2016 2月 17日

仕事と作業

酪農に携わって・・・はや30年・・・
しゃちょーと一緒にやはり30年・・・
長かったような、短かったような・・・あと何年酪農という職業を続けるのだろう?と漠然と考える。

右も左も分からない、悪いイメージしかなかった酪農という職業
なんだか分からないながらも、やるしかないという一心で続けてきた。生活するために。

分からないから、勉強しているうちに色々な人達と出会い、多くの人達に刺激をもらいながら、やる気が萎えないように続けてきた。
どうすれば、嫌いな職業を一生の仕事として続けて行くにはと考えた。
牛が好きで、酪農が好きで・・・という人が羨ましく思えたというより、不思議だった。ずっと面白い振り、楽しんでいる振りをしながら今日まで来たような気がする。

明日、酪農を止める。と宣言されたら・・・

「そう。」と、未練もなく答える自分がいると想像できる。そんな自分ってどうよ?って自問自答してしまう。

仕事と作業(WorkとJob)
この違いってなんでしょう?
とある本を読んだ。

酪農での作業(Job)は搾乳・掃除・餌作り等々多種多様にある。その作業を時間内にたとえば労働時間8時間ならその時間内に終わられる事が出来るし、ある意味 作業は誰でも出来ると言っても過言ではない。

しかし、仕事(Work)は作業とは全く違った面を持つ。仕事は創造的なものであって、想像力を駆使して行うことなのだそう。だから時間や場所を選ばず、仕事に対していつもどうやったら?と考えること。たとえば、お風呂に入っている時や友人と遊んでいる時、車に乗っている時などなど24時間いつでも仕事に対するアイディアとかのひらめきがある生活環境を持っているかという事が大切なんだとか。

牛1207

酪農は常に牛に対する観察と想像を駆使することが、良い仕事につながるということです。仕事が出来れば作業はもっと意味のあることに繋がるということです。

人を使う時にでも、仕事が出来る人間か作業しか出来ない人間か見極める事で、大きく経営に影響するということです。

 

私自身はどうなんだろう?
家族経営だと仕事はもちろんのこと、作業もひと通りこなさなくてはならない。
仕事と作業の割合は、ほとんど一日を作業に費やす場合がほとんどなのが現実。観察と想像の時間はなかなか取れない。

だから、そこをフォローする人達がいるんですよね。
普及員だったり、酪農コンサルタントだったり、各酪農技術者達は先だって牛の事を観察考察してくれる、毎日見ているようで見ていない、気づかないことってたくさんあり、それを教えてくれる。

「なるほど!」が私たちにとって、気づきである。

本当ならば現場にいる畜主が一番分かっていなければならないのに、作業に翻弄されているとこうなっちゃう。

仕事=想像力

牛1350

残り少ない酪農人生、ちょっと想像力を養って、面白くやってみたいですね。