2019 10月 31日

ご褒美旅行 オーベルジュ編


お部屋は実にシンプル。華美なところは一切ないけれど、とても上質なセミダブルのツイン。
窓からは山のすそ野に広がる夜景が垣間見える。
「フェリス」とはスペイン語で「幸せ」を意味する言葉。ルームナンバーもスペイン語表示だった。
私のルームナンバーは「2」を表す「DOS」。

午後6時半、ディナー開始時刻。少し緊張しつつダイニングへ向かう。

ダイニングは5テーブルのみ。しかもキッチンとダイニングが一体化しているの。ゲストの後ろ側がシェフが腕を振るうキッチンとなっている。
きっとゲストの食の進み具合や表情を見極めながら、料理をしているに違いない。
ダイニングに踏み入れると、全面ガラス窓に驚き、眼下に広がる街の夜景が飛び込んでくる。雨にもかかわらず夜景が綺麗だった。この夜景がこれから始まるディナーの最高の演出だと思えた。
私が予約したお部屋は一番グレードの低いお部屋だった。もし、5組満室だと、テーブルは窓側から2列目となったはず。でも、運が良かったのか今日は3組ということで、窓側の席に就くことが出来たようです。私、やっぱりツイています。
実は、ここへは末息子も同行してきました。 昨年は東京で従弟のフレンチのお店にも同行。なぜか彼だけはいつも高級な食事にありつけるという運をもっているようです(笑)お陰で私の懐はいつも痛いめにあうのですが。ご褒美旅行、今回に限り、ひとりディナーも寂しいのでね。
3組のゲストがほぼ同時にダイニングに・・・シェフに「よろしくお願いいたします」と一礼して席に就く。
70歳前後のご夫婦、50~60歳ぐらいの女性ふたり、そして私たち親子の3組。


夜景が綺麗に見えるようにとの配慮でしょうか、室内の照明はかなり暗め。テーブルの上のスポットライトだけが明るい。
ステキに折られたナプキン。ワイングラス越しに映る夜景がステキ。

食前酒にスパークリング。
黒オリーブの中にチーズを詰めたピンチョス。

これから13皿のお料理が始まります。4種のペアリングワインと共に・・・
何だか、背筋が伸びます。

オーナーシェフ自ら木箱を運んできて、テーブル中央に置く。そして・・・・引き出しが開けられ、中から8種類ものピンチョス。
それは、まるで絵具箱を開け、パレットに模したお皿に、お料理が絵具のごとく盛り付けられているかのようです。こんなお料理の演出初めて♪ 
最初からこんな演出に、この後どんなことが待っているのかしらと期待が益々溢れてしまう。


すべてのお料理は載せきれませんので抜粋で。


この野菜プレートにはビックリ。
一番左端が生トマト全部種類が違う。中央列は湯で野菜、右列は焼き野菜が並び、13種類のソースが点在。
上にはハーブとエディブルフラワーが贅沢に散りばめられた、まるでアレンジメントのような一皿。
過去にスミレとナスタチームの花ぐらいしか食したことがなかったけれど、ランやバラ、キンギョソウのなど多種多様なエディブルフラワーに感動。
特にラン系の花びらはパリパリしていて、とてもいい食感だった。


赤魚を三種の調理法で盛り付けられ一品
グリル、スチーム、ソテーで料理され、ホウレンソウのソースと岩ノリ。 岩ノリがいい仕事してます。ソテーが一番好きだった。


ガスパチョ
トマトの冷製スープなのですが、白い泡もトマトから出来ているそう。これがまたスゴク美味しくて驚く。ガスパチョって今までにそれほど美味しく感じたことがなかったのですが、これは唸っちゃうほど美味しかった。また、添えられているスプーンの形もユニークでグラスにフィット。シェフの遊び心と感性が食器のチョイスにも表れてします。
ほとんどが白いお皿ばかりなのですが、お皿の種類や形状がお料理によってすべて違います。聞けば、出されるお料理に2回と同じ食器は使わないというコンセプトをもっているようです。
カトラリーも取り換えられるたびに違うの。

食事が中盤を迎えた午後9時過ぎ、夜景の明かりが段々消えて行くのを感じた。
どうしちゃったのか?そのうち、真っ暗に。息子と下界は停電になってしまったのだろうか?って、でもここは電気付いているし・・・と不安に思ってスタッフさんに聞いてみた。
夜景が見えなくなってしまったのは停電なのですか?と尋ねると、「修善寺は9時を過ぎると消灯するんです」と・・・・
私たちビックリ顔をしていると・・・スタッフさん「私、嘘、言いました!」と笑うのです。「ここは山の上なので、時々雲海が広がって明かりが見えなくなるだけなんですよ」と教えてくれた。
なかなか、面白いスタッフさんです。一気に和ませてくれました。 そうこうしているうちに雲が晴れ、再び綺麗な夜景が戻って来た。


本日のメインともいえる、イベリコ豚のグリル。
シェフが焼きあがったばかりのイベリコ豚の大きな塊を運んで来てくれ、見せてくれた。これまでに10皿の料理が出せれて来たので、どのくらい食べられるか確認するために。
私たち、たくさん食べられます!ってにこやかに答えた。
すぐに切り分けて持ってきてくれ、テーブルの上で生わさびをあらびきに擦りおろしトッピングしてくれたのです。
イベリコ豚について、少しシェフが説明してくれた。どんぐりしか食べたことのない純粋なイベリコ豚を輸入しているそう、それも現地に行って特定の養豚農家さんの豚だけ、しかも左肩のみだけに拘って入手するらしいです。どうして左肩のみなんでしょう? シェフ曰く、豚にも利き腕があるそうで、どうしても右肩はストレスが掛かるらしいのです。なのでストレスの少ない左肩だけに拘るそう。
「俺ってある意味変態なんです!」と笑って話してくれた。
そんな面白いお話を聞いて、さっそくアツアツのイベリコ豚のわさび添え頂きました。 イベリコ豚なんて、生ハムで少ししか食したことがないので、こんなに贅沢に食べたのは初めて。
これが豚肉の肩なの?というほど、ジューシーで柔らかくて生わさびが合う!!!顔を覆いたくなるぐらい美味しいです。この写真ではその美味しさ伝わらないわね(笑)


ワインは終始スペイン産。白と赤が2杯づつのペアリング。
どれも個性があって、美味しかったし、特に最後の1杯の赤はイベリコ豚によく合っていた。

お肉料理はイベリコ豚の他に、軍鶏、イノシシ、牛タンも出され、軍鶏もイノシシも初めて。イノシシは繊維がギューっと詰まっているという感じの食感でしたね。カットが小さくてあっという間に喉を通り過ぎてしまうので良く味わえなかったけどね。そう、私、犬食いなの(笑)


コースの中ではパンは無かったので、意外と13皿のお料理はお腹に納まり、満たされました。
最後のデザート。

いよいよ最後の最後、デザートの後の飲み物と小菓子
ハーブティを頼み待っていると。
大きな黒い箱が運ばれてきました。
開けてみて驚き、飲み物に添えられる小菓子って、一つかふたつが常。

まるで焼き菓子の詰め合わせのごとく、たっくさん!
品数の多さに「こんなに!?」って思わず声でちゃった。
スタッフさん、「食べた残りはお部屋へお持ちしますので、明日のチェックアウトまでゆっくり召し上がって下さい」とのこと。
まぁ~なんて、嬉しいお気遣い、幸せ~♡

アルコールも適量、お腹は幸せと感動で満され、3時間半に及ぶディナーも全くその長さを感じず、夢の時間の半分がすでに終わってしまったことに、寂しさを抱えつつ、ベッドに倒れこんで熟睡。

2019 10月 30日

ご褒美旅行 修善寺編


御殿場から沼津で乗り換え、さらに三島駅から伊豆箱根駿豆線に乗り換え、終点が修善寺駅。
今回の旅行の目的がここ修善寺にあるのです。
振り返れば5年前、とある番組の最終回で、この修善寺の山の上にあるオーベルジュが放送され、いつかここへ行ってみたいと思い続けていた。名前を忘れないようにとメモも取ってあり、時々HPを見ては夢を膨らませてきた。
その思いが5年越しに実現。一人で本州に旅行するなんて昨年まで全く経験もなく、そもそもそんな度胸すらなかったのですが、昨年、見事ひとりで姫路まで、飛行機、電車、バスを乗り継いで行けたことに自信が付いてしまった私。そして何よりも、姫路にいる私より一回りも上の友人が、世界各国どこへでも旅行してしまう姿をみて触発されたのも大きかった。
まるで、小さな子供の初めてのお使いを達成できたかのような、そんな自信が(笑)
という事で、遂に夢の修善寺、「オーベルジュ・フェリス」行き決行と相成った訳なのです。

修善寺駅に着いたのは午後2時過ぎ。
朝からまともな食事は摂っておらず、御殿場での和菓子を口にした程度、夕食のことを考えると余りお腹いっぱいに食べてはいけないと自分に言い聞かせて、午後3時頃までやっている食事の出来る良さげなお店を探してみた。バスに乗って15分程という「松葉茶屋」バス停から徒歩1分、3時までの昼食タイムということで行ってみた。
修善寺の観光地とは全く逸れた山の中へバスは進んで行く、少々不安を持ちながらもバスを下車。雨はまだ傘が必要なほど降っていた。


お店の入り口にある巨大な釜めしのオブジェ
きっと釜めしがメイン料理なのかな?と暖簾をくぐった。



古く大きなお店。流石に2時半を回っていたので、他に食事をするお客さんはいなかった。
釜めしは30分程時間が掛かってしまうらしく、今この時間にここで満腹にしてはいけないと思い、静岡に来たなら「生わさび」を賞味したくて、ざるそばセットをお願いした。
でもね・・・・単品の手羽先の照り焼きの誘惑に負けてしまい、一緒に注文してしまう。


2種類のお蕎麦、ひとつはもちろん修善寺蕎麦、もう一つは、何と我が町のお隣、興部町産のダッタン蕎麦!静岡まで来ても、北海道のお蕎麦を食べるとは思ってもみなかったわ。食べ比べてみると、ダッタン蕎麦上手し。


食べたかった、生わさび! 大きなわさびを好きなだけおろすのも初体験・・・食べ残したわさびは持ち帰ることができるのだけど、いささかまだ旅の途中、諦めました。
チューブのわさびと違い、酷くツンとせずに、やわらかい爽快感があり美味しい。大量に擦っても全然大丈夫。
お腹も酷く空いていたので、手羽先まであっという間においしく胃袋へ特急列車のごとく食べ終えて、ちょっと後悔。食べる前の自分への言い聞かせは、どこへ行ってしまっていたのか?
自制心のなさを露呈。

再びバスに乗り、修善寺駅に引き返す。雨が降っていたし、明日はお天気も上がる予報とあって、修善寺観光はせずにそのままタクシーでオーベルジュへ向かう。
オーベルジュ専属タクシー会社があると事前に伝えられていたので、迷うことなく。

山へ上がって行くこと15分程、ポツンとあると予想していたけれど、結構、高級住宅が建ち菜並ぶなかにオーベルジュはあった。

タクシーがエントランスに到着すると、タクシーのドアが開く前に、スタッフさんが傘を持って出迎えてくれた。まるで、待機していたかのようなタイミング。
ここから、5年越しの夢の時間が始まるのです。
雨とあって、4時過ぎには少し薄暗さが覆いはじめていた。

到着後、ラウンジにて温かいハーブティを入れてくれ、物腰のやわらかい落ち着いた口調の男性スタッフさんから館内の説明を頂きチェックイン、このスタッフさんが帰りまでのすべてのサービスを担当してくれたのです。ディナーまでの約2時間を部屋でまったりと過ごした。

一日5組10名までのスペイン料理のオーベルジュ。
オーナーシェフのハンチング帽が良く似合う谷田部シェフは、以前、東京恵比寿にてスペイン料理を出していたそうなのですが、修善寺に改めてオーベルジュとして営業開始したそうです。
修善寺の食材を使い、ディナーでは100種類以上の食材が使われ、食事には3時間半は要するとのこと。
どんなお料理が待っているのでしょう。楽しみです。今夜は3組の宿泊者のようです。

2019 10月 29日

ご褒美旅行 御殿場編

翌朝(25日)の東京は激しい雨。
隣の千葉県は再びの豪雨で、広範囲に甚大なる被害のニュースが報道されていた。
そんな中、ご褒美旅行だなんて言って、遊びに出かけようとしている自分が心苦しかった。
雨の中、駅までタクシーでと思ったが、全く捕まらない。仕方なく雨の中バス停まで歩いて待っていた。
そこへ偶然、空車が信号で止まった。お陰ですぐに飛び乗ることが出来、意外とツイている私。
普段は地震、台風などの影響を受けやすい都心は住むところではないと思っている自分。しかし、遊びに来ているときは、そんなことは微塵も考えていない愚かな自分がいる(苦笑)
定刻、川崎駅からJRで御殿場駅に向かう。
御殿場に着くころには雨が止めばいいなぁ~なんて呑気に思いながら、ぼんやりと雫が流れる窓の奥の景色を眺めていた。
まだ紅葉の季節には程遠い山々が連なう。

9時半、御殿場到着。やはり、相変わらず雨強し。直ぐタクシーに乗り込み、とらや工房へ向かう。ドライバーさん、とても気さくな方で御殿場の面白い観光事情など話してくれたりして、何だか楽しげな旅の始まり。わずか10分程で到着。開店までまだ20分。雨の中待つしかない。

でもでも、工房までは散策路があって、雨の竹林散策も乙なもの。

大きな立派な山門をくぐって・・・


奥へ進んで行くと、東屋。ベンチもあり雨宿り。
東屋からは工房が見える。


週末ともなると、開店前はこの辺りから長い行列が出来るとのこと。さすがに今日は平日のドシャ降り。先客は私の前にひとりだけ。


庭に向かって湾曲した建物。何だか趣きがあります。工房の前庭には梅林


お店の入り口手前には職人さんが作業されている様子がガラス越しに見られる。栗きんとん、さらしに包んで作ってたわ、傍らでとらや工房限定のどら焼きも♪


店の入り口前に、店内でお茶する方は、まずは、ひらがなのサイコロをもって入店し、奥の飲食スペースのテーブルにサイコロを置いて席取りをしてから、お菓子の注文をするんです。
私は「ね」のサイコロを選んだ。今日まで念には念を入れて旅行計画を立てて来ましたからね(笑)



選んだお菓子はもちろん「どら焼き」白あんのものと、10月限定の栗の葉に包まれた「栗餅」
煎茶はお替り自由。どら焼き、普段 柔らかいふかふかの生地のどら焼きを食べているので、実にキメが細かいしっかりとした固めのどら焼きの皮が新鮮に思えた。
表面の焼き印の香ばしさが後を引きます。 栗餅、栗丸ごと一個を餡で包み、半づきの餅で覆ってある。コレがまた美味。買って帰りたくても消費期限は当日のみ、どら焼きで翌日まで。お土産にはどれも買って帰られないものばかりです。お店に来た人だけが味わえるお菓子ということなのですね。
こんな雨の中でも、結構のひとが足を運んで来ています。

一服して、工房からすぐのところに、「東山旧岸邸」があります。そこを見学
旧岸邸は第56・57代内閣総理大臣を務めた岸信介が1969年に建てられ、晩年の17年間を過ごした自邸。この建物を建築したのが、建築家 吉田五十八(よしだ いそや)。岸邸は彼の晩年の作品として、伝統的な数寄屋建築と現代建築の融合を図った近代数寄屋建築の建築美学の到達点として岸邸は建てられたそうです。


入館料を払い、中に入るとにこやかに迎えてくれたボランティアガイドさん。年の頃は私と同じぐらいかと。
今日は雨なので、今日最初のお客さんですと、11時にもなって初めてのお客さんだなんてことは、非常に珍しいとのことでした。
ガイドさんにどこからお越しですか?と尋ねられたので、北海道からと答えると・・・・ガイドさん「今年の2月に北海道旅行したんですよ!」と
私、「北海道はどこに行かれたのですか?」と尋ねてみると、なーんと「紋別です」と答えが返って来るではありませんか!!!
「いやいや、その紋別から今日ここへ来ているの!」と余りの偶然さに、私たち、飛び上がる勢いで、いきなりハイテンションからのお友達になった気分♪
御殿場まで来て、こんな偶然ってあり得るのね。「カニのオブジェの前で写真撮り、流氷も見れたしホワイトアウトのような地吹雪も経験しました」と。
このボランティアガイドさん、週に3日しかガイドに来ていないとかで、これまたレアな出会いでした。旅って、ホント面白いわ。



お陰で、楽しくガイドして頂き、東山旧岸邸の建築美学を学びました。
岸信介元首相は60歳の頃、3年に渡り首相を務めた。現在の96・97代目の安倍総理の祖父に当たる。
今から約50年ほど前に建てられたのですが、ガイドさんの説明に何もかもが「へぇ~」としか言いようのない、伝統と近代の建築美を融合させた細部に渡る拘りを知ることが出来た。
50年も前にすでに全室セントラルヒーティングシステムがあり、暖房機器がすべて和の中に隠され、部屋の空間に違和感がない。全室からインターホンで女中さんが待機している厨房に知らせれるようになっているし、台所との間には防火扉も設置、和室が広く見えるようにと畳の縁は細く、室内の木調と合わせてあったり、リビングのペルシャ絨毯は当時のままのもので、この一枚の絨毯で庶民の一軒家が建つほどお値段だそう。先日の290億の費用が掛かったとされる白幽林道の黄金道路に引き続き、今回は黄金絨毯の上に私は立っている。何だか、金運上がりそうです♪
すだれは50年前にすでにアルミ製。床面は寄木細工が施されるなど、当時の伝統的な贅を尽くした創りと言える。


何といってもこの食堂が素晴らしい。
押込戸を利用して、障子・ガラス戸・網戸・雨戸を壁戸袋にすべてを引き込んで庭側が全面開放になるの。
庭園から植物から漂う何とも言えぬ生を纏った空気が流れ込み、鳥のさえずり、小川のせせらぎを感じられる食堂は素敵でした。

まだまだたくさんの岸邸の建築美学について、説明頂きましたがとても書ききれません。

この東山旧岸邸は、2003年に御殿場市に寄贈され、2009年より虎屋のグループ会社である(株)虎玄が指定管理者として管理運営しているそうなんです。

一時間程の見学を終え、山門をくぐり、再びタクシーで御殿場駅に向かい、今日のお宿のある修善寺へ再び電車を2回乗り継いで向かう。
僅か御殿場滞在3時間の間に2度タクシーを乗ったのですが、御殿場のタクシー運転手はキャラが濃いです。が、とっても楽しかった!
知らない土地で見ず知らずのひととの会話は、心満ちますね。

雨は相変わらずの雨・・・・

修善寺編はまた後日に

2019 10月 27日

ご褒美旅行 東京編

何のご褒美?と・・・聞かれると、ちょっと困ってしまうけれど、私の勝手なご褒美旅行と銘打って昨年の姫路・淡路旅行から1年。
今年も7月から計画を立てて、今月24日から2泊3日で東京一泊、静岡で一泊の3日間。すべてオリジナル行程で念密に練って準備してきた。
しかし、相次ぐ台風の襲来、たった一日しかない中日の雨マーク予報は全く消えないどころか、雨量が多く一日降り続けるとのこと。
そんなお天気予報にガッカリ感が重くのしかかるものの、雨は雨なりの良さがあるさ!とポジティブに切り替え、すべての計画を遂行しようと決意を新たに(笑)出発した。

初日、旭川空港から羽田へ夕方着、東京は曇り。息子は八重洲にある職場で仕事。仕事終わりに一緒に食事でもと思い、仕事が終わるまで東京駅周辺をブラついて時間を潰すことに。


東京駅へは初めて。
全く持ってお上りさん的な私。東京駅の美しさにめっちゃ感動してしまう。遠く離れて見たり、左右に移動したり、真下から見上げてみたり(笑)


今年もっとも注目度が急上昇したラグビーワールドカップ2019日本大会。駅前には、そのサインサインオブジェが設置されていて、沢山のひとが写真に収めていたわ。もちろん私もそのひとり!
ラグビーはドラマ「ノーサイドゲーム」を見て、こんなに熱いスポーツなんだと興味を持ち、実際の日本大会を見て、8強入りした日本チームの凄さに感動したばかりだった。

東京駅の駅舎を見るために外に出た私、再び、ICカードで駅内に入りお土産を買い済ませて、再びICカードで出ようと思ったら改札口が閉まってしまう。
どーして???って思い、気を取り直して近くの駅員さんに事情を話すと、再入場するときは入場券を購入しなくてはならないとのことでした。そんなルールがあったなんてね(笑)入場料金もICカードで対応してくれていいのにね!
それにしても広いわ。駅構内は人が行きかう多さに、真っ直ぐに進めない。ひとを交わして歩くの疲れてしまう。歩き疲れのコーヒータイム。
東京駅すぐ南側にある「KITTE」という日本郵便が手がける商業施設があり、その一階フロアーに「サザコーヒー」がある。
一度飲んで見たかった「パナマゲイシャ」というコーヒー。

同じフロアーにはスタバやたくさんのカフェが入っているコーヒー激戦フロワーみたい。そんな中にサザコーヒーがあるのですが、皆さんはサザコーヒーって知っているでしょうか?
茨城県ひたちなか市の自家焙煎コーヒー専門店。茨城県民からこよなく愛されているコーヒーショップなんだそう。
ココのたくさんの種類のコーヒーのなかで特別な豆、「パナマゲイシャ」というコーヒーは一杯2500~3000円もするそうなんです。
どんな香りや味がするのか、興味があるにしても如何せん高すぎ。しかし、今回はご褒美旅行ですから、財布の口がゆるゆる(笑)もう飲んでみるしかありません。

店内はカウンター席のみ、15席もあるでしょうか?狭いお店です。
メニューをみるとパナマゲイシャでも何種類もあるので、おススメのを頂くことに。

出されたコーヒーは、2種類
パナマゲイシャはサイフォンで落とすそう。もうひとつ小さなカップに飲み比べ用に「本日のブレンドコーヒー」としてペパードリップでゆっくりと落とされたコーヒー
それにメダルチョコも添えられていました。
飲み比べて見てくださいと・・・・

パナマゲイシャは、火傷するのではないかと思うほど熱いのに対し、ブレンドコーヒーは反対にかなりぬるめ。これはサイフォンとドリップの抽出の大きな違いなんだそう。
そんな説明を受けながらゲイシャを飲んでみると、もはやコーヒーの域を超えているというのが私の率直な感想。全く飲んだことのない味。もう言い表せないですね。
時間の経過とともに味も変化していくので、その変化をゆっくり感じながら飲んでくださいと・・・なるほど・・・・冷めて行くほどに甘みがましてまろやかな味に変わっていくように思えましたが、私には自分の知っているコーヒーの域を越えた味が、もはや美味しいのか?判りませんでしたね(笑) なるほどね~とコーヒーの味覚の範囲が広がったという結果に。難しさを知りました。

コーヒーを飲み終えたころ、息子がやって来た。

大手町にある、洋食屋さんの「芳味亭」へ。
創業86年にも及ぶ老舗洋食店。


ビーフシチューを目的に♪
美味しいと云われるビーフシチューとは、いったいどんな味なんだろう?今まで食べたことのあるビーフシチューや自分で作るものとどんな風に違うのか?興味があった。
本店ではなく丸の内から一番近い大手町店へ。大きなビルの地下、割と閑散とした感じの飲食店の入るフロワーでしたが、店内に入ると席待ちのひとがいるほど。
ちょっとびっくり。
ビーフシチューが組み込まれたお手軽な価格のコース料理をチョイス。


秋の前菜 まつたけ~♪


期待のビーフスチュー! お店の表示は「ビーフシチュー」ではなく「ビーフスチュー」
帰宅してしゃちょーに話すとスチューは正しい発音的表現だそうです。
思わず・・・「ほぉ~♡」と声が出てしまう程、なんて美味しいこと! 普段デミグラス缶を使って作る味とはまるで違う、まろやかでとにかく美味しい。


デザートも2種類 これは洋ナシのコンポートとシャーベット 何皿でも食べたくなるほど美味しい♪
あ~満足♪ これから始まる美味しいものとの出会い、わくわくします。

旅行初日、すべての予定をこなし息子の住む川崎の住まいへ移動、一泊させてもらう。
翌日は、静岡県御殿場市へ移動です。

2019 10月 22日

即位礼正殿の儀

歴史的行事、令和の天皇即位の儀。
朝から皇居近くで車の炎上事故があったりと騒がしい一日の始まりとなりましたが、粛々と儀式は執り行われたそうですね。
東京は生憎の悪天候の雨。パレード延期して正解でした。
晴天に越したことはないけれど、雨もまた縁起の良いお天気として言い伝えられていることが多いものです。

令和天皇は私たちと年齢が近いことから、とても親しみを感じます。
どんな令和の時代になることでしょう?すべては国民ひとりひとりの気持ちの持ちようが、新しい令和の時代を築いていく要になるのは間違いないです。
諸外国から日本の文化を愛してやまない人たちがたくさんいることに、日本国民が改めて誇りをもって次世代に受け継いでいくことが、大切なのかもしれませんね。


オホーツクは、とっても穏やかな晩秋を迎えています。
牧場の裏山は紅葉が盛りを少し過ぎ、日に日に茶色が色濃くなり始めています。

相次ぐ台風の被害に、心痛みます。
それに比べ、オホーツクは本当に災害の極めて低い地域と言えます。
決して便利とは言えないけれど、充分です。
収穫の秋の北海道後はビートの収穫を残すぐらいでしょうか?

紅葉も野菜も秋の花も、秋色があたたかい。