2015 12月 23日

おまじない

初妊牛が分娩して、初めてのパーラーでの搾乳。
初産牛にとってはたくさんの未体験ゾーンに突入する一番厄介な日となる。
乾乳舎の分娩房で初めてのお産をやっとの思いでし終えたかと思うと、すぐに泌乳前期のフリーストールの沢山の知らないお姉様達の中に入れられ、、、ストールのベットも経験したことがないけれど、見よう見まねでベットに上がって違和感を覚えつつ寝てみたり、身体を擦るカウブラシなどという怪しげなものは何かと、恐る恐る近づいてみたりしているうちに、搾乳時間になる。
訳も分からずに、待機室なるところへ他の牛の流れに紛れ込みながら強制移動させられ、その先はミルカーの音やら見た事もない狭い空間に入れられようとしていることを察知する。

とにかく、最初の搾乳をするための難関はパーラーに入れる事。
他の牛と上手く何が何だか分からないうちに一緒になだれ込ませれば上出来♪
しかし、パーラーの入り口の目の前でガンとして怯えて入らない牛も中にはいる。
二人がかりで押したりして入れば、まだ良いのですが、それでも動かない場合はモクシをかけて、引っ張り入れるしかないのです。
育成時期に預託牧場に出すのでモクシを掛けられて引っ張られることは経験済みなので、割とスムーズに入ってくれる。

おまじない
ということで、取りあえず引っ張れるようにモクシを掛けて初産牛はフリーストールに移動しておく。
一度パーラーに入れば、2回目からはスムーズに入れるのでモクシは必要なくなります。

毎回初産牛が難なくパーラーに入ることが続くと、つい今回も大丈夫かもとモクシをせずに他の牛と混ぜると・・・そんな時に限って牛がパーラーに入らない頑固ちゃん牛だったりする。はぁ~失敗したぁ~モクシ付けておけば良かったと後悔する。

でもね、段取りよくモクシを付けたときに限って必要が無いことが不思議と続くものなのです。
なんだか、モクシはパーラーに入るためのおまじないのアイテムなのかもしれません。笑
写真の初産牛もモクシは必要なかったわ。