2013 2月 15日

仔牛の学習会

女性部主催でNOSAIの獣医師に依頼して「仔牛の管理」についての学習会が開かれた。
地域でこんな学習会が開かれるのは本当に久し振りのこと。


実際に診療所の仔牛の往診依頼の統計をもとに各病気の多発時期を踏まえ、その対処や予防、管理などを獣医師の目から話して頂いた。仔牛の三大疾病とされる、肺炎・下痢・臍帯炎の話が中心。付随して薬品の投与に関することも含めての話が進められた。

仔牛の哺育管理は女性の方が圧倒的に多い。
なかなか仔牛を我が子と同じような扱いとはいかないのが現状。なかなか牛を我が子に置き換えて・・・とは考えにくいものがあったりする。 まったく別物を扱う感覚がそこにあると言えるかもしれない。
例えば、仔牛が下痢をしたら 断乳してしまうことが当たり前のような対処法として根強くある。でも我が子なら・・・決してミルクを切ったりはしないはず。 そんなちょっとした当たり前のことがなかなかリンクしていないのが現状だったりする。

仔牛の肺炎予防に生後1ヶ月でワクチン接種を奨める話があった。
私の中では免疫移行抗体が生後3ヶ月から4ヶ月ぐらいまであるので、生後1ヶ月とかにワクチンを打っても無駄であり、生後3~4ヶ月以降の方がワクチンの効果があるという知識があった。
でも、今は違うらしい。 確かに初乳をしっかり呑んで免疫抗体が上がっている牛ばかりならそれでも良いらしいのですが、一頭一頭を抗体の上がり具合を調べる訳にもいかないし、たとへ初乳を呑んでいても抗体の上がり具合の悪い牛も中にはいる。
実際に生後一ヶ月でワクチン接種している牛の肺炎の発生率、再発率をみると無接種に比べると格段の効果がある事が分かった。

昔の常識は今の非常識ってことが多々あるんですね~

日々 仔牛の管理では悩ませられる事が多い。
色々な疑問や質問が講習会中 飛び交っていた。

最後に・・・ 獣医師から「仔牛の管理の最終目標は何ですか?」の問いかけは重いものを感じた。

 

あなたなら・・・何と答えるでしょうか?