2012 12月 15日

就農支援

社会問題になっているホームレス 問題。
年々総数は減少傾向にあるとは言え、まだ全国では1万人もの路上生活者が居ると言われている。その半数以上が60歳以上の高齢者、そして、路上生活の長期傾向にあり、すでに10年以上に渡っているひとも全体の4割というから驚くべき事実です。

国でもこう言った人達への自立支援法や施策が行われている。 自治体職員が路上生活している公園などの巡回、緊急一時宿泊施設やホームレス自立支援センターなど・・・しかし、路上生活している人全体を支援出来るだけの自治体数や施設もないのが現実。 また、路上生活している人の意識調査の結果をみてこれまた驚いた。 こう言った支援を利用したいか?という問いに・・・なんと8割の人が「思わない」との回答。 今後どのような生活をしていきたいか?という問いには、このまま路上生活のままで良いという人が3割!求職活動もしていなし、今後もする予定はなしという人も6割以上という。 立ち直りたいという気持ちすら失っているように思える。。。悲しい現実。

随分前に、このようなホームレスを自立支援する人のテレビ放送を見た事がある。 10名程の人達に居住空間や食事を提供しながら社会復帰を支援しするために日々葛藤と戦いながらホームレスに向き合っている人の姿がそこにあった。しかし、なかなか、上の意識調査結果の様に、支援者の意向とはまったく裏腹に心を開く事もなく、自立する意識も持たない人もその番組の中でも存在していた・・・

でもそんな人達ばかりではない まだまだ社会復帰をしたいと願う人だって中には沢山居るはず。 労働力を必要としている農業の世界。 彼らに気持ちがあれば いつだって仕事の場は与えられるのにと思う。 誰か、どこか、その架け橋になってくれる窓口はないものだろうかと常日頃思っていた。

そして・・・つい先日のテレビ番組。 神奈川県で農園を営む30代の女性。 なんとこの女性、元ホームレスなどの職を失った人達に野菜栽培の知識や技術を教え、命を育てる喜びを知って貰い、社会復帰へ向けての自立支援をしているとのこと。 世の中にこのような人が存在することに驚きと嬉しさを知った。

しかし、彼女の思いは苦難の連続・・・ 人に技術や知識だけを教えるのでは相手を支援する事が出来ない事に気づき、自分から心を開き、自分の悩みまでを話すことで、相手の心を開かせる鍵があるを事を知る。そうして、そこから彼女の成功への道が開く事になる。現に彼女の元から農家へ就職し自立の道を歩み始めた男性がいた。 彼女の思いが叶った瞬間だった。 まだ30代の彼女の瞳はまっすぐ温かった。 行政ではなかなか出来えない、彼女の心の支援・・・ いつかその輪が大きくなって、労働力不足に悩む農家支援に繋がっていけばどんなに良い事だろう。 日本の農業を守る手段となり得るかも知れません。