2014 9月 25日
あのデントコーン畑は・・・
魔の5月16日の酷い雷雨に打たれたデントコーン畑
このため圃場の表面が堅くなってしまい、6月上旬の頃、発芽率50~60%という最悪の状態だった。(下の画像)
蒔き直すべきか否か・・・迷いに迷った結果 蒔き直しもせずに今日に至った。
同じ状況になった他の農家さんでは蒔き直す手段を選んだひとも多かった。
7月下旬には生育も問題の無い圃場に追いついたように見えていたが、欠株は改善されていなく圃場はスカスカに見えた。
あれから4ヶ月が経過し、いよいよ収穫時期を迎え今月16日、普及センターによる作況調査が入った。
結果は・・・
デントコーン品種 「カーギル」90日
欠株率 31% (地区平均10%前後)
草丈 260cm (地区平均280cm)
子実量 1814g (地区平均1681g)
反収 5628kg(地区平均5515kg)
さらに 蒔き直ししなかったので試験的に追肥だけ施した試験区がある。
その結果
欠株率 31%
草丈 304cm
子実量 2074g
反収 6788kg
という結果になった。
思いも寄らない好結果となり、とりあえず平年作は確保できる感じ♪
発芽不良で欠株が多い分、肥料の争奪が無くなったために十分な肥料が吸収でき1本の茎が太くなり、日当たりも良くなったせいで実入りも良くなったお陰で反収が例年作採れたということになるのだろう。
蒔き直しした圃場について普及センターに聞いてみた。
種だけを蒔き直しした(肥料の追加なし)ので、本数だけは規定上に生えてしまい、肥料の争奪になり生育もひ弱で、子実量も少なく反収も蒔き直した分は見込めていないとのこと。
今回は蒔き直ししなくて正解だったことになる。余分な経費も掛けずに済んだ。
今回の場合のような時は、追肥が良策といえる結果になった。
本当にこの結果が出る間では気を揉まずにはいられなかったけれど、一安心です。
後は収穫時 お天気が良い事を願うばかり。
今日はお天気崩れそうですが、その後はお天気続きそうな感じがするのだけど。。。 これも当てになりませんがね。