2013 9月 05日

「GMS」って何?

先月、しゃちょーが不在の時、
ABS(オールジャパンブリーダーズサービス社・・・種牛の精液を扱う会社)の方が突然訪問され、
「GMS」の件で・・・・と言われ・・・・
私、「?」マークだった。

そもそも、「GMS」なんて言葉は知らないし・・・
ABSとも直接今まで取引というか関係が全く無かったし・・・

しかも、しゃちょーの依頼でと・・・とも言う・・・・

私・・・何も聞いていない・・・・ 困った・・・

 

素直に、「GMS」って何?って聞いてみた。

Genetic Management Syetem (ジェネティック マネージメント システム)というらしい。

乳牛の交配による遺伝改良のこと。

 

実は、たむら牧場、遺伝改良についてはまったくと言って興味が無かった。
乳牛の成績は、遺伝によるものが20%、環境要因が80%だと言われていたから、遺伝改良よりも牛の餌や環境すなわち、カウコンフォートこそが乳牛の成績や幸福度からいっても一番優先でしょ!と常日頃思って来た。

日々 種付けは行われるけれど、毎年、年に1度 その年の種牛候補を授精師さんと2種類ほどを相談して決めて来た。それは 個々の牛の遺伝形質を考えた上での交配選定はなく、牛群としてひとまとめ的なアバウトな選定だった。

今まで、遺伝改良に全く興味がなかったしゃちょーが何故、急に???
ABSの方には後日、改めてと言う事でその日は帰られた。

後で聞いてみると、このGMSは、自分の目指す、改良したい乳牛の体型形質、能力形質などなどあらゆる面で、個々の牛にあった種牛を選定してくれるというもの。それを継続的に改良を進める上で牛群全体が揃い、経済効果があがるということらしい。

現にこのGMSを取り入れている牧場さんの話を聞いて、しゃちょーも是非に取り組みたいと思ったらしい。

 

先日、ABSのGMS評価員さんが見え、牛一頭一頭の交配記録や実際に全頭の牛の体型などくまなくを見て評価して行ってくれた。 このデーターを元に個々の牛の交配プログラムが作られてくるらしいです。

現在 たむら牧場の乳牛の難点は乳房形質のばらつきが目立つ。
とにかく乳頭配置が個体によって様々過ぎる、その上、短かったり、長かったりするために搾乳時に色々な工夫が強いられるのが現状。(搾乳担当の私・・・・なかなか苦労してます 笑)

乳房

しゃちょーはこれを改善してくれようとしてGMSに取り組むことにしたらしい。
2~3年も経つと見事に牛群の乳房の形質が揃い、非常に搾乳効率が上がるそうです。
初期投資は掛かるようですが、私、非常に楽しみです。