2015 3月 18日

家畜市場調査へ

昨日、佐呂間にあるホクレンの北見地区総合家畜市場へ足を運んだ。

市場を見に行くのはもう10年振りのことだと思う。

ここのところ、日本の輸入牛肉の買い負け?による牛肉の輸入が大変厳しい状態にあるらしい。
従って国産牛肉の価格も上がっているように思える。
従って、私たち酪農家から出荷される、産乳量が下がったり、繁殖が悪かったりする牛は食肉へと回す廃用肉の単価がここの所 随分と高くなっている。併せて、将来食肉となる初生トクの値段も上っがってる状況にある。

先日 とある農家さんから、市場に出すと8万~10万で良い初生トクは買い取られるし、F1のオスも20万近い値が付くと・・・更に初生メスホルも生後一ヶ月でも20万近いのだとか・・・

この状況を聞いて驚いた。

我が家は、市場に出す事はなくて、ずーっと庭先集荷でトクや初生のメスホルも売っているけれど、最近でも、どんなに良くたってこんな値段は付かない。

この値段のギャップを感じて、今回思い切って市場の現状調査と銘打って足を運んでみた。

市場

およそ500頭のホルオス、F1、黒毛和種、ホルメスなどの生後1ヶ月以内の仔牛が管内各地から集められていた。その頭数に圧巻。

午前10時半、ホルオスから競り開始。畜産関係者が牛を見定めて競り落とされていく。

市場5 市場6

上の写真の中央あたり、ピンク色の金枠を背中に乗せられているのが、競り最中の仔牛。
下の写真の右側の電光掲示板にその仔牛の個体識別番号、生年月日、所属農協、仔牛の健康状況などが掲示され、左の掲示板には、仔牛の体重と競り落とした購買者番号、そして税抜きの落し価格が掲示される。

繫留されている500頭もの仔牛達
それはそれは千差万別、扱いの善し悪しが一目瞭然。
こんな酷い状態でも市場に持ってこれるの?と驚愕するような仔牛も多々。

市場4
下痢をしている牛も多く、 長期下痢をしていたんでしょうね、おしりの毛が無かったり、痩せてコケコケだったり、怪我をしている牛だったり、多いのは臍の状態の悪い牛。芯があったり化膿していたりとう健康特記がある牛。 後は先天性の足の奇形。

市場3

この写真のように良く管理されてきた仔牛達は きっとカーフジャケットも着せて貰って居たのだろうと推測がつくほど身体はぴかぴかで毛も短く、見るからに健康的。やはりこういう仔牛は高値がつく。

健康状態の特記欄に下痢・へそ芯とかが明記されていても、毛づやが良く一見健康そうな牛は割と高値が付いたりする。庭先取引だとまず、集荷さえしてもらえない。
競りの様子を見ていると、なかなか面白い。

市場開場には当JA職員さんや知り合いの馬喰(ばくろう)さんもいて、少し話を聞く事が出来た。

開催時期、購買者の多さや、そのときの国内食肉状況によっても価格は上下するけれど、今回は割と高値だったとか・・・

中には買い手が付かない牛も数頭居たけれど、それでも500頭の内、20頭ほど。結構、悲惨な牛でも買い手がいるんだと思った。

ちなみに今回のホルオスの最高値は115,560円(税込) 最低値2,160円(税込)、平均57,000円

庭先だとこの平均値ぐらいにしかならないな・・・・

 

次回は市場に出してみようと思う。 自分のウチのホルオスがどのくらいの値が付くのかちょっと興味がある。

市場2

こうして市場に出向いてみると、自分の哺育のレベルが認識できるし、買い手の動向も理解できる。

なんでも、百聞は一見にしかずですね。

有意義な市場見学になり、一緒に同行してくれた皆さんにも感謝です。