2013 7月 25日

初生トクの高値

ここのところ初生トクの高値が続いている。

生後一週間ほどで出荷しても7万以上の値が普通に付く。ここ数年にはない高値。
酪農家の副産物としての初生トクの高値が付く事はとても喜ばしいこと。
今までトクの値段が安かったため副産物収入としての価値がなかった。どうしても雌雄判別精液を付けて、育成牛や初妊牛として販売する農家さんが増えたため、必然的に♂仔牛の出生率が減る現象が色濃くなってしまった。トクの不足の事態がこの高値を招ている。

肉牛農家さんはこの影響で打撃を被っているらしい。トクの仕入れ不足と仕入れ価格値の上昇、更に追い打ちを掛ける飼料価格の上昇と肉牛農家は経営の危機を抱いているところが多いそうだ。

この初生トクの品薄は全道的な現象で 管外からも経済力のある肉牛屋さんが買入れに参入してくるので地元の肉牛農家さんは特に危機感が増大しているとのこと。

交雑種の値段も同じく上がっている。
今年は副収入アップってことで、しゃちょーが昨年から繁殖成績の悪い牛にF1の種を付けている。
今年に入って3頭分娩したけれど 何故か全部♀ かなりガッカリ。
オスとメスじゃ値段が大きく違う。 お得感がないなぁ。

我が家は雌雄判別精液は使っていない。
規模拡大する予定もないし、育成牛や初妊牛を販売するために入れておける施設の余裕がない。
なんたって、一番手のかかる哺乳期間に沢山のメスを管理できる施設も腕もない。
一週間で出荷できる初生トクがいるということは、私にとってはかなり哺乳の労働力と精神的負担の軽減になるわけなんです。

初生トクが出荷出来る日が来ると 今日から哺乳頭数が減るって、ついニンマリしてしまう。
「次の肉牛農家さんで大きく育つんだよ~ 」って 心の中で大きく手を振って見送る自分がいる。

たとへ一週間でも健康で元気な状態で送り出すのは私の指名だから、気を配りながら管理しますよ。