2017 9月 17日

小樽芸術村

孫の誕生日を祝い、翌朝2時間程小樽観光をして帰路につく。

芸術の秋ですから美術館をセレクト

小樽運河の向かいにある「小樽芸術村」

 

明治初期から北海道開発の起点港として発達した小樽
明治13年には幌内鉄道が整備され、海陸ともに北海道の物流の拠点として、さらに驚異的な発展を遂げた。
それに伴い作られた石造り倉庫や開発の資金調達を担っていた都市銀行がこぞってこの小樽に作られた。

しかし、時代とともに小樽への物流が苫小牧などに移行し急速に衰退。
銀行が撤退。立派な石造りの建物だけが使われずにそのまま残ってしまった。
小樽運河も当初埋め立てられる予定だったが、市民の反対により、運河の1/3を埋め立て運河遊歩道に整備され小樽が観光都市へと転換するきっかけになった。

この歴史的建造物を守るため、道内企業であるニトリホールディングスが、旧高橋倉庫、旧荒田商会、旧三井銀行小樽支店、旧北海道拓殖銀行小樽支店の4棟の建造物を保存に取り組み、「小樽芸術村」が出来たのです。

旧荒田商会は小樽芸術村ミュージアムショップとして
旧高橋倉庫はステンドグラス美術館
旧三井銀行小樽支店は当時のそのままの状態を開放
旧北海道拓殖銀行小樽支店は似鳥美術館としてこの9月1日にオープンしたばかり。

まずはステンドグラス美術館へ


19世紀後半から20世紀初頭のイギリスの教会の窓を実際に飾ったステンドグラス140点程が展示されている。
 

館内は撮影OK♪
来館者はヘッドホンを付けて音声ガイダンスを聞きながら見ることが出来るので、館内は実に静か。
ステンドグラスの美しさに息をのんでしまう。
実際に描かれた下絵なども展示されていた。

旧高橋倉庫は木骨石造りの倉庫。クイーンポストトラスという洋風構造らしいです。
ふと天井近くの梁に何やら張り紙


とんでもなくピンボケになってしまいましたが、読めるでしょうか?

「スズメが軒下で子育てをしています。
時々おしゃべりが過ぎることもありますが、なにぶんまだ雛ですのであたたかい目で見守り下さい。
みんなが健康で元気に巣立ちますように。」と書かれてあります。

何だかとっても温かい。
こんな美術品を納めてある建物なのに、スズメの巣作りを容認する温かさ
ふっと笑みがこぼれました。

 

次、旧三井銀行小樽支店へ



ココは当時の銀行そのままの状態で解放されています。


大理石のカウンター
最終回を迎えたけれど テレビドラマ「黒革の手帳」を思い出してしまったわ。

 

金庫の扉 ものすごく厚くて複雑なロック仕掛け
でも、庫内は意外と狭かった。

地下にある貸金庫。
ドラマでしか見たことなかったけれどね。貸金庫室に入ってみてちょっと富豪気分かな?私には無縁なところね(笑)

この貸金庫室の周りには防犯のためにどこからも写る不思議な鏡が設置されていた。
これはぜひ、行って見て体験して欲しいポイントです。


銀行の天井で上映される小樽の四季をイメージしたプロジェクションマッピング。
万華鏡に見立てた映像はとても幻想的で素晴らしい。

さてさてお次

似鳥美術館へ(旧北海道拓殖銀行小樽支店)

残念ながら撮影全館禁止。

大正12年に地上4階・地下1階の鉄筋コンクリート作りの銀行

実はあの作家 小林多喜二がこの銀行で働いていたそうです。

横山大観や川合玉堂などの日本画、有名な山下清の切り絵、ピカソなどの洋画、その他木像彫が展示され
地下にはアールヌーヴォー・アールデコグラスギャラリーとなっていて、それはそれは見所が盛りだくさんになっています。

僅かな時間だったけれど 高尚な美術鑑賞が出来て満足

この芸術村の中にある「北のアイスクリーム屋さん」のアイスで一息


なんと、ビールとワインのテイストをチョイス
私らしいでしょ (笑)