2014 7月 31日

夏の仔牛の下痢

仔牛下痢3
連日暑い日が続いています。
北海道も本州並みに暑いですが、夜は涼しくて寝やすいところが北海道の良いところですね。我が家のホーム家電屋さん、「農家で家にエアコン付いていないの、たむらさんだけですよ~」って言われてしまいました。
家にエアコン付けたら・・・家の中が快適すぎて、きっと外や牛舎の仕事しなくなるな~私  笑

今年もうちわと扇風機で乗り切ります!

さて、厄介な仔牛の下痢。
色々な経験と知識を得ながら 随分と減ったけれど、ゼロにはならない。
環境性が原因のことは人の努力で何とか改善できるけれど、生まれつきの虚弱体質はどうにもならなくて、下痢を引き起こしやすい。

仔牛下痢2
健康な牛のバックスタイルは汚れもなく、しっぽもお尻ピカピカ♪

 

冬の下痢も仔牛にとっては辛いけれど、夏もかなり劣悪な事態になってしまう。

気温が高いうえに仔牛の生活環境のアンモニアの上昇。なんたって仔牛が飼育されているカーフハッチにしても、舎内のペン(独房)にしても、仔牛の置かれている環境は寝る事も食べる事も排泄もすべて同じ小さなスペースの中・・・さらに雨などによる湿気の上昇によりより、管理が行き届いていないとアンモニア臭の中での生活が余儀なくされる。
下痢を引き起こせば そのアンモニア臭に更に追い打ちが掛かる。アンモニアだけではない。この柔らかい液状の便にハエがもの凄い数がたかることになる。
ハエは卵を産みやがて・・・あとはご想像にお任せ・・・想像もしたくないけれどね。

こんな環境下で体調を崩し下痢をしている仔牛が改善に向かうはずがない。

仔牛が下痢をしたらまずは綺麗な空気の確保。寝わらを頻繁に交換しアンモニアの上昇を抑え、ハエのたかりをなくする。
何故か病気をして体調が優れない牛には仔牛ならずとも親牛でも、ハエがたかりやすいのです。
特に下痢をすると仔牛の肛門やお尻が常時汚れ濡れてます。下痢が長期に渡って続くとココにハエがたかり出し惨事なる。書きたくは無いけれど・・・最悪はウ〇がわくんですよ。それはこの世の光景とは思えません。

下痢をしてお尻が濡れている仔牛には 我が家ではゼオライト系の粉を掛けています。この粉をかけてることで体毛が乾いて、ハエのたかりを予防する事が出来、ハッチ内のアンモニアの消臭にもなり、多少、香りもついているのでさわやかな空間が確保できます。

仔牛下痢

薬の投与ももちろん大事ですが、治療同様仔牛の置かれている環境も改善してあげなくては治る病気も治らないですよね。薬だけでは病気のすべては治りません。

人ならボットントイレの中のような病室で病人を治療したりしないですもの。

仔牛の病気は、仔牛の管理者が仔牛と同じ環境で治癒が望めるかどうかいつも頭に置いておくべきですね。

それにしても・・・虚弱体質の仔牛は何かと手間がかかります。あ”~ぁ

虚弱体質・・・やはり母親の産前管理(乾乳期管理)も大きく影響するのはわかっているけれど、生まれてきてしまったからには何とかせねばならないのですよ。

仔牛下痢4

何十年 仔牛を育てていてもホント下痢は悩ましい・・・