させて下さい。嫌なら見なくても良いです(笑)

 

これが外枠。寸法は以前と同じです。地下に埋まっている土管から上がってくる地熱を封じ込めて、水配管の凍結を防止します。

 

掃除の時、排水を素早くやるために大きくした排水口。

 

掃除や修理の時に外すフタにもちょいと工夫を。中に溜まったゴミが集まりやすい様に底面もV字型にして貰いました。

 

フタを取ると心臓部が登場します。止水バルブがついた最新型ボールタップ止水栓。でもボール(浮子)を使ってないのでボールタップ・・・は正しくないかも。そして、厳冬期に水を凍結させないヒーター付き。その横の★マークは排水口キャップを外すためのハンドル。これは鉄工所社長の「愛」なのです。

今回はオールステンレスなので、作業機が追突しなければ15年は楽に持つでしょう。

キレイなコップで飲む水は美味いんだよね。

普通の水だけど。

2012 11月 01日

クラウドゲート その2

クラウドゲートついて、考察の続きを・・・

パーラーの入り口の構造も酪農家によって様々。
牛が入る幅だけの扉が開閉するだけの入り口、パーラーとホールディングエリアがある意味遮断された感じのもだったり、
我が家は搾乳時、パーラーとホールディングエリアの隔壁が全面開放されるので、待機している牛たちがパーラーの中で何が起きているのか様子を常に伺うことが出来る開放型の入り口になっている。

上の画像はホールディングエリアからみたパーラーの入り口
パーラーは6頭ダブルのヘリングボーン
しゃちょーがこの開放型を選んだのは、牛達が中で搾乳されている牛たちを見るとこで、搾乳されることの事前学習やパーラーの中へ入る不安やストレスを軽減させるためだったらしい。特に初産牛にとってはかなり有効とのこと。
牛が常に中の様子を見ているので 搾乳者も自ずと牛に見られているので「ヘタ」なことが出来ない。
搾乳者である私は 牛達に「イイひと」と擦り込みをしているのですから、大声を出したり、叩いたりなど、信頼を裏切る行動が出来ないのです。

 

「その1」での4タイプについて詳細を・・・ ぐふっ

 

☆1 ぎゅーぎゅー詰め大好き、せっかちなひと

クラウドゲートは本来、牛をパーラーに入れるための補助道具。
なのに・・・パーラーの中に定数の頭数が入っているのにも関わらず、中に入れるための目的以外の時にこのゲートを動かし常にぎゅーぎゅー詰めにしておきたいタイプは きっとこうする事で次、中に牛を入れる時に少しでも早く牛が中に入るのでは?と思っているに違いない。気持ちは分からないでも無いけれど・・・きっと搾乳中ヒマなんでしょうね!

これは大きな間違い
パーラーの入り口は牛1頭分、その狭い入り口にぎゅうぎゅう詰めにされたら、数頭の牛の肩がちょうどスクラムを組んだようになってしまい、一頭も入れない状態になってしまうことがしばしば。これにより、すったもんだして返って時間が掛かってしまう。地下鉄などのラッシュ時間を思い出して欲しいわ。列車のドアの入り口に大勢の人が一気に押し寄せているのと同じ。 夏場などはホールディングエリアにも扇風機は回されてはいるものの こんな状態では暑熱対策もあったもんじゃないないでしょう。この時のヒートストレスといったら、かなりなものだと思うわ。

 

☆2 ブザーとゲートを同時操作するS的なひと

怖いですね~ 牛は恐怖心いっぱい ストレス最高潮でしょうね。出るはずの乳も出なくなってしまいそうです。
こういうゲート操作はしてはいけません。基本、牛にとってはゲートもブザーも嫌いなんですから。
同時操作すると、牛はぎゅーぎゅー詰めの中、無理矢理、それも慌てて前に進もうとする、慌てるものだから前にめったり、脚を滑らせてしまうことが急激に増える。もう絶対にやっちゃダメ!
たまに他の牧場の搾乳時間に出くわすことがあり、チラ見したら ボッコ(棒)を持って牛の脚をコツコツ叩きながらパーラー内を誘導している牧場があった・・・これもかなりS的です。

 

☆3 体力自慢の体育会系のひと

ブザーもゲートもまどろっこしいらしく、とにかく毎回ホールディングエリアに出て後ろから常に牛を追う元気なひとがいる。元気なんだなぁ~、階段・・・登るの苦じゃないんだぁ・・・とつい内心笑い眺めてしまう。
こんな事を続けていると ひとに追われないとパーラーに入って来なくなってしまう現象が起きる。
ゲートもブザーも意味が無いし、搾乳時間のロス。 牛と人間関係も悪くなる。

 

☆4 大声の威圧系のひと

こういうタイプは、見ててものすごく見苦しいし聞き苦しい。っていうか、牛が可哀想・・・そんなに大声出さなくてもちゃんと入ってくるのに・・・ とにかく、牛を入れるのも出すのも声を張り上げないと気が済まないひとっているんですよね・・・ 大声だすことで牛がスムーズに動くと思っているんでしょうか?

ざーっとこんなところでしょうか・・・
私もこの4タイプの人格 正直、自分自身がかつてやってきたことばかりです。
フリーストール牛舎に移行して、パーラーで搾乳し始めて13年
最初はパーラーに牛をどのように入れたらいいものか全く分からなかった。とにかく早くパーラーの中に入れたいという一心で、ホールディングエリアに出て、大声出して牛を追って入れたり、ゲートとブザーの絶妙なタイミングの操作が分からなかったり、毎日毎日ある意味、牛もひとも格闘だった。

でも搾乳者が私ひとりということが試行錯誤をするうえでいい環境だったかもしれない。

搾乳者としての行動の取り方でどれだけ 牛にストレスをかけずにスムーズにパーラーに誘導するか挑戦してみたくなった。

以後、牛との信頼関係構築のため忍耐の日々が続いた。

◎大声はいかなる時も出さない(声のトーンを荒げない)、黙って黙々と悠然と搾乳をしよう。
◎ホールディングエリアには極力出て行かない。
◎ゲートはなくべく動かさない。常に待機中の牛がぎゅーぎゅー詰めにならないように牛同士がなるべく接触しないぐらいゆとりあるスペースを取り、牛が自分のペースで前に進めるように配慮する。なるだけブザーを鳴らすだけで牛の意思で前に歩かせるように仕向ける努力をしよう。
◎パーラーに牛を入れる事だけに意識を集中しないようにしよう。

などとたくさんの自分の努力目標をもって搾乳に挑んだ。
随分と時間が掛かったけれど 成果は見えた。

今ではゲートを最初に降ろした位置からそのままの状態の時もあるぐらい
いつまにか入室ゲートを開放しておくと牛がゆったりと入ってくる 入ってくるまでちょっと待つのがコツ
ゲートを開放したらすぐにブザーやゲートを動かすのではなく、自主的に入るひと呼吸待つ気持ちが必要なみたい。
牛が流れ始めたらブザーもゲートも動かしてはいけない、 ブザーは流れが止まったのを確認してから操作する。ブザーでも牛に動きが見られない時、ゲートを次の手段で動かすようにしている。

とは言え、牛にも色々な牛がいて、わざと後続の牛を入れまいと入り口付近を占拠して邪魔をする意地悪な牛がいたり、脚が痛い牛などはなかなか待っても入って来ない・・・
そういうときは仕方が無い おしりをポンポンと軽く叩きながら誘導するしかない。

あと・・・泌乳前期グループは泌乳後期グループに比べると俄然パーラーの入室がスムーズ、やはり 乳が張っていて早く搾乳して貰いたいという心境なんでしょうか?それに比べ後期グループはマッタリと呑気です。妊娠牛ばかりですから動きたくない気持ちも分かります。よってブザーやゲートを動かす割合が多くなるなぁ。

 

搾乳は早く終わらすことを目標にしてはいけない。
搾乳は「金」なる一番近い作業であることを意識すべきで、早く終わらすやっつけ仕事であってはならないということ。
牛にストレス無くスムーズに作業することが大切であることを再認識しなくてはならないと思う。

「黙々と悠然と・・・・」 これが私の中でのキーポイント

搾乳後のお出かけとかの予定があるとついつい慌ただしい行動に出がち・・・
そんなときは余裕を持って早く搾乳開始して あとは黙々と悠然と搾乳できる搾乳者の心構えが必要ね~

 

ともあれ、搾乳者の態度ひとつ 牛は何でも察知するわけで・・・
いつもと同じように搾乳しているつもりでも全くスムーズじゃない時がある。私の心の乱れを察知しているんでしょうか?
いつも平常心を維持することが牛との信頼関係を構築する上で大切なのかもしれませんね~

 

上の画像は搾乳待機中のホールディングエリアの牛の様子
ゲートははるか後方にあり、手前に居る牛はすべて自分の意思で前に集まっている。
後方には脚の痛い牛や分娩したばかりの初産牛が点在している様子が伺える。

よって搾乳をスムーズにしようと思えば 牛の蹄の健康管理は非常に大切ということですね。