2013 10月 19日

美瑛へ

数年前 我が家に実習に来てくれた女性(kちゃん)を訪ねて、しゃちょーとふたり美瑛まで足を運んだ。
2日前の台風の影響で、道中は紅葉と銀世界を楽しみながらの峠越え。
しゃちょーとふたりで1泊のお出かけなんて、昨年の息子の結婚式以来、一年以上ぶりのこと。

 

美瑛の少し手前、東神楽の山の中にある粋な蕎麦屋「蓬(よもぎ)」というお店で待ち合わせ再会。少し痩せた感じだったけれど 笑顔は以前のままだった。
蓬2蓬
蕎麦が余り好きではないしゃちょー。。。と言うか、味が良くわからないらしい。
とにかく、味覚経験と糖尿病対策?として無理矢理連れて行った(笑

お昼時たった4時間しか営業しないというお店
しかしながら、品切れ閉店とあるほど山奥にして人気が高いと評判。12時すでに満席の上かなり店内で待つ人も多かった。

蓬4
しゃちょーが頼んだ揚げ出し豆腐の十割かけそば 本日すでにしゃちょーので最後の1杯だったらしく、楽しみにしてきた私達の後続のお客さんから、冷たい視線が背中に突き刺ささっていた。

私と彼女は十割天ざる
蓬3
とても十割とは思えないほど、つるっとしたのど越し、そばつゆ旨し!
天ぷらは季節の野菜が見事にパリッとカリッと揚がっていて美味しかったぁ

彼女の近況報告を聞きながら、お昼を過ごす。

 

美瑛、しゃちょーは初めて、一箇所行きたい美術館があるという。
「西美の杜美術館」

西美の杜美術館
俳優、榎木孝明さんが描く水彩画が展示されている。
彼の描く絵は、スピリチュアルの江原啓之さん、歌手・俳優の美輪明宏さんが実物よりも美しく描くと絶賛しているとのことで、是非一度観賞したかったようだ。

観光シーズンも終わり閉館時間際とあって、館内は私達ふたりの貸し切り。
沢山の水彩画は、色使いも構図もとてもシンプルに美瑛の風景を中心に多く描かれていた。

榎木さんの他にもふたりの芸術家の展示コーナーがあった。

中でも大野勝彦さんの詩画の作品に強く心打たれた。

彼は45歳の時 農作業機械で両腕を失った。
両手を失って知ったひとのやさしさ、あたたかさを詩画に託した作品は、仏様のように生きる喜び、感謝の気持ちを深く諭したものばかり。 それなりに一生懸命生きているつもりと思っていた自分が酷く恥ずかしくさえ思え、どんなに周りの人の思いに気づかず、感謝もせずに生きている自分を反省せずにはいられなかった。 生きるって・・・難しい。 けれどいつでも思い直せる人生があるということを教えてくれた気がした。

新星館3
日没前、美瑛の丘にある「新星館」から望む美瑛岳

 

夕方遅く、彼女が見て欲しいという牧場へ連れて行ってくれた。
個人経営で搾乳頭数450頭、年間出荷乳量も4500t、従業員も15名ほど雇用しているというメガファーム、稲川牧場さんへ。
そこの息子さんが案内してくれた。辺りはすでに真っ暗な5時半、10頭ダブルのパーラーでは2名の従業員が搾乳の真っ最中 一回の搾乳をこの2名で5時間ぶっ通しで搾乳作業こなすとのこと。
哺乳は雄雌は別のところで管理されていた。哺乳頭数も半端な頭数ではないけれど、しっかり管理されているのが仔牛の状態を見て伺える。
経産牛のフリーストールもどのステージの牛達の状態も良く素晴らしい農場だった。

夜は彼女の家で宿泊
我が家に実習に来てから現在までの経緯を聴きながら
ひとの出会いって、やはり 未来にしっかり繋がっているし、人生にどんな転機が訪れても、その先もちゃんとひとによって導かれていることを改めて感じた。苦しい時も辛い時も、もちろん楽しい時も、そこにはやはり「ひと」がいるということ。ちゃんと手が繋がっているのね。

そんなことを思いながら眠りについた。