2014 9月 24日

帝王切開

もう何年ぶりのことだろう。

先日、分娩が始まった牛の様子がおかしい。ということで早朝、獣医の往診を頼んだ。
子宮捻転だった。
いろいろねじれを直そうと試みたが、直らないし、低カル症状もあって起立も出来ないことから術場に運ぶことも出来ないので、午後、現場で帝王切開をすることになった。

もう10年以上振りの帝王切開のような気がする、全く前回このようなことがいつあったか記憶にないほど。
子宮捻転は希にあるけれど、たいてい親牛を転がしたりして子宮のよじれを直して自然分娩させることがほとんど。
今回はねじれが重症だった様子。

午後、獣医師3名が来て執刀。
テキパキと開腹して仔牛を取り出す。普通サイズのオス仔牛だった。

帝王切開
仔牛を出せるほどお腹を切開するのでかなりの大きさ。
後は子宮と腹部を縫合して終了。
翌日から数日間術後経過をみるための往診がある。

術後の経過はあまり思わしくはない・・・大手術後ですから仕方が無いです。

この牛、今回で5産目。過去に一度もメスを生んだ事がない。
今後の繁殖はもう出来ないかもね。今乳期が最後かも知れないけれど、乳量もまったく見込めなさそうです。
とりあえず元気を取り戻してくれればと願うのみ。

取り出した仔牛は全く自力でミルクを飲めず、カテーテルで強制投与していたけれど2日目死亡してしまう。
多分、仔牛自体にも何らかの問題があって、子宮捻転を誘因してしまったのかもしれない。

分娩時の事故は本当に産後ずっと母子ともに悪影響を及ぼすため、乾乳期の管理は大切。そう思って管理はしているけれど、避けられない事態も時には起こってしまう。悩ましい。。。