2011 11月 25日

コストを考える

我が地域で酪農セミナーが開かれた。
講師は「きくち酪農コンサルティング」 菊地 実 氏
講演テーマは「コストを考える」

菊地氏の切り口はいつも思いも寄らぬところから入り、展開する。
これが実に巧で面白く納得できる講義の進め方をされる。
もうじき一年の締めくくりの時期を迎える
この一年経営はどうだったのか 儲かったのか、赤字になるのか・・・
同じ乳価でどうしてこんなにも経営に差を生むのか?
そこに潜む「コスト」のからくりについて詳しく述べられた。
昨年の結果からコストがあーだこーだったと考えても、既に終わってしまったこと。
来年に向けてのまず見積もりを考える事からスタートすべきとのこと。
来年のコストを考えるための見積もり?とはどういうことか。
*来年無事生産できる牛の頭数の把握
*来年の目標出荷乳量
この2つから、なんと牛一頭の乾物摂取量が求められ、一年に必要な粗飼料や濃厚飼料の量や金額が計算されるらしい。 
牛のエサ代は経営費の中でもかなりのウエイトを占めるからである。
「ドネベックの樽」・・・農場になにが一番コストがかかっているのか?
何が一番その農場に不足しているかにまず焦点を当てる事が大切とのこと。
とにかく 牛を死なせない事!(死んだも同然の様な牛は含めない)健康な牛の生存こそ経営安定の一歩だと強調されていた。
牛が死ぬ事に慣れてはいけないとも・・・
最後にポール・ラッシュの「最善を尽くせ、そして、一流であれ」という言葉で締め括られた。
様々なコスト計算はあるけれど 投資は結果が出るまで投資して、ガバッと回収すれば間違いない。途中で諦めるから経営が滞るんだと簡単に言うけれど・・・ムズカシイですよね・・・
それでも 新しいコストに対する着眼点が理解できる貴重な話が聞けて良かった。
最善を尽くし頑張りたい!