2014 12月 25日

プロフェッショナルな外国研修生

今度の研修生はイスラエルから。

イスラエル・・・という国名は「蜜と乳が流れる国」という意味があるそうで、国策として酪農をバックアップする体制が整っている。よって、乳牛一頭あたりの牛乳生産量は世界一。
11,000kg以上もあるそう。我が家の牛群成績よりはるかに良い。我が家はイスラエルで酪農をしたら平均レベル以下ということになる。悲しい。

しかしながら荒れ地が多く水資源が乏しく、夏は暑く長いなどの悪条件のイスラエル。
どうしてそんな条件の中で、世界一レベルの産乳量が確保できるのか・・・

それは、多くの酪農家が暑熱対策が施された同じ仕様の牛舎で同じ管理し、各酪農組織がそのデーターを共有することで、コンサルの単純化と酪農レベルの同一化を図っているらしい。つなぎ飼いの酪農家は一件もないとのこと。
また、ほとんどの酪農家が飼料作物の収穫やエサ作りをしなくて良いシステムになっていることから、個体管理やカウコンフォートに時間や手間を掛けられるため繁殖成績が良くなり、疾病が少なくなることが要因になっている。

日本のように おのおのが個性豊かに酪農をしているのとは大違いの現状がある。

 

そんな酪農大国イスラエルから飼養管理のプロフェッショナルな研修生が来た。
「SCR」イスラエル君。発情検知・健康のモニタリングがお仕事。

我が家の発情発見を仕事としていたスタッフがやめてしまい、またまたしゃちょー危機感を感じたらしい。業者さんにちょっと呟いたら・・・早速 20頭分だけのデモンストレーション機を2ヶ月利用出来るようにしてくれた。
SCR SCR 2

牛の首にタグを付ける。左耳の後ろに付いているが牛の行動(歩く・走る・採食など)を区別して動きの強度を測定するほかに、内蔵マイクが付いていて反芻の咀嚼リズムや食塊の通過音で反芻時間も測定。
反芻時間から健康状態の変化を早期に発見出来るそうです。

このデーターが20分置きに牛舎内に設置してある受信機にデーター送信されるシステムになっている。

SCR 3

SCR 4
事務所のモニターには上記の画像のように、現在発情牛が1頭存在するというように表示される。この牛をモニターで検索して確認するというわけ。
低活動牛・・・という項目もあって、採食出来ていなかったり、あるいはエサの品質に問題ありの可能性があるという事になるそうだ。

なるほどね~ 現在、設置から2週間はデーターの取得時期だそうで、表示されている情報はまだ正確なものじゃないらしく、本稼働は来年年明け頃になりそう。

肉眼発見以外の発情の牛が発見できて、授精タイミングも知る事が出来る・・・・期待が持てます。

 

発情が分からなくて、ホルモン注射など投薬なども減り、分娩間隔400日以下になれば 嬉しです!

イスラエル君 2ヶ月間で成果を見せて欲しいものです。
しっかし・・・こんなもので分かるなんて・・・たいした世の中になったものです。