2016 2月 20日

ストールサイズ

フリーストールにして17年。建てるに当たって随分としゃちょーは、フリーストールのあらゆる寸法について勉強してやっと建てた牛舎だった。
その頃はそのサイズがベストとされていた寸法に基づいて建てたのに・・・・その後すぐに改訂され、かなりがっかりした寸法があった。

それが牛のベットストールサイズ。

寝方8
一頭分のベットのストール幅120cm
改訂後の推奨値は115cm・・・だとか・・・
このわずか5cmの差。
広くっていいじゃないって思うのですが、これが仇となっています。
我が家は初産牛群や産褥牛群などの群分けがありません。泌乳前期と後期の2群分け。どこも全て同じストールサイズ。それ以上の群分けは現在のままでは不可能。
従って、小さい牛もいれば大きい牛もさまざまに混在している。

寝方寝方5
上の写真は正しいストールでの寝方
ストールにまっすぐに寝て、しかもしっぽの付け根のあたりがベットのより少し後に下がる位置に寝ているのがベスト。この状態だと寝ながら排泄してもベットの上が糞で汚れる事も無く、通路にキチンと糞が落ちる。
しかしながら、このように正しく寝てくれる牛は少なく、ほとんどの牛がストール幅が広いために斜めに寝てしまう。

寝方2
斜め寝するとお尻がベットの上にあり、排泄するとベットの上にこんもり。
寝たり起きたりするうちに乳房も足も当然のことながら汚れてしまう。
寝方4
斜めどころか前に行きすぎて寝てしまう牛も・・・寝方3
初産牛などは特に身体も小さいので、まずほとんど全部の牛がこの状態で寝てしまう。これではベットの上が糞だらけになるのは時間の問題。
ホント、牛って寝てても食べていても、歩いていてもいつでも排糞、排尿するし、厄介です。

寝方6寝方7
黄色い線辺りにみんなのお尻が揃っていればベットは汚れる事はほとんどない。しかし赤い線の状態が常で、全体の半分以上は斜め寝や前過ぎて寝ているためにお尻の位置がベットの上になってしまっている。

コレを調整するのにベットの上には前過ぎて寝ないようにネックレールというものが付いていているのだけれど、これも牛の大きさによっては意味をなさないことも。さらにベットの上には敷料のおがくずを入れて、更に前に寝ないように調整はするものの、いかんせんストール幅が広いため、斜め寝し、それもあまり効果的ではないのが現実。

後は人力でマメにマメにベットの上の糞尿を除糞すること意外に牛を綺麗に保つ事は難しいのです。
特に夜の搾乳後から人が牛舎から居なくなる長~い時間帯、それはそれはベットが汚れまくり。だから朝の搾乳は乳房が汚くて萎えます。

わずか5cm、されど5cmの差に一生苦労します。

餌寄せロボットみたいに、24時間自動でベットの除糞してくれるロボットが欲しいものだわ。

牛1351
お上品に寝てちょうだいな!

とは言え・・・
実は私も斜め寝派

シングルでもダブルでも布団で寝る時 何故か布団に対して対角線に寝てしまう。なんだか落ち着くというのか、寝やすいのです。

でも!牛と違うのは寝がら排泄しないと言う事! これは大きな違いです 笑