2019 5月 11日

楽農カフェ

もう、先月の事
全薬が主催する企画に、佐呂間を中心とした酪農女子の勉強会グループ「オホーツク酪農カフェ」とのコラボレーションでワークショップが開催された。
紋別からもパネラーとしてT-farm副社長さんが発表されるとあって、応援も兼ねて、近所の育成牧場の場長さん(もちろん女性)も誘って出席してきた。
初のこの企画に網走管内から90名もの酪農女性が集まった。

ワークショップのコーディネーターはオホーツクNOSAI紋別診療所の羽上田獣医師が務めた。

この春に湧別診療所から紋別診療所に移動になったばかり。しかし、私はこの日が初顔合わせ。お陰様でこのワークショップまでは、診療もなく獣医師の往診がなかったのです。獣医歴10年、進行もテンポよくスムーズ♪
今回は、仔牛の哺育について、2戸の牧場の事例発表を聴きながら質疑応答が活発に行われた。

最初は紋別市のT-farm 高橋圭子さん
彼女はもんべつ農業塾のメンバーでもあり、女性部の執行部役員としても活躍中の40代。彼女の明朗勝気な性格と己に妥協しない性格は、農場の現場でも見られるほど、仔牛の観察力、作業や管理の質の徹底などと抜かりがない。発表を聴いて正直、驚きました。哺乳を担当している彼女は、まだ担当して数年らしいのですが、わからないことはすぐに聞き対応する、良いと思うことはやってみるというその実践力がスゴイ。そして、日常の観察を怠らない、対処を直ちに行うことによって重症化を未然に防ぎ、健康な仔牛育成に努めている。哺乳期間を通して様々な処置などをきちんとマニュアル化しているなど、こんな畜主に飼われている仔牛達は幸せだと、実感。加えて自分の手抜き加減を痛感。
見習わなくてはと実感したわ。彼女の哺乳の話題はディリージャパンの3月号にも大きく詳しく取り上げられています。是非にご覧くださいね。

2事例目、湧別町後藤牧場、後藤知子さん。
夫婦二人で営農され、3人の子育て真っ最中大忙しの京都出身のママさん。
彼女の哺育の拘りは哺乳温度と濃度の徹底と、生後1か月ぐらいまでは飲みたいだけ飲ませるという方法を取っているとのこと。一日2回哺乳で最大10リットルぐらいは飲む仔牛がいるそうです。この二つの拘りで仔牛の疾病が激減したとのこと。また、多種多様にある初乳製剤を、いったいどこのがイイのだろう?と疑問に思った彼女は、数種類取り寄せて使い比べてみたそうです。
結局のところは、きちんと要領用法を守って哺乳すれば大差はなかったそう。
要はきちんと温度、濃度を守ることが肝心だそうですよ。

後藤さんは離乳の失敗談も語ってくれ、当初は一発離乳を実践していたところ、離乳後の仔牛の泣き叫びが辛かったことから、現在はゆっくり2週間ほどかけて
離乳にもっていくそう。

どちらの農家さんも、失敗が大きな経験となり、仔牛の健やかな健康を維持していくことで、将来、牧場に大きく貢献してくれる乳牛に育てるのだという思いがありました。失敗を糧に!失敗の継続は大変な経営悪化に繋がります。
何よりも、仔牛が健康でなくては哺乳に携わっているひとの心が病み、作業意力を酷く低下させて負のサイクルに陥ってしまいますものね。

普段、哺乳に携わることが多い酪農女性。
悩みも共通で、発表中も質問の嵐。自分の事例を話しつつ質問される方も多くて
ワークショップならでは良さが、会場を盛り上げていた。
本当に哺乳方法も知識も技術も様々な中、ゴールはやはり健康に育てる!これに尽きます。そして、より自分の牧場環境と自分に合った、そして仔牛がより良く育つ方法はやはり自分で探っていかなくてはならないです。

ワークショップの休憩時間に全薬さんのご厚意でお菓子のサービスが♪

会場には網走管内一円から集まっていたので、もう15年振りに再会した友人達や近年知り合いになったばかりの酪農女性さんたちとも会うことが出来た。
まだまだ皆現役で頑張っているのかと思うと、俄然やる気も復活。

最後に「オホーツク酪農カフェ」の会長さんの荒田さんから会員勧誘のお誘い
組織的な制約もなく、自主的活動グループのこの会。
年4回ほどの学習会に佐呂間町近郊ばかりではなく、参加してみたいという方を広く呼び掛けて、自分たちの勉強したいことを学び、地域を超えた酪友を作りましょうと声をかけていた。今回は全薬さんのバックアップのお陰でこんなにたくさんのひとが集うことができた。これを機に酪農カフェの活動も大きくなっていくことでしょう。とっても楽しみです。

最後に今回の写真・・・・全部ピンボケばかりで本当に失礼してしまいした。
ごめんなさい!