2018 4月 12日

酪農ニコニコ協定研修会


10日午後、浜頓別町へ向かうため、オホーツクラインをひたすら北上すること2時間半。

夕方、クッチャロ湖畔にある温泉ホテル到着。
白鳥がいるはずと湖に足を運んだ。

そこには、たくさんの白鳥やカモ等の渡り鳥が羽を休めていた。
話によると、ここにいる白鳥は昨年秋に飛来し越冬した鳥たちとのこと。旅立つ日も近い。

餌付けされているので、近くに寄ってカメラを向けても全く逃げもせずにくつろいでいる様子。
 
つぶらな瞳としゃくれたくちばしが、何とも愛嬌がある。


紋別に比べ、まだ残雪も多く、湖の解氷も半分ほど。風が冷たく寒かった。

2月、浜頓別町の農業委員会の担当者から連絡が入った。
何と、講師依頼。 ビックリなお話でした。
我が心の師匠の「はい!喜んで!受けよ!」という教えを守るべく、私にそんな大役が務まるのか?と思いつつも、何かとご縁の深い浜頓別町からのご依頼でしたので、お受けすることに。

浜頓別町農業委員会では「酪農ニコニコ協定」を推進していて、毎年家族協定の調印式と合わせて研修会を開いているそうなのです。
今回は協定の対象者がなかったことから研修会のみの開催だったようです。
その研修会の講師に呼ばれた私でした。
何を話せば?と思ったら、昨年全国酪農青年女性大会で発表した話でということでしたので、10分の発表を1時間に拡大して講演することに。
私の人生2度目の講演です。人生初も15年前で、やはり浜頓別だったのです。ご縁が深いです。

研修会の前日入り。
その夜は農業委員会会長さんをはじめ女性農業委員さん、農業委員会職員、JA、普及センターなど皆さんとの会食に招かれ、和気あいあいの中、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
会長さんは「ぶんちゃんの里」というファームインや酪農体験を行っている小川文夫さんでした。とても有名な方なのですが、私は初対面。とても地域酪農のことを真っ先に考え、たくさんの公職をこなしそして、奥様にとても優しい方でした。 そして女性農業委員さんのお二方。過去に我が家に視察訪問してくださった方だということ。普及員さんは、たむら牧場がものすごく過去にお世話になった方という面々に、何だかご縁以上のものを感じたほどです。

会食後はホテルの温泉へ。
大分別府温泉に匹敵するぐらいの日本トップクラスの泉質とのこと。少しぬるめの柔らかく美容液のようなお湯。とっても気持ちのよい温泉でした。
が、翌日の研修会のことを考えると、のんびりお湯に浸ることもままならず、内容の見直しなどでメモ書きがメモ書きでないほどびっしりになってしまい、果たして自分自身読めるのか?
酷く不安になってしまったわ(笑)

研修会当日。
参加者は農業委員さんを初め、男女問わず若い世代から年配世代までという広範囲な酪農家さん、そして酪農関係機関の方々40名ほどが集まって下さった。
思いもよらない人数の多さに戸惑った。

パワーポイントを操作しながら、メモ書きを見ては話す。
改まって話す経験があまりにも少ないので、原稿を読むだけの様にはいかず、メモ書きもビッチり過ぎて見取り出来ずに、どれほど肝心なところが話さず仕舞いに終わってしまったことか・・・・
一時間という枠の中、結局 時間オーバーするという想定外な事態に慌ててしまい、尻切れトンボ状態で終了してしまった。

それでも講演後、意見交換会ではたくさんの方々から感想や質問を受けることが出来て、少し安堵。

人生の良い経験をまたひとつさせて頂きました。

頭で理解しただけではいけなくて、行動に移して初めて結果が見えてくる。それが失敗でも成功であっても同じだけの価値がそこにあるようです。

行動に移すためには人との出会いが不可欠だと思う。人との出会いにより、心に刻まれる言葉や体験が生まれる。

心に刻んだ思いが、自分や他人を巻き込んでの楽しみや幸せに繋がっていく生き方をしていけるよう、心掛けたいと思っています。

今回、この研修会に携わって頂いたたくさんの関係機関、酪農家の皆さんへ深く感謝申し上げます。
ありがとうございました。

2018 4月 07日

ミルクドクター

毎年、オホーツク管内でもバルク乳の抗菌性物質混入事故が数件発生している。

各農家単位のバルク乳で抗生物質が混入してしまった場合は、当然のことながらバルク全量廃棄。
抗生物質が入ってしまった可能性があると、ローリーの集荷をストップさせて、バルク乳の検査をして結果が陰性であれば、生乳のタンクローリーが集荷に来てもらえるが、陽性であれば自己廃棄。
しかし、抗生物質が入ったことに気づかない場合がある。そんな時は当然、ローリーは数件の酪農家の生乳と積み合わせてタンクいっぱいにして乳業メーカーに運ばれてしまう。
タンクローリーからメーカーの大きなストレージタンク(約200t)に移される前に、タンクローリー毎に抗生物質検査が行われる。この時、ローリーで陽性の結果が出た場合はローリー一台廃棄処分となる。

ローリーが各農家のバルク乳を積み合わせるとき、必ず各農家の生乳がサンプリングがされているので、追跡調査となり、どこの農家の生乳に抗生物質が入っていたかがわかる。

現在の乳価(¥100/kg)で計算すると
農家のバルク乳が3tの出荷だと想定すると、乳代は30万円
万が一、10tのタンクローリーに数軒の農家さんの生乳と積み合わせて10tと仮定すると、ローリー1台100万円となる。

個人のバルク乳廃棄の場合は自己責任で致し方がない。
がしかし、他の農家さんとの積み合わせたタンクローリーで出てしまった場合、この100万円の賠償はどうなるのか?
現在は生乳保険というのに加入しているので、他の農家さんへの補償は保険で補えますが、混入した農家さんは保証されませんので、当然自分の乳代30万円は水の泡。
しかも、ローリー一台の生乳廃棄処分費用などの諸経費は、混入した農家さんが被らなくてはならないとのこと。どのぐらいその費用って掛かるのでしょうね。
何たって生乳は特殊な処分方法を取らないといけない産業廃棄物にあたるので、かなりお高いようです。

どっちにしても手痛い打撃です。

そんな生乳事故を防ぐために、我が家では数年前から「ミルクドクター」という簡易抗生物質検査が出来るキットを利用している。
あくまでも簡易なので、混入の可能性がある場合はJAに連絡して検査を行ってから出荷するというのは基本。

でも、このキットに助けられたことも数回。人は誰でもうっかりミスを犯します。
ましてや、搾乳担当が私の場合は要注意の張り紙が必要です(笑)
過去に数回バルク乳の廃棄事件を起こしている張本人ですからね。

そして、この4月から我がJAでは全戸、生乳集荷日にタンクローリーの運転手が、このミルクドクターで検査を行ってから集荷するように義務付けられた。
このことで、ローリー単位の混入事故は無くなると思われる。


ミルクドクターの検査キット

小さなカップに規定量の生乳を入れ、試薬を挿す。
これを恒温器に入れて待つこと5分

試薬にはっきりくっきり3本の線が出れば、抗生物質陰性となります。

この試薬で判定できる抗生物質はβラクタム系のもの
ペニシリンやセファゾリンなど、現場で多く使用されるのもですが、βラクタム系以外の抗生物質の使用があった場合はこの試薬では判定できないので、要注意ですね。
ですから、使用薬品のポジティブリストの保存は必須です。

生乳事故・・・・あってはいけないこと。

今日も、乳房炎や体調不良で抗生物質を使用している牛がいる。
混入しないように、しっかりマーキングして、確認を怠らずに搾乳に挑まなくてはね。
なんたって、二日分の生乳を搾るのに、餌代、光熱費、諸生産資材、人件費等ぎっしり詰まっているのですから、ドブに捨てられません。
生業の糧ですから。

ハイクオリティーの生乳の全量出荷を今年度も目指して、頑張りましょう!

2018 4月 06日

mio来日

2日~6日まで、オーストラリアから姪のmio一家が来ていた。
今月末まで日本各地の親戚と会ったり、観光したりする予定だそう。
来日は3年ぶりのこと。

3年もたつと、mioも14歳、中学2年生。
驚くほどに身長が伸びていて、すでに両親を追い越し170cm以上あるみたい。
もう、大人の女性の入り口まで来ている感じ。
地元の学校と週末土曜日の日本語学校と二つの学校に通う傍ら、サッカーとスイミングスクールもこなす。
勉強もスポーツもどちらも優秀とのこと。
1か月近くも来日していて、学校は大丈夫なの?と聞くと、事前に先生にmioの成績なら大丈夫でしょう!と許可が出たそう。
流石です。

我が家で滞在中、期間が短かったせいもあって、mioと出かけることも、遊ぶことも出来ず仕舞いだった。
罪滅ぼしに、桜のロールケーキに桜アイスのスィーツや、イチゴとラズベリーシャーベットのパフェを作ってあげた。
甘いもの好きは、皆一緒。喜んで食べてくれ嬉しかったわ~。

連日、夜は大人同士で宅呑み。
そんな中、mioもお酒は飲めないけれど、夜遅くまで付き合ってくれてた。
mioの父(しゃちょーの弟)はオーストラリアで飲食店を経営しているので、料理を作って振る舞ってくれたりして、ホント連日よく飲んだわ!

お酒が飲めるまであともう少しね。

まだ、将来は何になりたいか決まっていないそうだけれど、将来が楽しみ。

大人3人暮らしが一気に賑やかになり、賑やかさがもう懐かしく思えることに、老いを感じるようになった気がした。
また 今日から静か~な家に戻り、いつもの時間が流れ、益々老いが加速しそう(笑)

ここ数日、肌寒さが続いて春の歩みに二の足踏んでます。