NYのため息

ちょっとした勘違いというか無知さから手にしたジャズのレコード。
「なんだかよく分からない」けど何回か聴けば
「なにか分かるかも知れない」。
ジャズに詳しそうな先輩にいろいろ聞いてみると、嬉しそうにいろいろ教えてくれて宝物のような自分のレコードを気前よく貸してくれた。それを片っ端からカセットに録音してまた何回も聴く。 聴いているうちに不思議なリズムにハマっていくわけです。

しばらくは、サックスが入っているものとかピアノトリオとかばかりで「歌物」は無かった。勿論歌詞が英語で分からないと言う理由の1つでもあった。

ある日、今は廃刊になってしまったジャズ専門誌「Swing Journal」を立ち読みしていると「名盤特集」と言う記事の中にこのレコードを発見。
「ニューヨークのため息 ヘレン・メリル」

なんじゃそりゃ? ため息??

 

例えば日本なら 青江三奈 好きでした。小学校の頃ですがなにか・・・?
森進一も好きでした。この2人は声が似てるから兄妹だと信じてた。小学校の頃。
ツンと抜ける三橋美智也の声も好きでした。この人の声を聴いたせいで、小学校の卒業文集の将来の夢欄に「歌手」と書いたのです。
中学校時代は八神純子にヤラレてました。この人の声はどこまで上がっていくんだろう?と楽しみにベストテン観てた。

そして高一の終わり頃ヘレン・メリルの声に出会ったのです。 いざ聴いても「ニューヨークのため息」ってなんだか分からなかったけど、すごーい声に出会った気がした訳です。

ちょっと肌寒い明るくなりかけた朝、
7階の部屋から見下ろす霧にかすむニューヨークの街並み

・・・みたいな感じがしたのです。行った事ないけど(笑)

何度も聞いていると、イントロはバリトンサックス(当時自分が吹いていた)のソロで始まっていたり、間奏には、若くして交通事故で他界したクリフォード・ブラウンのトランペットが入っていたりして、すごい名演だと気づくのです。

第2次大戦中、出兵していく恋人を思った歌だといわれています。
「帰ってくれたらうれしいわ」と言う邦題がついてますが、若干違うんじゃないか?と言われています。 その正しそうな訳詞を

 

[あなたのもとに帰れたら・・・]

 

家に帰ればあなたがいる
そよ風が歌う子守唄を聞きながら
暖炉のそばであなたと過ごせたら
なんて素敵なことでしょう
あなたは私の全てなの

星空の下 冬の寒さに震えても
八月の燃えるような月の下でも
あなたのいる家にもどり
愛せるならば
そこは私の天国になるの

ではでは、名演をこちらから
ニューヨークのため息 ご堪能下さい↓
http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=you%26%2339%3Bd+be+so+nice&tid=8a1911945dcf862281a4a6e5965b2a31&ei=UTF-8&rkf=2