2018 1月 30日

観察不足とどん豆

今朝は冷え込みました。

流石に流氷が肉眼で見える位置まで来ているそうです。
寒いはず。

立春までもうすぐですが、2月いっぱいまでが厳冬の北海道。
寒いピークもあと一か月となるとちょっと先が見えて嬉しくなりますね。


牛の栄養設計も気温設定が重要です。
寒さが厳しければ厳しい程エネルギーが多く必要とされるので、一日の牛舎内の平均気温をマイナス8℃で設計してもらっています。
今日は外の最低気温マイナス15℃ 日中もマイナス6℃ということでちょっと足りない感じです。
先日、乾乳までまだ3か月ほど先の牛が、日に日に乳量も少なくなってきて、早めに乾乳だわと思って搾乳していたところ、パーラーから退出させようとしても、戻ってきてこちらをじーっと見て出て行こうとしない。
発情の牛などは良くそんなことがあるのですが、さすがに発情だったら困る時期の牛。
ふと顔を見ると、目が落ち込んでいるのに気付いた。あ~ら大変 この牛、乾乳モードに入っているのではなくて、体調がすこぶる悪化していると判断。
きっと、このまま乾乳させられては大変だと、牛が訴えていたのかもしれません。
早速、診療してもらったら、腸の通過障害の可能性ありということで即手術。
結果は、「第四胃捻転」しかも4回転捻り(ウルトラ級)だったようで・・・ どうしたら4回転も捻じれることになってしまうのでしょう。
術後は、寒さもあってなかなか体調は好転してきませんが、何とか無事に分娩を迎えらればと願うばかり。
全く、疾病が出るような時期の牛ではなかったので、全くの観察不足でした。
一頭一頭、顔ぐらい毎日見てあげないと・・・と痛感した出来事だった。

昨日、素敵な姉妹が訪問。
お土産の黒大豆のどん豆。 自分の家で作ったそう。

そのまま食べても意外と固くなくて美味しい。ついつい手が止まらなくなってしまう。

お湯を注いで、お茶にして飲んでも美味しいとのこと。
早速。

あ~らぁ~ なんて美味しい。
ほんのり赤紫色。飲むと炒られた大豆の香ばしさがなんとも柔らかで、ほっこりします。
お湯でふやけた大豆を食べながら頂く豆茶。ほんと美味しいです。

もうじき節分。 ぴったりなお茶です。

2018 1月 27日

フランボワーズソルベ

夏に友人宅の庭や親戚の庭で採れた真っ赤なラズベリー
沢山頂いて、冷凍庫に入れたままだったので、暇を見てラズベリーソースやシャーベットに。

赤というよりも濃厚なピンクの色はとっても華やかな気分。
寒い寒中だというのに、北海道の暑すぎる部屋の中で食べるアイスは、夏以上の美味しさがあります。
北海道人にとっては冷菓は通年食べたいスィーツのひとつ。

グラスの底にラズベリーソース。その上にバニラアイス。最上部にラズベリーのシャーベットのミニパフェ仕立て♡

色といい、甘酸っぱさはラズベリーならでは。
でも 酸っぱいのが酷く苦手なしゃちょーは食べられません。お気の毒さまです(笑)

イチゴの高いこの季節だからこそ
材料費、お砂糖とバニラアイス少々だけという、コスパが高く華やかな手作りスィーツ。
ラズベリーを分けてくれた友人、親戚に感謝です♪

2018 1月 26日

黎明期?

結婚後 酪農をして30年。
繋ぎ飼いからフリーストールに転向しておよそ20年。
飼料計算という牛の栄養プログラムで給餌し始めて25年。

最初に飼料計算での餌給与を提案してくれたのは、同年代の若い普及員さんだった。
当時はまだ飼料計算ソフトはなくて、日本飼養標準を基準にして作った普及員さんオリジナルのものだった。
しかし、これは結果が出なくてすぐに世界飼養標準に切り替えたのですが、間もなく関わっていた普及員さんの転勤とフリーストール移行。
その後しばらくエサ屋さんに飼料設計をお願いしていたが、牛の状態を見る頻度が極端に減ったため、牛と設計のバランスが悪く上手くいかなかった。
そのころは牛も酷く痩せていて、繁殖も悪く双子も多かった。
そんな折、飼料計算のプロフェッショナルな普及員さんが移動になってきて、今は懐かしいスパルタンというプログラムで設計してくれた。
この普及員さんは、本当に朝夕問わず空き時間を見ては牛を見に来てくれ、牛の健康回復を最優先に設計してくたのです。たむら牧場の救世主のような存在でした。
フリーストール移行に伴い、月2回の定期繁殖検診をNOSAIの獣医師にお願いして実施。

以来ずーっと繁殖検診はNOSAI、飼料設計プログラムは時代の流れと共にスパルタンからCPM、そしてAMTSと移行、普及員さんも入れ替わりながらお願いしてきた。
そんなこんなで20年間このスタイルで続けてきた。
繁殖も餌もしゃちょーが各々対応してきている。

しかし、繁殖と餌は強い関連性がある。
なのに、この二つを別々の立場で牛を見ても、上手く相乗効果が得られないのが現実だった。
正直 繁殖は色々手立てをして405~406日をキープしてはいるものの、牛そのものはアンダーコンデションは否めなかったし、乳量も並み。
畜主・牛の能力もこれが限界なのかと漠然と思っていた。

そんな折、開業獣医師と知り合いになり、1月から繁殖・餌設計と合わせてお願い出来ることになった。
たむら牧場の黎明期になるかもしれない。

一月初め、業務内容などの打ち合わせ。その中で色々なデーターを合わせ見て頂き、獣医師のお話の中で、まだ改善・伸びしろがあるかもしれないとちょっと期待感が持てた。
そして先日、第一回目の検診実施。

正直驚きました。
牛・餌すべてにおいて細かなモニタリングと判断力。そして行動の速さ。
検診のその夜には餌メニューの変更案が送られてくる。
そのテンポの速さに驚く。
そして、牛群構成の改革提案。20年間やってきた搾乳牛の餌の2群管理から1群管理への移行と今まで考えても見なかった提案が続々と・・・
それも、納得のいく説明のもとで。

そうですよね・・・20年間 同じことを繰り返してやってきても結果が出なかったのですから、変化に尻込みをしていては先には進めません。

という事で、何やら人も牛も暫くおたおたしそうですが、今後の展開が楽しみです。

何だか、新しい空気が流れ始めている気がします。

捕らぬ狸の皮算用ではありませんが、ちょっと熱を帯びたウキウキ感は否めません。

でも全国各地・・・・冷え込んでいますね。
ここ紋別はさほどでもありません。
極端な暴風雪も豪雪もなく、割と穏やかな1月です。

気が付けば、1月終わりそうです。
寒中ですから、寒いのは当たり前ですが、体調管理にお気を配り下さいね。

2018 1月 23日

セブンルール

私の好きなTVで「セブンルール」という番組がある。

色々な場面で活躍しているひとの、自分に課している7つのルールを紹介するもの。

ふと、私にはどんなルールが存在しているのか?考えてみたくなった。

子供が小さいころ、息子達が良く口にしていた言葉がある。
それが、「母さんルール」だから・・・・と・・・・
自分では、どういうことで子供達がそういう言葉を口にするルールが良くわかっていなかった。
とにかく、他のお母さんにはない、私だけの子供たちに対してのルールがあったようです。自覚は全くないのですが(笑)
きっと子供たちにとっては、理不尽なルールだったのかもしれません。

横道にそれました。

改めて、自分に課しているルールとは何か?自分を見つめ直す良い機会かと。
そうは思ってみても、何がルールなんだか?ルールという決まり事なんてあるのだろうか? ちょっと難しい・・・しかも7つも。
ルールというより心掛けていることとして考えてみた。

1. 早寝早起き 
朝は早く起きたい(酪農家ですから)ので基本夜更かしはしない。というより、夕食食べたらすぐ寝られる。10時までには就寝が常かな。寝不足は3日堪える~。

2. 今日やれることは明日に持ち越さない  
朝起きた時には一日の自分のタイムスケジュールが決まっていて、それをその日のうちにやり終わらせないことは、ほぼしない。だから不測の事態が起きるとちょっと戸惑うけれど、何とか時間のやりくりし、帳尻を合わせる。

3.段取り8割  
小さいころから親に良く言われていた言葉が「作業は段取り8割」作業をスムーズに進めるには事前の段取りをきちんとしておかなければ、一日棒に振ってしまうと。その言葉が身に染みていて、段取りは小さいことまでしっかりとやってい置かないと気が済まない方。

4.感動したことは行動に移す
相田みつをの書に「感動とは感じて動くことなんだなぁ」とある。この書に出会ってからは、感動したことは行動に移すことにしている。ひとの言動や趣味にいたるまで感動したことは、ちょっと行動に移してみたい。

5.季節感を大切にする 
酪農は一年中同じ作業の繰り返し。しかし季節は巡りまわって来るので、牛舎環境だったり、おやつだったり、事務所のちょっとした飾りものだったり季節感を感じられることを心掛ける。

6.喜びを与える。 
ひとにも牛にも喜んでもらえることを心掛ける。 自分に出来る、人や牛を想う気持ちを形にできればと常に考えること。(ちょっとおこがましいかな)

7.お財布の中はいつも綺麗にする。 
お金は綺麗なところが好きなんだそう。お金があまり入っていなくても財布も部屋も綺麗にすることで、自分を正すように努める。

自分ルール・・・とはいえ 結構 緩い感じですが、書き出してみると意外とあるもので、そうすることで改めて意識できる自分で居られる気がします。

がんばろ。

2018 1月 22日

簿記会

先週末、私が初めて農業簿記を始めた簿記会のメンバーでの食事会があった。

今から23年前、この地区で女性が農業簿記を勉強することは、私たちが多分初めてだったと思う。
簿記会一期生、メンバー6名。指導にあたってくれたのは普及員さんだった。

2年間みっちり手書きで元帳を作り、決算書まで制作するという、それはそれは大変な作業だった。
酪農という職業は一か月の取引の明細が異常に多い。
当時は農作業も手作業のことが多くて、若かったとはいえ、帳簿を付けるという作業は睡魔との闘い。ましてや電卓を片手にだと
なかなかその足し算作業も数回同じページを計算しても、検算するたびに金額が違うという、無駄な時間を多く費やし萎えることもしばしば。
そんな状況の中でも、みんなで集まっては進める簿記は結構楽しかった。

2年間手書きで帳簿を付けることで、現金などの流動資産、固定資産などのお金の流れをしっかり把握でき、決算書の貸借対照表の読み取り方を知り、自分の経営状況を認識できるようになった。
しかし、牛一頭一頭の減価償却費の計算までとホントに気が遠くなるような流れだった。

手書きでの帳簿付けの2年間が終了すると、次はパソコンの農業簿記ソフトを利用するというステップアップ。
そのためにノートパソコンを購入し、わけわからないパソコンを使うことでまた新たな試練。
それでも、帳簿付けは格段にスピードアップだし、打ち込み間違いしない限り検算の誤りはゼロ。
そのうち、クミカンのデーターを直接簿記ソフトに転送できるようになったお陰で・・・
すっかり怠惰に。ずーっとサボって年末に慌ててデーターを一気に転送、税金申告が迫ってきて慌てて現金などの整理を初め、申告寸前の土壇場まであたふたすることが日常茶飯事となってしまった。帳簿整理の他に税金の複雑なわけわからない計算。
毎年地獄の申告準備。まるで、うさぎとカメの物語を思い出します(笑)

段々と、牛の頭数も多くなり、農作業も簿記作業も手が回らなくなってきて、4年前、税理士さんにお願いすることに。

餅屋は餅屋です。もっと早くからお願いしていれば良かったと後悔。
こんなに平和な冬を過ごせるなんて、まるで夢の様。
年に数回の税理士さんの訪問に合わせて、通帳や出納帳、各書類など用意しておけば、税金申告までしてくれる。
なんて、有難いこと。人に任せてこんなに楽な思いをしたのは初めてかもしれません。

簿記会メンバーは、随分と早いうちに税理士さんに移行していったのに、最後まで自力で・・・と頑張っていたけれど
やはり無理でした。
お金をかけて経理していただく価値は多大であったことを身をもって知った。

簿記会も実質5年ほどの継続でしたが、その後は各々で・・・そんな当時のメンバーが十数年振りに顔を合わせたのですが、
メンバー全員が今もなお営農していることは本当に嬉しいことです。
歳はとったけれど、あの時の団結力みたいなもの・・・今も感じます。

今年も平和な冬を過ごせる幸せ。
税理士さん本当にありがとうございます。

経理に手を取られない分、牛に目配りをしなくてはね。