2014 10月 27日

念願のフレンチ

24日午前からの売り子の仕事を終え午後3時から8時20分まで自由時間。
東京に住む甥っ子(24歳)を誘って食事をすることにしていた。

旦那方のいとこにフレンチのレストランをしているシェフがいる。道内の調理専門学校を卒業後、青山のレストランで働き始め25歳の時3年フランスに渡り、名だたる名店で修行を重ね、渋谷、銀座などの都内のフレンチレストランで副料理長や料理長をつとめ、数年前、東京荻窪にお店を構え、食の専門誌「料理王国」などの多数雑誌に取り上げられる程の腕を持つ、若きフレンチシェフ「相原 薫」のお店「ヴァリノール」がある。

彼は小さい頃(私が結婚当時小学生だった)毎年、夏休みになると当時住んでいた神奈川県川崎市から我が家に来ては、牛の世話を手伝いながら夏休み中を過ごしていた。だから我が子のようによく知っているし、元気いっぱいとっても無邪気で、「ジュンチャン・ジュンチャ~ン」と私を慕ってくれいた可愛い少年だった。そんな彼が今じゃ一流のフレンチシェフになったかと思うと感無量でならない。

東京に行くなんてまずないこと。一度でいいから彼の料理が食べたいとずっーと願っていた。
今回のよつ葉ミルクフェアーで東京行きが決まり、念願が叶う事に。
でもね、都内を歩くのは初めて同然。と・・・思ったら甥っ子が昨年秋から東京に就職している、さっそく誘ってみるとOK、連れて行ってもらった。

ヴァリノール
無理にOPENを早めてもらい午後5時半。
フレンチレストラン「Valinor」、ドキドキする。
店内に入ると、あの少年の時の笑顔で迎えてくれるシェフがいた。なんだか涙がこぼれそうになってしまう。

ヴァリノール3 ヴァリノール4
秋のテーブルコーディネイト
ウツウメモドキがグラスに入れられ、これがコースメニューのお品書き ステキ

シャンパンの小さな泡に彼の少年時代の表情が次から次へと浮き上がってくるのを覚えながら、甥っ子とグラスを傾けた。甥っ子は東京消防庁に勤務、これまた頼もしい甥っ子なのです。

テーブル席から少し高いガラス越し見える厨房に、シェフの真剣な眼差しが凜々しく眼に映る。
そんな姿を見ながら料理を待つ気持ちは何だろう・・・本当に胸が熱くなる。

ホールスタッフのソムリエも、とても懇切丁寧なステキな紳士だった。

ヴァリノール5
前菜 桜エビのオムレット
泡だった温かなソース。
細かく説明してくれるのですが、もう舞い上がっていて覚えていないの。

シェフは魚料理が得意らしい。なんと4種類もの魚料理を用意してくれていた。
私の大好きな魚「さわら」と 小かぶのソース
ヴァリノール6
実家に住んでいるときはよく食べた魚、オホーツクでは食べる事ができない魚。
カブのソースが良く合う。

ヴァリノール7
鯖とビーツソースとオレンジソース。
薄くスライスした板状になったパリパリのホタテが面白い。

ヴァリノール8
太刀魚とゴボウのソースと奥に見えるのが多分、柿のソースだったと思う
一緒に絡みながら食べると新しい世界が広がる。

ヴァリノール9
金目鯛とアールグレイのソース 魚と紅茶の組み合わせが斬新。

これまでにアルザスのピノ・グリ、 コート・デュ・ローヌのシャルドネと白ワインが進みます。
ソムリエにお任せすると本当に料理にあった美味しいワインがいろいろ楽しめてしまう。

ヴァリノール10
ここからはしっかりした濃厚な力強い赤ワインをチョイスしてくれる。
お肉料理 ジビエ(エゾシカ) ほぼ火が通っていない状態。濃厚、かつスパイシーなソースとカボチャソースのディッシュペイント。アクセントがキャベツの葉の素揚げ。すばらしく綺麗。
臭みが全くなく、うなるほどの柔らかさと美味しさ。

ヴァリノール11
コースにないメニューも特別に
ブルーチーズと生ハムのパニーニのようなチーズ料理。ふんわり温かく柔らかい♪
チーズの香りが際立つ一品。

ヴァリノール12
デザート イチゴソースのフロマージュとイチジクとグレープ添え。
カモミールのハーブティー

画像の左の粉状のもの、ミントフレーバーのオリーブオイルだそう。口に入れるとすーっと溶けて液体に変わるの。そしてさわやかさが口いっぱいに広がる驚きのデザート。

まだこのほかにも時間が許す限り、料理を出してくれた。
フレンチ料理は敷居が高くて、食する事なんてほぼ無いけれど、食材やソースの組み合わせや意外性を十二分に堪能出来き、驚きもありと、美味しく美しい料理の数々だった。

なにより シェフの料理に対する想像力はすばらしいと思う。

ヴァリノール2
これからも ずーっと 陰ながら応援していきたい。 ありがとうね、相原シェフ。

お店を出た私たちは、まるでシンデレラの魔法が12時の鐘の音で説けてしまうかのように、次のよつ葉の懇親会の時間に間に合うように地下鉄駅までひたすら走って飛び乗った。
全く 品もあったもんじゃないです。笑

ぎりぎり間に合い ホッと首を落とした、美味しいワインや食事の余韻もどっかに吹っ飛んでしまったかのよう。

でもね、後から料理の写真を改めてみると・・・余韻がまた蘇ってくる。
至福のディナーだった。