2016 6月 03日

ペア飼いとちびちび哺乳

やっと準備が整い、ペア飼いとちびちび哺乳の実践に入りました。
ちょうど5月29日と30日にメスが2頭生まれ、ペア飼いのハッチに31日の夜から新築ペアハッチに同居させました。

ちびちび哺乳

自作のほ乳瓶ホルダーも完成
100円の花プランターを利用し、ホルダーの吊り金具を止めるのに強度を出すため、板で補強しみた。 我ながらの力作♪? 仔牛の成長に合わせて高さも一応調節可能にしてみた(実際にそんなにマメに調節するのか?私?という問題はあるのですが 笑)

設置の問題は、ホルダーの角度と高さ
仔牛にとってどんなほ乳瓶の角度と高さが最適なのか? 悩むところです。

簡単なことです。実際の母牛と仔牛の位置関係を参考にするばよいのですね。
ちびちび哺乳3
かねてからこのちびちび哺乳に関して強く進めてくれる関係者がいてくれ、その協力もあって重たい腰の私も、やっと実践にこぎつけるまでに至ったのです。
色々と資料や情報提供などもしてくれ、ホルダー設置に関してとても良い資料を提供してくれたので了解を得てUp!

仔牛がミルクを飲むとき体内では特別な反射が起こっている。
「食道溝反射」飲んだミルクが一胃に直接入らず四胃に入るようなシステムがあり、そのシステムがスムーズにしっかり作用するためには、飲む姿勢が大切なんだそうです。

人が手哺乳する場合陥りやすいのが、あまりにも上向きで飲ます状態になってしまうこと。
少しでも早く飲み終えるようにという気持ちから、どうしてもほ乳瓶を仔牛の頭上より高い位置に持って哺乳しがち。そうすると、食道のすぐ側にある気管にミルクが入ってしまい誤嚥させてしまうことになる。 いつもゼコゼコ言う仔牛が多いという農家さんはこのタイプが多いかも知れませんね。

反対にバケツ飲みの場合だと下を向きすぎることから、短時間に大量のミルクが食道を通るので
食道溝反射がしっかり整わないことから、ミルクが消化出来ない第一胃に流れ込んでしまうため
消化不良を起こしやすいということになるらしい。

そこでこの二つの難条件を解消するために、母牛の乳房の位置は絶妙な仔牛の哺乳姿勢を作っているんだそうです。
それが頭部から背線にかけてのS字カーブ!(上の資料写真参照)ということになるそう。なるほどね!という事でそれをわきまえての設置。

ちびちび哺乳2
どうでしょう?S字カーブになっていますよね!これがもっとも自然体の哺乳姿勢ということなんですね。

ボトルの乳首も購入時の小さい穴のまま。(手哺乳している時は早く飲み終えて欲しいかったので十字カットして大きくしてました)
本当にちびちびしか飲めないので、飲む状態はもう吸う事に真剣集中している感じです。
自分が手で持っていなくても良いので、何十分かかろうと全く気にしなくて良いし、こんな楽ちんなことはありません。楽して自然体♪

3リットル飲み終えるのに2頭の飲む速さは少し違いますが、飲みきる頃には仔牛も満足し飲む事にかなり疲れているようで、別の牛のミルクを横取りしようとする様子は見られません。しかもボトルが空になっても、しばらくはそのまま乳首を吸う事に飽きるまで放置しておきます。コレはニーナさんが言っていた哺乳に2時間かけることで、仔牛の哺乳に対する満足度Up。実際には2時間も置いておかなくてもよさげですが。

今までの短時間哺乳だと、飲み切った直後、フェンスやバケツの縁やハッチの内壁を吸ったりする行動が常でしたが、全く無しです。コレがなくなるだけでも仔牛の体内に不衛生なものが侵入しないことから下痢の発生も低減できますね。

 

注意したいところは、生まれてすぐに同居させない方が良いかと。
1~2日ぐらいは個別ハッチで初乳をおのおのほ乳瓶でしっかりなんの問題もなしに飲める様になり、ほ乳瓶を見るとすぐにミルクの時間だ!ということを仔牛がしっかり認識してくれるようになってからの方がスムーズですね。

まだ実践してから今日で4日目。これからのスターターの食い込みとか成長の度合いがどうなっていくのか楽しみです。